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大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

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胸郭出口症候群

昨日は広島のふじわら医院さまにお邪魔してセッションを行ってきました。

院長先生から「胸郭出口症候群」を治せるか?とお尋ねがありました。うかがってみるとクライアントのお一人が前の日に「試してガッテン」という番組を見たところ胸郭出口症候群の特集をやっていてご自分の肩の症状も当てはまるようなので一度施術してみてほしいとおっしゃっているとのこと。

胸郭出口症候群というのは腕神経叢と鎖骨下動脈が首の筋肉や鎖骨と第一肋骨の間などで圧迫されて起こります。主訴は手のしびれや肩こりなど。

予約が立て込んでいたのであんまり時間はとれなかったのですが、調べてみると鎖骨の下に圧痛がありました。カウンターストレインという手技を使えば圧痛をとることは造作もありません。

肩の具合を伺ってみると「すごく楽」とのことでした。聞けば数年間あっちこっちで治療を受けたがはかばかしくなかったそうでお役にたてて嬉しかったです。

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声枯れ

昨日(正確にはこれを書いているのは深夜2時ですから一昨日)のこと、専門学校で講義中に声がかすれて出なくなってしまいました。声は私にとっては手と同じ大事な商売道具です。

学生が心配して飴やらトローチやらをくれたのをなめているうちに普通の声では話せるようになりました。でも講義のときは発声法?が違うようでいつものように声が通りません。

次の日は4コマ、延べで6時間講義があります。さて困った。このまま声が出なかったり講義の途中でしゃべれなくなったら学生にも迷惑がかかります。

とりあえず喉が炎症を起こしているのだから光線療法を試みてみることにしました。

2台の機械を使って両側から喉を挟むようにして20分ばかり光線を照射します。こういうときは患部を挟んで照射するのがよく効きます。照射後はあんまり夜更かしをしないですぐに寝ました。

そして今日です。少しだけいつもより小さめの声で講義を始めました。お、いけるやん。時折喉が引っ掛かる感じはありましたがなんとか4コマ無事に講義をすませることができました。

20代の頃、大学受験予備校で講師をしていたころは大教室でもマイクなしで講義ができていたのですがさすがにそれはもう無理。ワタシも年をとったのでしょう。

それでもこうやって講義を続けることができる幸せに感謝です。

シンクロニシティ

クラニオセイクラルはクライアントに主として仰向けになっていただいて施術をします。ところが人によっては仰向けになれないこともあります。

たとえば高齢者で脊椎の圧迫骨折というのがあります。尻もちをついて転んだ際に背骨がつぶれてしまいます。一定期間固定しておけばくっつくのですがいつまでも背中の痛みが残ることがあります。

広島でいちどそういう方にセッションをしたことがあります。「仰向けになってください」というと「痛くてできません」という返事が返ってきました。横向きにしか寝ることができない、とのことです。不思議とこのときはギブアップは考えませんでした。シンクロニシティという手技が使えると思ったからです。

横向きのままでクライアントの背中側に回り片手の手のひらを後頭骨に当てます。もう片っ方の手のひらを仙骨に当てます。クラニオセイクラルで何を調整するかと言えば脳脊髄液の循環です。そうしてこの体制では脳脊髄液の循環は仙骨と後頭骨の動きとして触診できます。

手を当ててしばらくは何も感じません。やがてかすかな動きが感じられてきました。ところが健康な人のように後頭骨と仙骨が同調しません。どこかで引っ掛かっている感じ。

骨折した場所は胸椎と腰椎の移行部、肋骨の下あたりです。そこでまず後頭骨と骨折部に手を当てて脳脊髄液のリズムを誘導します。次に骨折部と仙骨に手を当てます。数分間そうしておいてもう一度後頭骨と仙骨に手をあてると今度はちゃんと両者の動きが同調して脳脊髄液の力強い循環が触診できました。

なにぶんご高齢のクライアントでもあり、一度のセッションで完治とはいきませんでしたが回を重ねるごとに症状は改善していきました。

ご自宅での手当て法としても使えます。もちろん圧迫骨折だけではなくて全身調整に使えますので試してみてください。脳脊髄液の動きが仮にわからなくても効果は同じようにあります。手をあてる時間は10分から15分くらいです。

足の疲れはどうやって治す?

