ホシの金貨または黒いうさぎ
元(あるいは現役?)アイドルの逮捕劇でバタバタしていた週末でした。政局から人々の目をそらそうという誰かの意図が見え見えですね。
さて、芸能人が何か犯罪をやらかすと所属事務所が会見を開くこととなります。所属タレントと言っても大の大人のしたことに対して社長さんがお詫びや釈明を行う、というのは奇妙な話です。
結局のところあれは監督不行き届きを詫びるためではなく、「ウチはこの件については全く知りませんでした。」ということを世間にアピールするための会見なのでしょう。
さて、我が柔道整復師業界です。昔昔から専門学校に通う学生はどこかの整骨院に弟子入りして治療技術を学ぶもの、とされていました。そのこと自体に問題はありません。ただし、学生は柔道整復師ではありませんから行うことができるのはあくまでも施術の補助です。
しかし現実はどうか?資格のない学生に施術そのものをさせているところがやっぱり結構あるみたいです。
嘘か本当か、業界関係の雑誌の求人欄を見てみればわかります。一人前以上の給与を出していながら「学生可」というところは一体どんな仕事をさせているのでしょう。以前このことについては書いたことがありますが、たぶん柔道整復師の健康保険取り扱いがなくなるならばそのきっかけは「無資格の学生に施術をさせている」ことでしょう。
どんな大義名分をつけようがこれは不正、犯罪です。しかももしこれが発覚すれば学生もただでは済みません。無資格での施術は50万円以下の罰金刑です。しかも「欠格事由」といって無資格施術で処罰を受けた学生は国家試験に合格しても柔道整復師免許をもらえないこともあるのです。
整骨院の経営者は、あるいは学生自身はこのことを知っているのでしょうか。
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