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大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

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時にはおいらもクライアント

子どもとふざけていてあごに頭突きをくらいました。ちょうどアッパーカットのように下から突き上げるような感じです。左の顎が変になりました。あごを動かすとズキッと痛みます。

こんなときどうするか?まず、口を開けてみます。別に痛くありません。口を大きく広げたりつぼめたりしてみます。ちょうど「イー」とか「ウー」とかいうような感じです。これも別に痛くありません。

次に、下あごを左右に動かしてみます。すると、左に動かしたときに痛みが走ります。右に動かしたときは痛くありません。

では、下あごを痛くない側、つまり右に動かします。右の手で、その動きをじゃまするように(つまり左に向かって)抵抗を加えます。下あごと右手で押し合いっこしている形になります。そのまま三秒間押し合いっこ。三秒たったら力を抜いて五秒間リラックスします。

次に、同じように押し合いっこをもう一度。今度は五秒間押し合います。
力を抜いて七秒間リラックス。最後に七秒間押し合いっこをして十秒間リラックス。

下あごをさっき痛かったように左に動かしてみます。ちょっと痛みは残っていますがずいぶん楽になりました。

首を寝違えた場合も同じです。前後左右に動かしてみて痛みの出る方向を探します。そこから反対方向へ動かしていって(前に倒して痛ければ後ろに反らせる)その動きに抵抗をかけて押し合いっこします。押し合いっことリラックスするインターバルの時間を徐々に長くしていきます。

一度で完全に痛みが取れることはないかも知れませんが動きはずいぶん楽になるはずです。コツは押し合う力を大体三割くらいにすることと(目一杯押し合わない)押し合いっこよりインターバルの時間を長くとることです。

本ブログの治療法を試される場合は自己責任でお願いします。不都合が生じましても当方は一切の責任を負いません。
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治療院のセンセイ2(促成栽培?)

いわゆるカイロプラクティックとか整体の先生の多くが国家資格を持たない、という話を前回いたしました。「それがどうした」とおっしゃる方もおられるかもしれません。「私の通っている整体院の先生は国家資格はないけれど丁寧に治療してくれる立派な先生だよ。」という話ですよね。
 
では、何が問題なのか?
 
まず、教育体制が貧弱です。手技療法そのものをきちんと教えてくれるスクールは存在します。私もそういうスクールやセミナーで現在使っている手技を学びました。ただし、です。基礎医学のカリキュラムがお話にならないくらい貧弱であることは否めません。
 
たとえば柔道整復師やはり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師などの学校(三年制)では解剖学や生理学、病理学などの基礎医学を一年間学びます。そのほかにも整形外科や内科についても相当の期間学びます。そしてその上で、各種の治療法を学んでいくわけです。
 
カイロや整体のスクールではこの部分が決定的に弱いです。それはある意味当然なわけで、週に一回数カ月から一年程度の通学期間で基礎医学に時間をかけることは実際無理な話です。 受講する側としても「短期間で治療院のセンセイになれる」から民間のスクールへ通っているわけで基礎医学を一年かけて学ぼうという意識は希薄でしょう。
 
その結果、どうなるか。
 
とんでもなく貧弱な知識と高度な技術(?)を持ったセラピストが大量に世の中へ出て行きます。技術が高度であればあるほど危険なのはわかりますでしょうか。例えばの話、運転免許のない人にスポーツカーや大型トラックを運転させるようなものです。無免許運転で事故を起こした人は「このくらいなら俺にもできる」と思って自動車を運転するわけですよ。
 
さらに怖いのはそれだけの貧弱な知識しかないセラピストが「自分は基礎医学を学んだ」と思い込んでいる点です。 国家資格のセラピストにしても基礎医学を十分に学んでいるか、と言えば全然不十分でしょう。例えばの話、医療系の大学(医学部や歯学部、薬学部など)でどんなふうに基礎医学を教えているのか私には見当もつきません。ただ、少なくとも一年かけて基礎医学を学んで(試験も数回あります。常に底辺の成績であった私が言うのもなんですが)人の体について、自分はまだまだわかっていない、自分の知識、技能が及ばないことも多いということは身にしみて分かっているつもりです。
 
無資格の方と話していて引っかかるのはこの点です。ご自分の技術の高さを吹聴される方は多いのですが(実際、高度な技術をお持ちなのですが)人の体を触る怖さを自覚しておられる方にはまだ、ほとんどお目にかかったことがありません。 にほんブログ村 健康ブログへ

