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大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

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愚民政策の成果(事態はここまで来ている)

これはよそで書いたことなのですが、今の子供は(若者も含めて)話を聞きながらノートをとることが難しいようです。長男が中学生の時の社会科の先生は本来黒板に書くことをレジメに印刷して配ってくださり、生徒たちはこれを見ながら授業を聴きます。そうしてそのプリントの内容をノートに書き写すのが宿題なのだそうです。

結局ノートを取るでもなし、授業を聴くでもなしでぼぉっと時間が過ぎていくのを防ぐために工夫してくださってのことと思います。その先生の熱意と工夫にはいまだに感謝しています。

ところで、先日その話をよそでしていてわかったことなのですが、その手法は学習障がいのある子どもさんに対して授業を理解しやすくするための取り組みなのだそうです。

それが悪いのか?と聞かれると困るのですが学習障がいと認識されるレベルにまで子どもたちの学習能力は落ちてきているということです。それもクラス全員が。

もちろん彼らの学力に順列をつけるならばトップからビリまでできるわけで、トップの子は進学校から一流の大学に進学するのでしょう。でも、その子の学習能力はひょっとしたらとんでもなく低いのかもしれません。だれと比べて?昔の日本人。あるいは現在の外国の人。

日本の国力は、子供の学力からもう相当に崩れてきているのかもしれません。
それはそれこそ、戦後六十数年間にわたって延々と行われ続けた愚民政策の「果実」とでもいうべきものなのでしょう。

小学校入学からそうして勉強してきたのだから(否、長男の習った先生は例外的に熱心だったのでしょう。大半の生徒はわからないままほったらかし、です。)学力の低下を彼らの責めに帰すのは気の毒、というものです。

私の講義やセミナーでも録音や録画をする学生もいます。それで理解が深まるのならいくらでも録音してくれればいいのですがちゃんとテープを聞いて復習してね。

全国学力テストで大阪府の中学生がが下位なのだそうですが一番上だってきっと知れたもののような気がします。日本の行く末について私はかなり不安です。

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痛みの優先順位

昨日広島のふじわら医院さまでセッションしていたときにクライアントの一人が面白いことを言っていました。

「一か所の痛みが治ったら別のところが痛み出すのは痛みに優先順位があるのと違う?」

こういう発想ができるのが若者の凄いところですね。確かに歯が痛み出してから今まで悩まされていた腰の痛みを訴えなくなった、とか反対に歯の治療が一段落して痛みが治まった途端に再び腰が痛み始めたとかいうのはよくある話です。

これをもって痛みがすべて精神的なものであると考えるのは適当ではありません。痛みというのは体からの警報ですからあっちこっちでいっぺんに鳴っても対処のしようがないでしょう。だから緊急性の高いものが体に「痛み」として認識されるのだと思います。まさに優先順位です。

それなら「原因不明の痛み」「病院では何ともないと言われたがそれでも続く痛み」はなんで発生するのでしょうか?それは警報装置の誤動作なのかもしれません。この場合はややこしい話ですが誤動作を起こしている原因にアプローチしなければなりません。

痛みの原因と誤動作を起こす原因とが必ずしも一致しないからこそさまざまな代替補完医療が存在するのでしょう。

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新型インフルエンザな日々(それぞれの思惑)

新型インフルエンザがまたもや大流行、という話です。もともと毒性の弱いウイルスということですが、こうまでマスコミが騒げば気にもなろうというものです。

それまでは気にもしていなかった人、大した症状が出ていなかった人も医療機関を受診することが増えるでしょう。そうすれば当然、患者数は増加します。患者数というのはあくまでも医師が新型インフルエンザと診断した人数なのですから受診者が増えれば患者数が増えるのは当たり前の話なのです。

新型インフルエンザが人々の脳裏によみがえれば自然に患者数が増加する。つまり、今回のインフルエンザ「流行」は極めて恣意的なものであると言えるでしょう。

何のため?マスクのメーカーの陰謀?もちろん医薬品メーカーも潤うでしょうし(ワクチンは開発されたが品薄、なのです。しかもタミフルが効かない症例というのもちゃんと出現してます。いずれ特効薬が華々しく登場するのでしょうね。)株価だって影響を受けるでしょう。

でも、今回のこの騒ぎで一番得してるのは誰でしょう?たとえばマスゾエセンセイがテレビで新型インフルエンザの流行状況について説明しておられます。こういう非常時にはやっぱり現政権は頼りになるなぁ、と私などは思ったりするのかもしれません。アソウサンの次はこの人にソーリダイジンになって欲しいものだと思うのかもしれません。

