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十何年か前にファミコンで「MOTHER」というゲームがありました。いわゆるロールプレイイングゲームのはしりだったのですが、主人公のパワーが落ちてくると「ヒーラー」がこれを回復させてくれるのです。「ヒーラー?何それ?」と思っていました。
何年か経ってオカルトや精神世界がブームになって「ヒーラー」や「ヒーリング」という言葉は一般的にはなったのですがどこか怪しい雰囲気は未だ残っています。とくにオカルトからカルトに変貌した団体が大きな事件を起こしてからはかたくなに精神世界を拒む人もいます。
私は「こころ」と「からだ」は表裏一体であることを臨床を通じて認識するようになりました。「腰痛は怒りである」という本について書いたことがありますが体の不調の裏には心の不調があります。反対に体のゆがみ(病的傾斜という言い方がもっと適当なのですが)を整えることで心の不調にもアプローチすることができます。
わたしは勿論、柔道整復師ですからカウンセリングの真似ごとをするつもりはありません。むしろ、基礎的な学問のないセラピストがそういう行為をすることに批判的です。私にできることはクライアントに手技療法を行うことだけです。ただ、それだけです。もちろん手技の一つ一つは解剖生理学的に説明可能ですし、宗教などとも一切の関係はありません。
敵にやられてボロボロになったゲームの主人公がヒーラーによって気力、体力を復活させるように私のセッションがクライアントの明日への活力になってくれることを願いながらクラニオセイクラルの手技を行っています。