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大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

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割引(安売りはしまへん)

北海道の診療所で健康保険の一部負担金を徴収しない、と言う不正が発覚しました。

保険診療の際にはかかった費用の二割とか三割を支払わなければならないのですが、この診療所では一部負担金の徴収をしていなかった、と言うものです。

「一部負担金をサービスしたらアカンの?」と驚かれることも多いのですがこれは「割引診療」といって立派な(?)不正です。一般の医院でもそんなことをやってでも患者さんを集めたくなるくらい経営がしんどいところが出てきているのでしょう。

さて、当院です。ご承知の通り私のところでは健康保険を使わない自由診療(正しくは施術なのですが自由施術、と言う言い方は使いにくいです)なので、料金設定はそれこそ自由です。

一般にクラニオセイクラルのセッション料金は一時間三十分から二時間で一万数千円、と言ったところでしょうか。

たまにリラクゼーションで受診されるのならそれもいいでしょう。でも、何らかの症状があって通院の必要があるときに相場の通りでは金銭的にも大変ですし時間的にも負担が大きすぎます。

そこで当院では他のテクニックを混ぜることによって施術時間を少し短縮できないものか、と言うことを考えてみました。そして、このことにより継続通院が可能な施術時間と料金体系を設定することができました。

技術の安売りや値引きをするつもりは全くありません。ただ、一人でも多くの方がクラニオセイクラルによって苦痛から解放されてほしい。そのための努力は惜しみません。

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インチキ?

新聞によりますと市販のゲルマニウムブレスレットのかなりの割合に実際にはゲルマニウムが含まれていなかったことが判明しました。それと同時に「生体電子を整える」などと言う宣伝文句にも科学的な裏付けはなかった、と報道されています。

新聞記事では「だからゲルマニウムブレスレットはインチキだ」と言う論調のように思います。ただし、実際にゲルマニウムを含まない製品がある、と言うこととブレスレットの効果がないということの間には直接の関係はありません。

もちろんゲルマニウムを含有していない商品であれば効果もへったくれもありませんがまったく効果のないものであればそこまで売れるか?と私などは思ってしまいます。

効果がない、とされた根拠を見てみると科学技術情報のデータベースに有効性を示す文献がなかったことが挙げられています。簡単に言ってしまえば有効性を証明できる論文がないからインチキだと言うことです。

さて、クラニオセイクラルです。頭蓋骨は成人するまではいくつかの骨に分かれているけれど、ある年齢以上になるとそれぞれの骨同士の可動性はなくなるというのが一般の医学でのジョーシキです。

最近はこのジョーシキも見直されてきているそうなのですがそれでも「頭蓋骨を矯正する」というと「へぇ?」と言う顔をする医療関係者は多いです。

クラニオセイクラルの実際の作用機序(なぜクラニオが効くのか、と言う理屈)はひょっとしたら頭蓋骨の矯正とは別のところにあるのかも知れません。

ではクラニオはインチキか?

私にはどうでもいいことです。仮にクラニオの有効性が科学的に否定されたとしてもいろんな症状でお困りの方たちが回復されている事実は否定のしようがないからです。患者さん一人一人の人生はデータの一つではありません。それ自体が独立した、かけがえのないものです。

そうして当院においでになるクライアントは一般的な医学では(これこそが科学でしょう)思うような効果が得られなかった方たちです。 にほんブログ村 健康ブログへ
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クライアントは検査がお好き?

奈良の病院で(整骨院ではありませんよ)診療報酬の不正受給が報道されました。

その手口は実際には行っていない検査を行ったことにして診療報酬を請求するというものです。

なぜか?「検査はもうかる」からなのでしょう。そしてそのうらには検査大好きになるように洗脳されたクライアントの存在があります。

昔、普通の外傷を診ていた頃もよく言われました。「病院で検査してもらった方がいいですか?」

ご承知の通り整骨院ではレントゲンその他の検査ができません。(エコーを使って骨折や腱損傷を描出できる装置を設置しているところはあります)患者さんはそれが不安で仕方がないのでしょう。実際には患者さんの症状が通常と違う経過をとればすぐに医師の診察を受けるようにお勧めしますし骨折や脱臼などの場合は医師が診察した後で整骨院での治療を同意しなければならない決まりになっています。

