忍者ブログ
大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

人のイノチは尽きるとも

新しい教科書のゲラ刷りができてきました。柔道整復も医療の一端ですから日進月歩の現代医学にちょっとでも近づくべく教科書の改訂もマメにあります。今年の春に入学してくる学生が新しくなった教科書を使います。
私が彼らを受け持つのは三年生になってからです。そして考えてみればそのころ私は五十歳を超えているのです。

二十歳で学習塾の講師のアルバイトを始めてからずっと、何らかの形でものを教えてきました。教壇に立つと私の脳からはドーパミン(快楽物質)が分泌されるらしくいくらでも機嫌よく講義を続けることができます。柔道整復の専門学校でも一番多い時では週に十七コマの講義をもっていたことがあります。準備にその三倍くらいの時間はかかりますが全然平気。さらに休日はセミナーなんかもやっていました。

ところが最近一日の講義が済んだ後、ちょっと疲れたなと感じるときがあります。一晩寝てしまえば元の通りではあるのですが。

それでもいつかは体力が限界を超えて今の仕事量をこなせなくなる時が来るのでしょう。これは生身の体である以上仕方のないことではあります。

さて、「教育」はなぜ存在するのでしょう。教員免許の取得のために講習に通っていた時に教育概論の講師からこんな質問を受けました。

皆様はどう思います?答えは「人の命には限りがあるから」でした。だから若い世代に経験や知識を伝えて文明を継続させていこうという試みが教育なのだそうです。

ちなみに私のもう一つの仕事である医療、これは「限りある命をできるだけ永らえさせる」試みでありましょう。
ただし、クラニオセイクラルの手技は命を長らえるというより「命が機嫌よく過ごすお手伝い」の要因の方が大きいですが。

いずれにせよ今生の私の仕事は「限りある命を輝かせる」ということであるようです。ありがたいことと思います。

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村
PR

転石苔を生じず(今までにかじった治療法あれこれ)

今までにどんな治療法を勉強してきたの?という話です。

最初に習ったのが「骨盤調整法」。これは以前に書いたゴムバンド療法の基礎になる治療法で足で骨盤を矯正してゆきます。リハビリ助手をやってた整形外科でこの手技を取り入れていて月一回、研究会もありました。
開業してからも十年くらいはこの治療法をメインにしてきました。

ちょこっとかじっただけなのがカイロプラクティック。スクールで半年ほど基礎を習った後、アクチベータとかアプライド・キネシオロジーとかいくつかセミナーへ行きましたが臨床で使うレベルに達する前に勉強しなくなってしまいました。理由はいくつかあるものの、要は相性が良くなかったのでしょう。ただ、アメリカのカイロプラクティック大学を卒業された大川泰先生、という方の考え方は非常に参考になりました。

レイキという手技療法をご存知でしょうか。手技ではなく気功法ととらえておられる方の方が多いかも知れません。クライアントに手を当ててそこへ宇宙からのエネルギーを流すという治療法です。効果も高く安全で誰でも習得可能です。ホームケアの手段としても有効です。ティーチャーの資格を持っていますので時々頼まれてクライアントにレイキを教えることもあります。

そしてオステオパシーの手技です。クラニオセイクラルのほかにもカウンターストレインやマッスルエナジーなども時折使います。

その他、「感情解放テクニック」については以前このブログでも書いたことがあります。これは臨床に取り入れようとあれこれ工夫中です。

こうやって見てみるとずいぶんいろんな手技を学んできたものだ、と思います。教えてくださった先生方に感謝です。基本的には手技を勉強することが好きなのでしょうね。いくつになってもセミナーに出かけていきたいな、と思います。

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村

オステオパシー

クラニオセイクラルはオステオパシーという治療法のテクニックに由来します。それならなぜオステオパシー治療院を標榜しないのかと言えば二つ理由があります。

まず、どんな手技を行おうとも私は柔道整復師です。柔道整復という技術は古来の柔術に由来するとは言われていますが現在ではほぼいわゆる西洋医学と同様の考えに立っています。医師が行う治療手技と同様のことを行っても、それはやっぱり柔道整復なのです。当然クラニオセイクラルの手技を柔道整復師の私が行えばこれも当然柔道整復でしょう。そして私は柔道整復師が施術を行う場所は「整骨院」であるべき、と思っています。

