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だいぶ以前の話ですがピアスの穴を開けたら目が見えなくなった、という噂が流れたことがあります。耳には体全体を投影するツボがあってピアスを開けるときに目のツボに誤って穴をあけてしまうと目が見えなくなるという話です。耳のツボに鍼を打つと痩せる、というのと同じ理屈です。(もっともこの話は一部の治療院が高価なダイエット用の健康食品を売りつける際の客寄せに使われたりすることもあります)足裏マッサージというのも同じ理屈です。体の一部に全身が投影されているという考えとそれを応用した治療法をリフレクソロジー(反射療法)と言います。他に全身が投影されている部位としては肩の筋肉(僧帽筋)とか後頭部とか手のひらなんかもあります。治療師になりかけの頃、父が尿道結石の発作で悶絶していた時に足裏のマッサージを行って軽快させた経験からこの療法の効果のほどはよく承知しています。さて、この反射療法ですが洋の東西で同じような手技が普及しています。台湾や香港で足裏マッサージを受ける人は多いですが反射療法についての記載をオステオパシー総覧というアメリカの手技療法の百科辞典みたいな本に載っているのを見つけたときはびっくりしました。ちなみにクラニオセイクラルもオステオパシー由来の手技です。
さて、ピアスと視力の関係の話でした。もともと誰が耳に穴をあけて耳飾りを付けるようになったのかといいますと水夫さんだったそうです。なんで耳に穴をあけるようになったのかというとこれが「耳に穴をあけると視力がよくなる」からだったそうなのです。つまりピアスと目の関係は長い間に全く反対の意味をもつにいたったことになります。「転石苔を生ぜず」が洋の東西で反対の意味になったのと同じようなものでしょうか