私の父親は獣医師なのですが(七十五歳で現役です)あちらの業界でも検査がおおはやり、なのだそうです。

たとえばドアで足を挟まれた飼い犬が連れてこられたとします。足が折れているかどうか当然動物用のレントゲンで検査します。そのうえで必要な処置をする、あたりまえのことです。

ところが最近の動物病院ではそういうクライアントでもたとえば血液検査を行ったりするところがあります。飼い主の方も「そんな検査がなんで必要やねん」と怒ることなく、それどころか「丁寧に診察してくれた」と喜ぶのだそうで、父いわく「カモにされてるのが判らんのやろうか。」

幸い?私のところにいらしてくださるクライアントはあちらこちらで検査を受けて「どうもありません」「よくわからない」と言われた方がほとんどです。ですから手技療法の禁忌疾患であるかどうかにあまり頭を悩まさずに済みます。

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お父さん塾で疲れた肩もんで

新聞の「サラリーマン川柳」にこんな句が載っていました。塾帰りの小・中学生が栄養ドリンクを飲んだり鍼灸マッサージに通ったりするのが話題になったのはもっとずっと以前のことです。

何時間も勉強してるんやから仕方ないやないの、といわれますが本当にそうか?

私は二十数年前、受験産業にいたのですが肩こりの生徒なんて見たことがありませんでした。そもそも子供用のドリンク剤、と言うのは女性用に発売されたものだという話を聞いたことがあります。「女性がドリンク剤飲んで何をがんばるねん」と言う目で見られるので買いにくいから「子供用」と言うことで発売されたのだそうです。

さて、それでは近年の受験生の肩がこるのはなぜか?

目の酷使、だと思います。

今の受験生の方が長いこと勉強しているという意味ではありません。昔の受験生と現在の彼らの決定的な違いは「目を一時も休ませていない」ことに尽きます。ファミコンが発売されて家庭のテレビでもゲームができるようになりました。その後各種の家庭用ゲーム機が発売されて青少年が熱中するようになりました。

そして携帯電話です。

ご承知の通り若者たちがコミュニケーションをとるのはメールです。本当にのべつ幕なし、と言う感じで彼らはメールのやり取りをしています。これにはルールがあるそうでメールを受け取ったものはすぐに返事を出さなければならない由です。

教えている学生でも同じことで授業中に携帯電話で会話するお利口さんはいませんがメールにはすぐに返事を打っています。それはマナー違反と言うよりは強迫観念に取りつかれているかのように見えます。

つまり彼らは勉学で目を酷使しているうえに勉強の合間にも目を使い続けています。それは肩もこりますよ。
それよりも私が心配なのはそこから始まる体のバランスの崩壊です。

携帯電話が一種の愚民教育のためのツールであるというのは私の持論なのですがひょっとしたらこの動きはもっと以前からひそかに進行していたのかも知れません。 にほんブログ村

虐待と柔道整復師試験

虐待を受けている子供は虫歯の数が多い、と言うニュースがヤフーに載ってました。暴力ももちろんそうですが子供を放置するのが最近の虐待の傾向だそうですからそういうこともあるでしょう。

さて、柔道整復師の国家試験では「柔道整復理論」と言う科目があります。もともと「ほねつぎ」ですから骨折や脱臼に関する問題が多いのですが、こんなのがあります。

「肋骨骨折が小児に発生した場合、虐待を疑う」   答えはマルです。

肋骨は小児では弾力があって普通骨折しにくいので、発生した場合は普通ではない事態が考えられます。当然虐待も考慮に入れなければならないでしょう。

「小児の多発骨折(二本以上の骨が同時に骨折する)は虐待を疑う」  これもマルです。

子供の骨は弾力があって折れにくい、ということのほかに右手と左足と言った具合に同時には発生しにくい骨折があるのも、虐待を疑わせる所見となります。そのほかにレントゲン写真の所見で新旧の骨折が混在している例(これは私たちには判断できかねますが)と言うのも虐待による骨折の特徴です。

つい最近、うちの近所で虐待による痛ましい事件がありました。被虐待児症候群なんてことをを学生に教えながら、なんか無力感にとらわれます。
 

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プロフィール
HN:
かなや やすひろ
HP:
性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
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