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大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

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エコは誰に優しい?

世の中どこでもエコばやりです。エコ、とつけば何でも善でそうでないものは下手をすると「地球の敵」扱いされかねない今日この頃です。

世界が同一の目標に向かってまい進する、と言えば聞こえはいいですが価値観の統一は一歩間違えば全体主義と変わるところはありません。

暴論を承知で言えばエコは新しい経済活動です。(戦争に代わる、という語を入れるともっとわかりやすいかもしれません)

「地球にやさしい」という言葉がつけば何でも売れます。自動車でも国策でハイブリッドカーを値引きするという代わりにエコカー減税という言葉を使ったほうがありがたみがあります。

一度大義名分が立ってしまえば反対意見は出しにくいのが世の常です。現在のエコ至上主義に異を唱えることには少し根性が要ります。

たとえば間伐材の有効利用といわれていた割り箸は姿を消しつつあります。外食でも割り箸を使わないところが増えています。

なぜ?エコだから。無条件に「善」とされてしまうと議論はそこで終わりです。それでもひねくれた私は外食産業が割り箸を使わなくなったことによりコストがどんなふうに変化したのかを見てみたい気がしています。

もし、わざわざ損をしてまで「エコ」に殉じなければならないのであれば、そういう世の中も嫌ですけれどね。

さて、エコは商業活動の新たなムーブメントにすぎません。であればこそ、アル・ゴアがガンガンに電気を使った生活をしていることと彼の主張する「不都合な真実」には矛盾がないわけです。

ダイエットも健康法も同じ。あらゆる健康法は程度の差こそあれすべて有効でしょう。ただし、絶対に有効なものはこれからも現れることはないでしょう。新しい健康法は大概の場合、新しい商品にすぎません。はやりの健康法に振り回されて大事な健康を損なうことのありませんように。
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国立病院ダイエット(情報にはいつも誰かがバイアスをかける)

ご記憶の方も多いダイエット法でしょう。茹で卵(と、グレープフルーツ)を主食にするというアレです。

北欧かどこかの国立病院で心臓病患者のために開発されたダイエット法として、一時もてはやされました。南海ホークスの門田選手が(というくらいの昔の話です)何十キロだか減量に成功した、という話もありました。

ところが、実は国立病院云々、というのは真っ赤な嘘でダイエットそのものにも医学的な根拠はない、という話が出始めたのをきっかけにこの「国立病院ダイエット」は他のダイエット法と同様に表舞台から姿を消しました。

この辺の経緯については肯定派、否定派それぞれの理屈がいまだにネット上には残っています。

さて、今朝の新聞を読んでみるとかの「鉄の女」、イギリスのサッチャー元首相がこのダイエット法を実践していたという記事が載っていました。ということは少なくとも(国立病院でかどうかは知りませんが)ヨーロッパでは茹で卵でダイエットしていた人が相当数いた可能性があります。

サッチャーさんがご自身で考案されあのであれば「鉄の女ダイエット」という名称となったでしょうからこれは間違いないと思います。国立病院でこれが実際に行われていたかどうかは知る由もありませんが全くの根も葉もないでたらめのダイエット法ではないようです。

これが前記のような形で廃れたのには誰かの思惑(欧州の病院ではそんなことしてないぞ、と言った人の)が多分に働いていることと思います。結局のところ健康情報というのは誰かの意図を反映した形でしか伝わることがない、ということなのでしょう。

ちなみに私もこれを2日だけ続けて3キロやせたことがあります。ただ、食いしん坊の私にはこれは向かないようで少しメンタルの部分で変調をきたしましたのですぐにやめちまいましたが。

ケータイ命で脳みそスカスカ

長男の携帯電話が壊れたもので量販店へ出かけてきました。

ウチでは通話ができる間は携帯電話を買い替えるようなことはしませんので、数年ぶりの機種変更です。

変更時にかかる費用がすんごく高価になっていてびっくりしました。販売のシステムが変わった、ということなのでしょうが前回変更したときとは比べ物にならない出費です。

にもかかわらず量販店の携帯コーナーはとても混んでいました。ホントここだけは不景気もどこ吹く風、というところです。

ちょうどかつてイギリスが清国にアヘンを広めたようなものでしょう。はじめのうちは無料で(携帯電話も初めは無料でした)アヘンをばらまいておき、皆が中毒してアヘンなしでは生きられなくなったところを見計らって法外な値段で売り付ける。

実際、携帯電話の嫌いな私でもケータイを持たないわけにはいかなくなってしまった今日この頃です。携帯電話を見続けることによる健康への害については何回も書きました。

「目が悪くなる」と言ったことではなく仙骨の角度をゆがめ、アタマの中身をスカスカにします。おそらく愚民政策のためのツールであると同時に中毒した人々から不景気になってもお金を吸い取ることのできる、支配者にとってはこたえられん商品なのでしょうね。

