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大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

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GreeeN解散?

メンバーが全員歯科医師のGreeeNが解散するとかしないとか、いろいろ言っています。私はイマドキの歌は全然知りませんが「キセキ」という歌はさすがに知っています。

そのくらい売れているバンドが売れている絶頂期に解散して歯科医師に戻るというのはある意味すごいことだと思います。だって、間違いなくバンドやってるほうが歯科医師よりも儲かるから。

反対に歯科医師が「売れるかどうかわからないけどどうしてもバンドやりたい」と思って歯科医師の世界を飛び出すのなら話はわかります。けど、その反対ですもんねえ。

それだけ歯科医師の仕事にミッションを感じておられるのならそれはそれで立派な歯科医師になられるのでしょうけど。

バンドのほうがひょっとすると「堅い」仕事になっているというよくわからん話です。

今度は我々の業界の話です。「治す」ということにミッションを感じている柔道整復師は現在の保険治療の形態から離れていかざるを得ないのではないか、と最近思っています。

街の至る所に整骨院ができているご時世ですのでクライアントの意識も変わってきています。

「おたくは何分マッサージしてくれるの?」といったことを聞かれて落ち込むことがおおい、と同業から聞くことがあります。まあ、「ワンコインで30分しっかり揉みます」なんてことを当の整骨院が言っているのだからどうしようもありませんや。

先日、関西医療学園(私の母校)の兵庫県校友会に呼んでもらって話をしてきたのですが、その際にも似たような話が出ていました。

あくまでも保険治療にこだわるのか、自分のミッションに従うのか、腹を決める時が来ています。

私は長年の夢であったシンガーソングライターを目指すことにします。(ウソ)

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「巻くだけダイエットはゴムバンド療法のパクリ2」(手技療法のオリジナリティについて)

前回の続きです。

たとえば私が「クラニオセイクラルは私のオリジナルです」と言えば少なくとも手技療法のプロの間では笑いものになるでしょう。それでは私はセミナーで習った通りのクラニオの手技を行っているのかと言えばそうではありません。

もっと効率よく、もっと効果的になるように他の手技療法からテクニックを加えてアレンジしているところもあります。あるいは不得手な手技は同様の効果の出せる手技に差し替えていることもあります。

これはプロならば当たり前のことです。私たちにとって手技療法は商売道具です。自分の使い勝手の良いように手を加えるのも仕事のうちです。

パソコンに必要なソフトを入れたり鞄の中身を使いやすいように整理するのと本質的には違いません。

スポーツでも芸事でも長いことやっているとだんだん自分流にアレンジしていくのと似てるのかもしれません。ただし、です。これは使い勝手の良いようにアレンジしているだけで、決して「オリジナル」なものではありません。

それがどういうわけか、既存のものに少し手を加えただけで「オリジナル」と称して開祖になってしまう人が多いです。もちろんそれが世間に受ければひと儲けできますし場合によっては有名にもなれます。どうせ世間の素人にはわかりっこない、そんな料簡なのでしょうか。

一般の医学では、ある治療法が認められるためには一定数の症例を集め学術雑誌に発表(それも欧文で)しなければなりません。医学会の批判に耐えられるレベルの論文を書くことがが今の治療師にできるかと言えばしんどいでしょう。

あちらこちらの外国の博士号をお持ちのえらぁい先生方はたくさんおられますが寡聞にしてそのような論文が発表されたことを聴きません。単に私が外国語に疎いもので知らないだけの話かもしれませんが。

独自の治療法とか驚異の新理論、なんてものはそうは簡単にできはしません。巻くだけダイエットも今年中にはどっかへ行くでしょう。

「巻くだけダイエット」はゴムバンド療法のパクリ

「金スマ」というテレビ番組を見ていたら「巻くだけダイエット」というのをやっていて考案者の治療家が(女性、肩書はカイロプラクター)出演者のタレントさんにゴム製のバンドをまいてあれこれ運動させていました。

見ていて笑ったのですが大まかのところ東京に本部のある「自然良能会」というところの「骨盤調整法」と同じ手技でした。違うところと言えばゴムバンドの色がピンク色であることくらい。(本家のほうはアメゴム)

たとえばソケイ部から股関節にかけて巻くやりかたに「コマネチ巻き」という名前が付いていましたがあれなんかも良能会そのまま。だってコマネチっていつの時代の人よ、て言う話でしょう?ビートたけしだって使わないようなセンスの名称が付いている、ということだけでも昔からあった手法であることがわかるというものです。

あ、もちろん良能会の手技でないのもあります。О脚の矯正法として紹介されていたのは大川泰という先生がセミナーやビデオで紹介されているもの。

骨盤調整法は数年間創始者の高弟の先生に教わりましたし、大川先生のセミナーも実際に受講したのでこれは間違いありません。

べつに私はこの「巻くだけダイエット」を糾弾しようとしてこの文章を書いているわけではないのですよ。そうではなしに手技療法のオリジナリティについて興味深いな、と思っているだけです。

