白衣を着たままウロチョロするな
白衣にはTPOがありません。どんな偉い人の前へ白衣で出ても、冠婚葬祭どこへ白衣で出ても失礼には当たらない、ということです。もちろん着る側にもそれなりの心構えが必要なのは当たり前のことで私が若いころはそういうことを学校時代から厳しくたたきこまれました。たとえば講義は座学でもすべて白衣着用が義務付けられており、もし忘れると欠席扱いになりました。だから、白衣をぞんざいに扱っている人を見るといい気はしません。たとえば街中を医療人でござい、という顔で白衣で闊歩している人を(付近に大きな病院があるので結構いてる。)私は尊敬できません。いちいち着替えてはいられないのは承知ですが院外へ出るときは上に何か一枚はおるのが白衣を着るうえでのたしなみでしょう。後、会合に(大体平日の昼休み時間にあります)白ズボンで来る同業者もいやだったなあ。「オレは着替えるヒマもないくらい多忙だ。」ということを無言のうちにアピールしているわけでそういう人には白衣は単なる作業衣としか映っていないのでしょう。要は「自分は医療人でエライから作業衣でどこでも出入りできる。」と思っているわけでそういう人は白衣の意味を180度取り違えています。さて、私は普段全く白衣を着ません。専門学校で講義するときも普通の背広ですし、(チョークで汚れるのが困りますが)治療中はスエットかフリース、夏場はポロシャツです。まあ、普通のオジサンの格好ですね。その理由を書き始めるとキリがないのですが、自分のやっている仕事は医療とはちょっと異なりますよ、ということを主張しているのだとお笑いいただけたら幸いです。

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