字幕が読めない?
お正月に映画に行った方も多いでしょう。さて、タイトルの通り字幕が読めない若者が増えているのだそうです。そういえば「レッドクリフ」なんて吹き替え版はいらないような映画まで字幕と吹き替えと二パターンで上映されてましたよね。
字幕が読めないという話はテレビのワイドショーで聞いたのですがそこでは「若者が漢字を読めなくなってるから」というニュアンスで説明されていました。たぶん違います。
映画少年だったのでよくわかるのですが字幕の漢字で分からないものがあってもストーリーは理解できるモノです。彼らは字幕のような広範囲から文字を読み取る力がなくなっているのだと思います。字幕の文字を一字ずつ拾って読んでいては映画の会話についていけませんから一瞬で内容を把握できるように字幕はものすごく細かい文節に分けられています。
それが認識できないということは若者の頭の中身がそれだけ変性してきたことを意味します。いいとか悪いとかではなく、そんな風に変わってきたということです。だから若者の(最近は若者以外も)メールの文章には絵文字とか顔文字の類がズラリ、と並んでいます。要するに文章の行間に気持ちを伝えることも微妙なニュアンスを読み取ることもできなくなっている人が多いわけですよ。
もう少しすると字幕に絵文字顔文字が登場するのでしょうか、それより映画を見る若者がいなくなるのかも知れませんね。
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