ヒーリングorセラピー?
シャクティ・パットという言葉をご存知でしょうか?ご存知の方はおそらくあまり良い印象をお持ちではないでしょう。ニュースで話題になった怪しい集団が信者に対して行う怪しい儀式、といったイメージでとらえられているでしょう。かくいう私もなんとなくそんな感じにしか思っていませんでした。ところがある時、このシャクティ・パットの詳細を本で読んでちょっと印象が変わりました。クラニオセイクラルと原理的ににかさなるところがあるのです。この儀式そのものはヨガの行法の一つで怪しくもなんともないものなのだそうです。どんな事をするかというと、あおむけに横たわった人の頭側に儀式を行う人は座ります。そして寝ている人の眉間を両方の親指でひたすらこすります。すると、仙骨から強烈なエネルギーが背骨を伝わって上昇してきます。そうしてその日一日くらいは背中が熱くてたまらない、というのが実際にこれを受けた人の感想として載っていました。本を斜め読みしただけなので正式な行法とは違っているところもあるかもしれませんが読んだ限りにおいてはクラニオの原理である程度説明可能なところもあります。眉間をこすると大脳鎌といわれる部分に刺激が伝わります。これは脳を左右に分ける膜でそのまま脊髄硬膜につながっています。ゆえにそのまま眉間をこすりつづけると刺激は最終的に硬膜の終点の仙骨に達します。おそらくはその時の感覚がエネルギーの上昇として感じられるのではないかというのが私の考えです。それならお前がシャクティ・パットをやってみせろといわれるでしょう。何回か自分に試みてみたのですが残念ながらうまくいきませんでした。ただ、骨盤や背骨を矯正しても全くよくならない腰痛のクライアントの脊髄硬膜を頭の側から引っ張って緊張をとって軽快に導いたことは何度もあります。いつかシャクティ・パットも成功させてやろうと思っているのですがやはり私などにはうかがい知ることのできない神秘が隠されているのかもしれません。
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