索引より目次(調べものの極意)
問題集なんかをやっていてわからないところが出てきました。教科書や参考書で調べるときに索引と目次、どちらで必要なページにたどりつくのか?という話です。
そんなのどっちでも一緒じゃん、と思う人はたぶん索引で調べています。辞書の例をあげるまでもなく、調べものをする方法としてはそちらのほうが一般的だから、ふつうは索引を見て自分が必要とする項目を探します。
ただ、もし苦手の科目を勉強している時なら、目次を見て調べることをお勧めします。
たとえば(例が柔道整復理論しか出てこないのが一般の読者には申し訳ないですが)フォルクマン拘縮について調べる際、「たしか上腕骨顆上骨折の合併症だったナ」ということを思い出して目次の「上腕骨顆上骨折」の合併症が載っているページをめくります。
もしそこに、自分の必要とする情報が載っていなければ今度は総論の「骨折の合併症」の項目を目次で探します。
なんでそんな七面倒なことをするのかと言えば、そのほうが知識の定着がいいからです。
整理整頓していると本でも資料でも必要なものがすぐに出てきますよね。あれと同じことです。今調べたフォルクマン拘縮が柔道整復学の教科書のどのへんに位置するのか、ということを脳が認識すると次に同じ知識が必要になった時にアタマの中から取り出しやすいのです。つまり、勉強したことが試験に出たときに効率よくこたえることができるわけです。
ついでに余得もあります。フォルクマン拘縮がわからない、というときはその付近の項目もわかっていないことが多いです。その時に必要な項目を探して「そのあたり」に目を通していると一緒に覚えることができます。
実は無意識のうちに脳が「ここも必要だからついでに覚えとこう」と思うらしいです。前の日に勉強していて偶然目にとまったところがたまたま試験に出た、という経験をした人は多いと思いますがこれは偶然でも何でもなくて脳のこのメカニズムによるものです。
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