うんと遠い未来に21世紀の様子を映画やドラマにしようとすれば(時代劇で江戸時代を再現するように)登場人物みんながケータイを持ってうっすらと口をあている、寒々とした光景となるのでしょうか。

「認定柔道整復師」はいらない

「柔道整復診療と療養費の問題協議会」というミーティングが行われています。業界団体の一つが主催しているのですが民主党の国会議員なども出席していたりで、業界内でも注目を集めています。

現在までに二回、ミーティングが持たれているのですがそこで注目されているのが「認定柔道整復師」というものを設けてはどうかという論議です。

簡単に言ってしまえば健康保険を取り扱える柔道整復師とそうでない柔道整復師にランク分けを行おう、ということのようです。

同様のことは柔道整復師に批判的なK大学の整形外科教授のH西先生もおっしゃっていました。先生は「日本柔道整復接骨医学会」の認定柔道整復師のみが健康保険の取り扱いができるようにするべきだ、ということを主張しておられたのですが今回の論議は新たに資格制度を設けようということのようです。

現在際限なく増え続ける柔道整復師と、それに伴う業界のレベルの低下。もっと露骨に言ってしまえば健康保険を使った目に余る不正をどうにかしなければ、という建前がこの議論のベースになっているようです。

業界の現状については私も十分に承知していますし一部の同業者の目に余る行為を情けない思いで見ています。でも、柔道整復師のランク分けについてはこんな風に考えています。

嫌なこった。

私は柔道整復師の数が今ほど多くなかった時代も知っています。確かにその頃は整骨院の数も少なかったしそのぶん患者数も多かった。もっとはっきり言ってしまえば実入りが良かったわけです。

ただし、保険の取り扱いについて一部の人間が(具体的にいえば地方の柔道整復師会の一部役員)ヘゲモニーを握っていて一般の会員は彼らのご機嫌をうかがいながら業務を行っていました。

当時の腹立たしい思いは今でもいくらでも思い出すことができます。

現在では地方社団の役員も幹部も(少なくとも私の所属する会では)ずいぶん低姿勢にはなりましたがこれは柔道整復師が社団法人に入会しなくても健康保険の取り扱いができるようになって社団に入会する人が激減したからにほかなりません。

もし、新たな「認定柔道整復師」制度が始まれば、認定をだれが行うとしても保険取り扱いを巡って柔道整復師の間に再び力関係の強弱ができることになるでしょう。

業界の幹部でなかったならば歯牙にもかけないような「おりこうさん」に威張り散らされるくらいなら苦しいながらも工夫を凝らしてやりくりしている現状のほうがはるかにいいです。(私は保険を使っていないからそんなことがいえるのかもしれませんが)

仮に保険の取り扱いをしなくても必要とされる柔道整復師は生き残っていきます。威張りんぼはもう結構。

ドウジ(広島弁‘怪’説講座)

手技療法やその他の物理療法では施術後に体がだるくなったり、患部以外外に痛みが出たり(以前けがをしたところであることも多い)といった何らかのネガティブな反応が出ることがあります。

施術の翌日に出ることもあればしばらく症状が軽快した後に出ることもあり、全く出現しないこともあります。

「好転反応」とか「反動」とか呼ばれることが多いですが漢方では「瞑眩」(めんげん、と読みます)と言います。
マッサージやあん摩の施術を受けた後の「揉み返し」と同様のものと説明されることもありますが、揉み返しのほうはむしろオーバードーゼ(刺激量過多)によるものでしょう。

瞑眩、あるいは好転反応の場合は軽い刺激でも(たとえばクラニオセイクラルのような手技でも)発生します。崩れた体のバランスが元に戻るための過程ですよ、という説明をクライアントにはするようにしています。
体の奥底のひずみが解消されていくプロセスなんです、と説明することもあります。

さて、この瞑眩、あるいは好転反応を広島では「ドウジ」と呼びます。広島市のふじわら医院さまに出かけるとこの単語をよく聞きます。藤原先生からこの単語を最初に聞いた時は(ドーゼ=刺激のような)外来語かな?と思ったりしました。

話の流れから瞑眩を指しているのはわかったので特に尋ねはしなかったのですが方言らしい、と気づいたのはヒロシマのクライアントもみんなこの単語を使っているからでした。

「前回治療してもらってからしばらくだるくてたまらんかった。ドウジが出たんじゃろうか。」というふうに。

そうしてつい昨日のことです、ドウジは「動じ」ではないかと気づきました。体をゆがませる原因となったエネルギーが体のどこかに滞留している。(クラニオセイクラルではこれをエネルギー・シストと言います)それが治療によって「動じ」心身は快方に向かう。

今度広島に行ったら「ドウジ」ってどんな漢字をあてるんですか?と尋ねてくることにします。「何をいまさら」という顔をされるのでしょうか。でも「童子」とかだったらどうしよう。

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プロフィール
HN:
かなや やすひろ
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性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
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