第17回柔道整復師国家試験
今日は柔道整復師の国家試験。国試対策の授業を受け持っていますので(そのほかには関係法規も担当しています)受験生の応援に河内小阪の大阪商業大学まで行ってきました。
試験は全問四者択一のマークシート方式です。以前はマルバツがはっきりしている問題が多かったのですがここ最近は傾向が変わって教科書にも出ていなければマルかバツかもはっきりしない訳のわからない選択肢を含む問題が増えてきました。
要は問題の難易度をあまり変えないで正答率を下げようとするとこういう問題の出し方になります。
これを解くには多少のテクニックが必要になってきます。(このへんは以前にも書きましたようにもともと受験産業で仕事をしていましたので私、得意です)
どんなテクニックなのかは企業秘密(?)なのですが簡単に言ってしまえば「正しいものはどれか」「誤っているものはどれか」という問いは正確には「出題者が正解のつもりで出題しているのはどれか」ということになります。だから「正しいもの」を探していても正解はなかなか見つかりません。
これも以前に書いたように人間は自分の探しているものにフォーカスして物を見るようにできているからです。目を閉じて「緑色のものはどこ?」と心の中で言ってから目を開けると、さっきまで気にならなかった緑色のものがパッと目に入ってくる、という実験はご記憶でしょうか。
国家試験対策の授業はメディカルともサイエンスとも何の関係もありません。こういう言い方を嫌う学生も多いです。でも、試験というものの性質上、それは仕方のないことなのです。そして講師としての私の仕事は、学生を国家試験に合格させて志を全うさせることにあります。
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