二つ目の理由。オステオパシーというのは(例えば東洋医学というのと同じように)一つの医学体系を指します。そこには投薬も当然含まれます。腰痛の患者さんにプロカイン(麻酔剤)を注射することもオステオパシー医師がオステオパシー医学の原理にのっとって行う以上当然オステオパシーです。日本では整体の一流派くらいにしか思っていない方も多いですが本来もっと範囲の広いものです。

もちろんオステオパシーには手技療法も含まれます。ただしこれもとんでもなく種類が多く全部を習得することは容易ではないでしょう。現在私の使っている手技は師匠がオステオパシーの手技を日本の手技療法家向けに習得しやすく再編成したものです。私が惚れ込んだのは師匠のその手技であって、乱暴な言い方をすればオステオパシーではなくて「H(師匠のイニシャルです)式整体法」という名称であっても一向に構いはしません。

オステオパシーを標榜される方の中には「アメリカで医師が行う手技療法」であることをことさらに強調される方もおられますが虎の威を借りているようで私はそういう言い方を好みません。

そんなわけで私の治療院は「整骨院」なのです。

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村

固定肢位

骨折や脱臼を整復したあと、一定期間関節を動かないように固定します。骨がくっつくまであるいは周りの組織が修復を終えるまで包帯を巻いたり添え木(副子:ふくしといいます。大体は金属製)を添えたりして固定をします。

けがの種類によって固定する肢位は決まっているのでどんな肢位で固定されているかでどんな骨折や脱臼か大体わかります。

昔、柔道整復の学校に通っていた時先生にこんなことを習いました。「ギプスや包帯を巻いている人がいたらどんなけがをしたのか聞いてみなさい。」

近所に大きい病院があります。TOMOが長男を授かったときよく一緒に検診に付き添っていました。待合にギプスや包帯を巻いている人もたくさんいます。思いきって声をかけてみると皆さんいろいろと話してくださいました。大変に勉強になったことはもちろんです。「ほねつぎの仕事をしています。」と自己紹介をしただけで見ず知らずの人間によくぞ話してくださったと思うのですがこのへんが下町の気さくでいいところだと思います。

自分が専門学校で教えるようになった時、学生たちにもこの勉強法(?)を指南したことは言うまでもありません。

ところが時代は変わってゆきます。修業中のほねつぎに話を聞かせてくださるようなけが人はどんどん少なくなっていきました。

子供が鎖骨を骨折したときはクラビクルバンドという装具で固定します。ベルトをたすき掛けにして胸を張らせて固定します。ちょうど鎖骨骨折の授業を受けたところの学生が街中を歩いているとそのバンドを巻いた子供が母親に連れられて歩いていました。子供のバンドに目をやった学生をキッと睨みつけて母親が「ウチの子に何の用ですか!」と叫んだそうです。



にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村

子供を寝かしつけるには

新聞を読んでいると「子供を寝かしつける方法」というのが載っていました。読者がいろいろ投稿しているのですが「足を温める」とか「耳掃除をする」とか効きそうなものがたくさん載っていました。

なかにはエステを勉強したお母さんが子供にフェイシャルマッサージをしてあげる、というのもあってこれはゼイタクでいいですね。ただ、子供を寝かしつけるためにエステを習いに行くわけにもいきません。

それならどうするか。あおむけになった子供さんの枕元に座り両方の手のひらで頭をそっと受けます。そのまま数分間じっとしているだけ。手の感覚が敏感な方なら軽い衝撃を感じることもありますが何も感じなくても大丈夫。数分後、手をそっと離します。手を当てている間に眠ってしまうことが多いです。

うちの子供は寝つきがよいのでこの手法を使ったことはありません。ただ、次男がうんと小さい時、理由なくぐずり始めた時にインドのシタールの音色を聴かせるとコトンと眠ってしまったことがありました。なんでだろ。 にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村
カレンダー
08 2025/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新CM
[02/26 かなややすひろ]
[02/26 岡ヤン]
[02/25 かなややすひろ]
[02/24 さて]
[02/24 岡ヤン]
最新TB
プロフィール
HN:
かなや やすひろ
HP:
性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
カウンター
Designed by PLP
忍者ブログ
[PR]