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私の祖母は戦後すぐに中学校の教員となって、女手一つで母たちを育てたのですが戦後の教育は「アメリカが日本人をアホにする為のもの」だとずっと言っていたそうです。まあ、日本の国力を落とすには次代の国民を骨抜きにしておけば間違いないわけで結果はご覧の通りです。これには当然日本政府も全面的に協力しているわけで、たとえば臨教審(臨時教育審議会)というものがかつて教育「改革」のために設立されていたのですがその委員長(だったかな?)の有名な作家が「行商人の子は行商人でいい。」という発言をしたことなどはあまり知られていません。この作家がキリスト教徒であることなども非常に興味深い事実だと思います。
さて、だから最近の若者はなっとらん、などと憤るつもりはありません。ただ、意外なものがこの愚民教育の道具として使われているのではないか、という話です。それは「携帯電話」。
携帯電話に限りませんが小さな画面を長時間集中して眺めているとなぜか股関節がちゃんと伸びなくなります。腸腰筋、という筋肉が縮んだままになってしまうようです。(医療関係者がお読みでしたらぜひ実験してみて下さい。携帯の画面を30分くらい見たあとではトーマステスト陽性、股関節屈曲拘縮となります。)
まっすぐに立って股関節を軽く曲げてみてください。おしりが後ろに出っ張った感じになりますね。この姿勢では骨盤の真ん中の骨、仙骨の角度が(腰仙角といいます)大きくなってしまいます。その結果、クラニオセイクラルで重要視する仙骨と後頭骨の間のバランスが崩れることとなります。最終的には頭蓋骨がゆがみ、様々な症状になってあらわれてきます。そうしてその症状のなかに学習困難、とか学力の低下があります。
姿勢の話に話題を戻せば携帯の画面を長時間見る―股関節が伸びない―おしりが後ろに出っ張る、という流れの次には顎が前に出ます。コンビニやゲームセンターでたむろしている青少年の姿を思い出してみてください。いわゆるうんこ座り、股関節を深く屈曲して座りうっすらと口をあけてそしてひたすら携帯を見ています。
彼らの学力がどのくらいかはしりませんが、私が教えたことのある若者で優秀な学生にはあんまりそのような姿勢をとっている者はいなかったように思います。
さて、大阪の橋下知事です。「携帯電話に依存している子供ほど学力が低い。」ということで公立学校での携帯の持ち込みを禁止する意向を発表しました。学力の低下と携帯電話の関係を指摘したことはさすがですが、国策としての愚民教育の道具として異常なスピードで普及した携帯電話。なかなか前途は多難なように思います。