このあたりについては次回。

免許の更新はないけれど

免許証、と言ってもまずは運転免許の話です。実際に運転することはないのですがハタチのころに免許を取ってからずっと更新を続けています。

更新の手続きも、優良ドライバーなもんで(笑)簡単に済みます。

さて、それでは柔道整復師の免許(証)は更新の必要があるか?といえばありません。私の場合、平成の初めに免許を取ってからまったくそのままです。

当時は免許権者が都道府県知事だったもので私の免許証にはその頃の大阪府知事「岸 昌」さんの名前が入っています。これを「きし さかえ」と読める大阪府民も少なくなりました。「横山ノック」ならいまだにキョーレツな印象があるのですが。

もっとも私が免許を取得してすぐに柔道整復師法が改正になりました。それまで二年制だった養成学校がカリキュラムをぐっと増やして三年制になったのです。新旧の柔道整復師の知識のギャップを埋めるために厚生省(当時)が指定講習会、というのを行い私もこれに参加しました。

今正確なところはわからないのですが一年か半年か、毎週日曜日に一日がかりの講習を受けてきました。

さて、免許更新の話でした。医学というのは日進月歩で常に変わり続けています。柔道整復師といえどもこれに無関心ではいられません。

さらには新しい技術、知見も取り入れなければなりません。そのためには学会に出かけ、講習会に参加し、専門書を読まなければなりません。

免許の更新という制度はありませんがこういう努力(というか、普通に業務の一端なのですが)をしていないと時代に取り残されることとなります。

ところが、です。昨今の柔道整復関係の学会の参加人数、というのはずいぶんとさびしいことになっているようです。学会が近づくと「参加するように」という要請が所属団体からファクシミリで送られてきたりします。養成学校も増加して、学生さんにしてもよい機会だと思うのですが開会式に続く講演を聴き終わると(そこで点呼をとったりするのでしょうか)そそくさと会場を後にする姿を目にします。

全くもったいないことです。たとえば日本でカイロプラクティックやオステオパシーに従事する人たちには学会がありません。学会、と名前の付いた集まりはありますがこじんまりしたものです。なぜか、といえば同じカイロヤオステを標榜していても所属している団体によって知識(主に基礎医学の)や技能に開きがありすぎて、認識を共有できないからです。

一度そういう方たちの集まりに出かけたことがあるのですが、疲れました。得るものがなかったかと言えばそうでもないのですが出席者に基礎的な知識がないために議論が頓珍漢な方向へ進んでしまうのです。「ここはオレのいる場所ではないな」、正直そう思いました。

そう考えれば柔道整復師柔道整復師は恵まれています。学会だって講習会だっていくらでも開催されているし、その気になれば自分の所属している団体以外の学会にも出かけることができます。

この状況がいつまでも続くと思って居てはいけないわけで、代替医療関係の出版社が事業から撤退したように学会だって今後どうなるかはわかりません。

免許の更新はないけれども頭の中身は更新しておかないと、ギョーカイぜんぶがおいてきぼりになるゾ。

石を投げればⅡ(呼び込みはみっともない)

先週の土曜日に歩いた此花の商店街を、今度は木曜日の朝に歩きました。

平日の朝はさらに賑やかで高齢者がたくさんあるいておられました。

さて、やっぱり気になるのは商店街にたくさんあった整骨院の繁盛ぶりです。確認できた五軒のうち二軒は表からは確認不能でした。ちょっと前までは表をガラス張りにして来院者が多いことを誇示する院が多かったものでしたが。

一軒はお休み。一軒はぼちぼちの入りでしたが注目すべきは一軒の整骨院。なんと表で白衣を着た若者がチラシを配りながら客引き(?)を行っていたのです。

イヤ、それはアカンやろう。呼び込みが一般の広報活動と決定的に違うのは「必要な人に認知してもらう」ための行為ではないことです。道行く人に「施術を受けませんか」と勧誘することはリラクゼーションやら風俗(!)では許されることであっても健康保険を使った施術でやることではないでしょう。

柔道整復師が投稿する掲示板で読んだのですが、大阪の他の町でも呼び込みをやっているところはあるようで、ワンコインで30分、しっかり揉みます、みたいなことを言っているところがあるのだそうです。

呼び込みをさせられているのはたぶん養成学校の学生なわけで「整骨院とはこういうところだ」とか「攻めの経営をやらないと生き残っていけない」とか誤った考えをすりこまれるのが恐ろしいです。
保険を取り扱う責任を感じることのできない人間は業界にはいてほしくないですね。

あ、でもこんなことやってたら柔道整復師の保険取り扱いはなくなってしまうのだからべつにかまわないのかな。
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プロフィール
HN:
かなや やすひろ
HP:
性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
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