忍者ブログ
大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

携帯電話

入学試験問題が入学試験中に質問掲示板に投稿されていた、という事件がマスコミに大きく取り上げられています。

何らかの不正があればとんでもないことでありますが、たとえば全然勉強していない私が仮に何らかの手段で数問の問題に解答できたとしてもそれだけでは到底合格はできないでしょう。

京都大学の入学試験を受けている段階でセンター試験で相当の点数がとれていなければなりません。さらに問題を試験会場外に送信するためには相当に高度な技術が必要でしょう。同時多発的にあっちこっちの大学で同様の事件が発生していることから考えても愉快犯の類のように思います。

柔道整復師国家試験でこんな事件が起きる可能性はゼロです。出題されるところは大まか決まっていますし普通に勉強していれば合格します。

ただ、よそで聞いた話ですが国家試験の最中にケータイが鳴ってしまい(もちろん通話はしてない)不正行為とみなされてその場で退場、となってしまった例があるのだそうです。不正行為とみなされると場合によっては数年間国家試験を受けることができなくなるペナルティもありますので受験生諸君は充分に気をつけてね。


アメブロ引っ越しの件ですが今までの記事を丸ごと引っ越しするソフトというのを見つけましたのでそれがうまく使えるようでしたら使いたいと思っています。もうちょっとお待ちを。
PR

英会話にアルファベットはいらない(試験勉強の極意?)

私の勤務先の一つは大阪城の近くにあります。いつものように地下鉄を降りると外人さんが駅員さんに大阪城へ行く道を訊いているようでした。

驚いたことに(と言っては失礼ですが)その駅員さんはよどみなく英語で道順を教えています。

「おお、かっこええやん」と思って聞いていると外人さんはもう一つ何かを訊きました。とたんに件の駅員さんの英語がしどろもどろになったのをワタシは聞き逃しませんでした。

どうも駅員さんは大阪城までの道順を英文で暗記していたようなのです。外人さんが「オーサカジョーキャッスル?」と尋ねればこれを暗唱すればいいわけで素晴らしい対応法だと感心しました。

だってそこの駅で外人さんが尋ねることの大半が大阪城への道順ならば、それだけを英文で覚えておけば外人さんの質問の大半に対応できるわけです。

英会話を習いに行く必要も、極端な話アルファベットすら知っている必要はありません。(地下鉄の駅員さんがアルファベットを知らないと言っているわけではありませんので誤解なきよう)訊かれることだけ覚えておけば大丈夫。

実はこれ、試験勉強の極意なのですよ。成績の悪い科目をはじめから勉強しなおそうと思っても大概はうまくいきません。なんでか。そういう人はたとえば教科書をはじめから読み返す、とか教科書の1ページ目から抜書きのノートを作ろうとかするからです。

苦手科目を克服する一番の近道は過去に出題された問題(定期試験でも国家試験でも)をひたすら解くこと。そのとき教科書の該当範囲にチェックを入れること。これを繰り返すことに尽きます。

実際にやってみるとわかるのだけれど教科書から試験に出るところは限られています。大体全体の20パーセントくらい。ここだけやっておけば大概の試験には合格します。

この方法は私自身が受験生だった時も学習塾で英語を教えていたときも予備校で現代国語を教えていたときも有効でした。もちろん現在、国家試験対策の講義を行っているのですがコンセプトは同じです。

これを応用してプロの講師になろうと思えばプラスアルファが必要ですが苦手科目を克服する分には必要にして十分です。

今までの経験上できない人ほど「自分のやり方」にこだわって傷口を広げてしまいがちです。ためしにやってみれば今からでも間に合いますよ。

大学生8人に1人中退

今朝の新聞にこんな記事が載っていました。せっかく大学に入学しても中退してしまう学生が結構いるものなのですね。

ただ、記事に載っている「中退の理由」を見てみると「学習意欲の喪失」がダントツの一位です。

もちろんクラブ活動やその他の活動に精を出すこともできますし本をたくさん読むこともできます。とりあえずやりたいことを(親のすねをかじりながら)できるわけです。

特に「学習」した覚えはありませんが私も同級生たちも好きなことをして機嫌良く学生生活を送らせてもらいました。

卒業後は大学の専攻と必ずしも関係のある仕事についているとは限りませんが(ワタシは文学部国文学科卒)学生時代に経験したものがその後の人生の基礎になっていることは間違いないでしょう。

中には留年や中退をした仲間もいましたが、それはクラブ活動に熱中しすぎた結果であったりアルバイトで始めた仕事が学業よりも面白くなったり、といったことの結果でありました。要するにもっとやりたいことがあっての留年、中退であったわけです。

現在中退する学生というのはもともと「やりたいこと」が存在しないのでしょう。そんな風になった大きな原因は愚民政策のツールであるケータイ依存、ゲーム依存にあると考えていますがここでは触れません。

難儀なのが職業訓練の場である専門学校教育でも同様のことが起きつつある、という事実です。
現在、私が教えている学生の中にも明らかに「柔道整復師になりたい」意識の希薄な子がいます。

この間も驚いたのですが「卒業後はファッション関係の仕事に就くのが夢」という学生が現にいるのですよ。

それは講義聞く気にならんわ。

授業がわからん、というのならわかるまで教えます。講義の最初の時にいつも言っているのですが「講義を聞いていてわからない」のは教えている私の責任です。

今までサボっていたけれど何とか追い付きたい、というのならこれもとことん付き合います。必死になって勉強すれば案外間に合うものです。もちろんこれは「柔道整復師になりたい」という意志が前提となります。

