麻生さんと指圧(手技療法の効く仕組み)
新聞の囲み記事にあったのですが麻生さんの奥様が不眠症に悩む首相に毎晩指圧をしてあげているのだそうです。しばらく背中を押しているうちに首相は眠りに落ちるのだそうです。麻生夫人は父親の鈴木善幸元首相の背中も指圧していた、とも書いてありました。それでは麻生夫人が特別指圧がうまいかというと(実際にうまいのかも知れませんが)たぶんそうではないでしょう。それではナニが効いたのか、と言えばそれは「愛」です。手技療法、物理療法というのはクライアントの筋、骨格にアプローチすることによって副交感神経を優位にして緊張を取り除く療法です。いろんな治効モデルが(どうやって効くのか、の仮説)提出されてはいますがつまるところどんな手技療法であってもそこそこ効くのはこの仕組みによります。しかも術者が心を許している愛妻であり愛娘であったなら、それは効きますよ。似たようなことを先日亡くなった峰岸徹さんもおっしゃっていたそうで、ご令息のマッサージを本当に喜んでおられたといいます。この点ではいかにプロといえども太刀打ちできるものではありません。まあ、「愛」にはかなわぬと知りながらも精進するのがプロなのですけれどもね。さて、愛はなくとも適当な刺激を与えてやれば人間の体はリラックスするようにできています。治療院で背中に電気治療器をあててもらいホットパックで温めてもらえばそれだけでうつらうつらします。お歳暮のシーズンですが、デパートの歳暮コーナーは連日混雑しています。品物を選んで伝票に送り先を記入するまでに長いこと座って待たされることがあります。とあるデパートで実際に見た光景なのですが客が座って待たされる椅子の背もたれに小さい電動のマッサージ機がくっつけてありました。ぶるぶると背中を軽く振動させられていると長時間待たされても不思議とイライラしないのですよ。寝るほどリラックスもしませんけど。
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