長男が学校行事の「100キロ歩行」というのに行ってきました。大阪市内にある学校から高野山までおおよそ100キロの道のりを歩きます。

朝の8時過ぎに出発して高野山に就いたのが翌日の午後3時頃。一晩歩きづめです。途中でリタイアするかな?と思っていたのですがちゃんと高野山の奥の院を参拝してきました。ちょっと感心です。

夕方、学校まで迎えに行ったのですがバス(帰りはさすがにバスです)から降りてくる生徒たちの足元がおぼつきません。ひょろひょろしてます。長男も膝ががくがくする、と言います。

帰宅してからTOMOが足の三里と湧泉に灸をすえました。私もちょっと治療することにしました。

まず、ひざの裏の筋肉をゆるめます。長いこと歩いたり立っていたりするとここが緊張します。そのあと、脛骨と腓骨の間を締めます。

足が疲れてくると膝が開いてきますが、このときに脛骨と腓骨の間の関節が外側に開いてきます。骨が勝手な方向に行っては困りますから周囲の筋肉が緊張して骨の動きを止めようとします。

その結果、下腿の筋肉が張った感じになります。

腓骨頭をあるべき位置にもどしてやるとこの張りは瞬時になくなります。最後に足の甲の関節(リスフラン関節)を矯正して出来上がり。

「おお、楽やん」と長男は喜んで自分の部屋に戻りました。今頃はこんこんと眠っていることでしょう。

顎関節の不調はどうやって治す?

頭蓋骨の矯正をメインにしていますので時折顎関節の不調を訴えてこられる方がおられます。

正確にいえば顎のかみ合わせの不調から始まって頭痛、めまい、あちらこちらの不調(不定愁訴、という便利な傷病名があります)にこまっておられる方です。

ウチに来られるクライアントというのは大体があちらこちらの病院や治療院をまわって最終的に来られるケースが大半です。

顎の不調であればまず、歯科医院を受診をするべきでしょう。なによりも口腔内のスペシャリストですし医学的な検査もきちんと行っていただけます。

歯科的には問題がないのだけれど、というところではじめて治療院の出番です。

現在では顎関節に注目するセラピストも多いですし顎関節の矯正を標榜される方も多いです。

ただ、不思議なことに下顎骨の矯正を受けたことのあるクライアントは多いのですが上顎骨は全く手付かず、というケースが多い(というか私の経験では上顎骨の矯正を受けたことがあるというクライアントは皆無です)です。

たとえば上の親知らずを抜いてから不調が現れた、という場合はまず上顎骨の動きを確認するべきなのですがこれをやっていないところが多い。

顔を何かでぶつけたときは頬骨が後ろにずれるのですがこのときの力が上顎骨を一緒に後ろへ押し込んでしまうことも多いです。

このときに下顎をいくらさわっても効果は出ません。むしろ下顎をさわる(ずれた上顎に正常な下顎をむりにあわせる)ことによってかえって新しい障害が出ることすらあります。

矯正法を知らないのか手間を惜しんでやらないのか、そこまでやらなくてもいいやと思っているのかそれとも別の理由があるのか上顎骨をさわるところは少ないですね。

ただし顎関節の不調なら何でも治せます、というつもりはありません。顎の開け閉めの際に顎がガクッと鳴ることがあります。これがきれいに治るか治らないかは正直のところ半々くらいです。もっと精進しなければ。

ちなみに顎の痛みのすべてが顎関節由来ではなく頸椎のゆがみからも起こります。顎の不調で治療院へ行って首をさわられることがあるのはそのためです。
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プロフィール
HN:
かなや やすひろ
HP:
性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
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