別に柔道整復師にならなくてもいい、と言われると私にはなすすべがありません。

マサカリを研いで針を得る

自然良能会の五味会長先生がよく言っておられた言葉だそうです。

むかし、自然良能会におられた先生に骨盤調整という手技を教わっていました。会には機関誌もあって毎月会長先生のお話が載っていました。そこにもこの言葉はよく載っていました。

その心は「治療はひたすらやってやってやりぬくことが上達のための条件である」ということでありましょう。

金太郎さんの持っているマサカリを研いで研いで針になるくらいまで研ぎ澄ますそういう努力が治療師には必要であるということを説かれていたのだと理解しています。また、治療は「行」であるとも言っておられました。
これも反復練習の重要性を説かれていたのでしょう。

事実講習はひたすら基本手技の繰り返しです。足から始まって頸椎に至るまでの全身の緩和操作と調整法とを二人ひと組で行います。師匠が受講生の周りをまわって悪いところを直し、質問にも答えてくださいます。

特徴的だったのが(良能会本部で講習を受けたことがないのでこれが良能会のシステムであったかどうかは知りませんが)筆記を一切許されなかったことです。テキストもなし。

最初はおろおろしますがだんだん覚えるものです。覚えてしまうと生意気なもので「もっと高度な技術を教えて下さい」となる。もちろん一切応じてはもらえません。全くの初心者もベテランも同じことの繰り返し。

それで勝手に自分で免許皆伝をして研究会に来なくなる人もたくさんいました。かくいう私もその口で三年くらいで行くのをやめてしまいました。

そのあとも数年間、骨盤調整はメインの手技として使っていましたがクラニオセイクラルに出会ってそのままクラニオに転向してしまいました。

その後十余年、依頼があってクラニオを教えるようになって良能会で教わった「マサカリを研いで針を得る」の意味がよくわかるようになってきました。

「もっと高度な技術」なんてのは存在しません。ひたすら習った通りに繰り返すことで初めて技術を自分のものにできるということに気がつかなければいくらセミナーに通ってもなにも得られるものではありません。

そんなわけで治療技術を一般に公開するのは今年度で中止します。私は研ぎかけで錆の出たマサカリをもう一度心をこめて研ぎ始めます。

中足骨骨折について(たぶん確信犯)

第18回柔道整復師国家試験の結果が出ました。フタを開けてみれば現役の平均合格率が90パーセントを超えるという結果だったのですが私は何か腑に落ちません。

あちらこちらで話題になっていた必修問題30番なのですが、(この件については難問に似て愚問、という記事を書いていますのでそちらをご覧下さるとありがたいです)結局のところ1でも2でも正解、というところで落ち着きました。

この措置については文句を言うつもりはありません。

ただ、ペーパーテスト的にこの問題を検討すれば2のみを正解として出題されていることはまず間違いありません。

中足骨骨折は直達外力によって骨幹部が骨折した際には開放性になり易く、介達外力(足の内がえし=基底部の裂離骨折=下駄骨折)によるものは皮下骨折であるのが普通です。

さらに疲労骨折もあるわけでこちらは当然開放性にはなりません。

出題者が「中足骨骨折」とだけしか言っていないのですから骨幹部の骨折か下駄骨折か疲労骨折かはわからないわけで答えようがない、というのが正直なところでしょう。「骨幹部骨折は開放性になり易い」なら普通にマルをつけられるし「介達外力によるものは開放性になり易い」なら簡単にバツが付きます。

三者の内でどれがもっとも多い、という記載も柔道整復学の教科書にはありません。

要するに何を言っているのかわからん選択肢ですから、こんなのが正解になるわけが本当はないのですよ。

ただ、前回指摘しましたように受験生(のほとんど)が愛用している参考書に「中足骨骨折は開放性になり易い」という記載があり(私はこの参考書に対する嫌がらせの要素も多分にあると思っています)、さらに学校で使用する「整形外科」の教科書にも同様の記載があったため多くの受験生が引っ掛かってしまったのでしょう。いわばこの問題30は悪意のある設問であったと言えるのでしょう。

そうして、もめるのを承知でこんな問題が出題された意図についても考えてみる必要があるでしょうね。

今回の場合、3つのパターンが考えられました。

   a.2のみを正解とする

   b.1,2を正解とする(今回はこの措置が取られました)

   c.不適切問題として採点から除外する(必修問題は29問、そのうち8割とれ
     ないと不合格)

a.のパターンとb.のパターンで合格率がどう変わるかを(全受験生のデータではありませんが)あるところで試算した数字を教えてもらいました。両者でおおよそ10パーセントの開きがあったそうです。

だから下手すると今回の国家試験の合格率も(比較的一般問題は基本的であったにもかかわらず)80パーセント程度であった可能性もあったわけです。

今回は合格率が高かったので誰も文句は言いませんが、誰かの意図で試験の結果なんてどうにでも変えられる、というお話でした。

 



 

カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新CM
[02/26 かなややすひろ]
[02/26 岡ヤン]
[02/25 かなややすひろ]
[02/24 さて]
[02/24 岡ヤン]
最新TB
プロフィール
HN:
かなや やすひろ
HP:
性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
カウンター
Designed by PLP
忍者ブログ
[PR]