さらに、人混みに出かけるのはやめにしよう、と思うかもしれません。日曜日は家でゆっくりと休養を取ろう。なんだったら一日寝ててもいいや。

かつて自分の政党の劣勢が伝えられる国政選挙に際し「投票率が低いほうが我が党にとって有利だ」ということをおっしゃった総理大臣がおられました。(ちなみにこの人は‘大阪は日本の痰つぼ’という名言も残しておられます)今度もおんなじような思惑が働いているのかもしれませんね。

ちなみに私はセーケンコータイは全く望みません。あくまでもインフルエンザ「流行」について関心があったので今回の記事となりました。

「冬休みなくなったらイヤやな」夏休みがインフルエンザ騒動で大幅短縮になった二男のセリフです。

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愚民教育(教師編)

民間の研究機関「中央教育研究所」によりますと、小学校教員の61パーセントが「生徒は教科書の内容を八割以上理解している」と思っているのに、実際に「教科書の内容の八割を理解している」小学生は20パーセントに達していないそうです。

中学校でも高校でも似たような傾向なのだそうで教員の認識と現実のギャップの違いは深刻なものがあるようです。

しかもその教科書がメチャメチャに簡単なのをご存知ですか?

長男が中学生の頃、英語の教科書を見て仰天しました。まるで英会話のテキストなのです。少なくとも昭和の時代にはレッスン(課)ごとに習うべき内容が明示され、一応体系的に学習できるような作りになっていました。

現在は「このケースではこういう表現を使う」ということに重点が置かれているようで英語を体系的に学ばせるという意識は薄くなってきているように思われます。

しかも、です。新出単語はすべて脚注の形で教科書に載っているのです。だから今の子供は「わからないことを辞書で調べる」という学習の根本のそのまた根本ができない、というすごいことになっています。

そんなスカスカの教科書をまともに理解できない子供が八割を超えている。しかも教員がそのことに気づいてすらいない。そういう世の中になってきているのですね。

さらに言うならそういう子どもたちでも真ん中以上の成績をとっている可能性があるわけで、自分の学力に起きている深刻な事態をひょっとしたら認識できないまま一生を過ごすことになるのやもしれません。

辞書が引けなくてもインターネット検索で必要な情報は出てくる?文学作品など読まなくてもロールプレイイングゲームで友情をはぐくみ、愛を育て、感動することができる?

ひょっとしたらその通りかもしれません。でも、従来使っていた脳の機能を使わなくなったことにより、かならずどこかに歪みが出現します。そのことによって、必ず日本人は変質します。それが好ましい方向だとは私には思えないのですが、ねえ。

ここまで書いてきてなぜか先日ニュースで見た光景が浮かんできました。

ヒロシマやナガサキの首長がアメリカの大統領の「支持」を表明し、「Yes,we can.」と叫ぶ光景。それを一点の疑問もなく賛美する人々。どうしてもどっか引っ掛かる。
 
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ジュウドーセラピー?

何のことやら、と思われた方も多いでしょう。柔道整復のことを英語ではこう呼ぶことにしたのだそうです。

2001年、WHO(世界保健機構)に日本の柔道整復が民族医学、あるいは伝統医学として登録されたというのは業界人のみがよく知っている話です。

民族医学?確かに接骨術そのものは中国から伝えられて以来さまざまな形で発展してきたことは間違いありません。それを伝統医学、あるいは民族医学と呼ぶことに異議はありません。

ただし、現在の柔道整復のカリキュラムに含まれる手技は完全に骨折や脱臼の整復や固定です。しかも各傷病の分類や病理観も治療手技も全く現代の(少し型遅れではありますが)整形外科のそれです。江戸時代、あるいは近代までに伝えられてきた手法は学校教育からも臨床からも全く姿を消しています。

柔道整復学の教科書がまさにそうであるように「整形外科のダイジェスト版」のどこが民族医学、伝統医学やねん、という話ですよ。

もっとも「WHOに登録」というのは極めて政治的なことのようでたとえばカイロプラクティックやオステオパシーも柔道整復同様に登録されたのだそうですがこれらの療法もベースとなる哲学はあるものの「手技も行う西洋医学」というくくり方ができると思います。

オステオパシーでは投薬も行いますし、カイロプラクティックの手技には脱臼の整復も含みます。以前アメリカの「四肢テクニック」のテキストが日本で翻訳販売されたときに脱臼の整復の部分だけ除外されたという話を聞いたことがあります。

柔道整復に話を戻せば、実際のところ業務として行っているのは手技療法です。しかも古来の整復術とは何の関係も持たない手技を使う柔道整復師のほうが多分圧倒的に多いでしょう。クラニオセイクラルだって民族医学とも伝統医学とも縁がなさそうですよね。

要は「伝統」という言葉に逆に縛られてしまい無理やりに「柔道整復師としての独自性」なんてものを性急に拵える必要はない、ということです。伝統というのは現在のわれわれの仕事の積み重ねにほかなりません。


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HN:
かなや やすひろ
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性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
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