治療院のセンセイ

世に治療院と呼ばれるものは多数あります。看板もいろいろあって、「接骨院」、「整骨院」、「整体院」、「カイロプラクティック」、「鍼灸院」、「リフレクソロジー」まだまだあります。それぞれどんなものなのでしょうか。
 
それより以前に治療師、と呼ばれる人々についてお話しすることにします。厚生労働省の免許を受けた治療師というのは、はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師の4つです。他にも理学療法士、作業療法士という資格がありますが医師の指示のもとに業務を行う点で治療師とは若干ニュアンスが異なります。この二つの資格には独立開業件もありません。
 
さて、巷に溢れる整体院、カイロプラクティック院。たいていは白衣を着た先生がおられます。彼らはどんな資格で施術を行っているのでしょうか? 驚いたことにたいていの場合、整体、カイロの先生は先に挙げた資格のどれも持っていないことが多いです。彼らの治療院に飾られてある免許証(多くの場合、国家資格の免許証よりも立派であったりします)は彼らの卒業したスクール(厚生労働省とも、文部科学省とも関係を持たない民間の私塾)が発行したもので、公的なものではありません。
 
以前に書いたことがあるのですが柔道整復の学校の学生が患者さんに施術を行えば法律違反になります。(当たり前のことですが)なぜ、何の公的資格もない人が患者さんに施術できるのでしょうか?
 
無資格(民間資格のみ)のセラピストが、人に施術できる法的根拠としてあげられるのが昭和35年の最高裁の判決です。「無資格の施術(療術と一般に言います)であっても人の健康に危害を及ぼす虞(おそれ)がなければ禁止処罰の対象とならない。」というのがそれです。 これを根拠に、無資格のセラピストが市民権を得ることとなりました。クラニオセイクラルでも厚生労働省の資格を持ったうえで施術を行っている方はごく少数です。

この問題については何回かに分けて書いていきたいと思うのですが最初に私の立場を明確にしておきます。私は柔道整復師の資格を持っていますが、クラニオセイクラルを専門にしていますので無資格の方との交流もあります。実際お付き合いいただいて見識の高い方、高度な技術をお持ちの方も多いです。(逆に夜郎自大のお利口さんも多いですが)ただ、一般の方が無資格のセラピストと有資格者の「できること・できないこと」を認識しておかれることは必要であろう、と思います。当ブログがそういうお役にたてば幸せです。次回に続きます。 にほんブログ村 健康ブログへ

字幕が読めない?

お正月に映画に行った方も多いでしょう。さて、タイトルの通り字幕が読めない若者が増えているのだそうです。そういえば「レッドクリフ」なんて吹き替え版はいらないような映画まで字幕と吹き替えと二パターンで上映されてましたよね。

字幕が読めないという話はテレビのワイドショーで聞いたのですがそこでは「若者が漢字を読めなくなってるから」というニュアンスで説明されていました。たぶん違います。

映画少年だったのでよくわかるのですが字幕の漢字で分からないものがあってもストーリーは理解できるモノです。彼らは字幕のような広範囲から文字を読み取る力がなくなっているのだと思います。字幕の文字を一字ずつ拾って読んでいては映画の会話についていけませんから一瞬で内容を把握できるように字幕はものすごく細かい文節に分けられています。

それが認識できないということは若者の頭の中身がそれだけ変性してきたことを意味します。いいとか悪いとかではなく、そんな風に変わってきたということです。だから若者の(最近は若者以外も)メールの文章には絵文字とか顔文字の類がズラリ、と並んでいます。要するに文章の行間に気持ちを伝えることも微妙なニュアンスを読み取ることもできなくなっている人が多いわけですよ。

もう少しすると字幕に絵文字顔文字が登場するのでしょうか、それより映画を見る若者がいなくなるのかも知れませんね。 にほんブログ村 健康ブログへ

レッドカーペットの恐怖

正月番組と言えば「お笑い」と相場が決まっているのですが最近は一分とかすごく短い時間内にネタを演るのがはやっています。なぜかというと、たとえば寄席の中継のように一組当たり十分とか十五分とかのネタだと視聴者の若者が「持たない」のだそうです。これは現在の若者を見ていると痛感することなのですが集中力が全然続きません。たとえば現在教えている専門学校で試験監督をしている時でも驚くべき数の学生が途中退出します。ご存知ない方のために説明しますと医療系の専門学校では試験時間が大変長く長い時では2時間を超えることもあります。ただし、試験時間の間中ずっと席についていなければならないわけではなく試験ができたものから途中退出が認められています。ところが「できたもの」に認められている途中退出をする学生のかなりの数ができていなかったりするわけですよ。それならできもしない試験で退出する理由は、というと集中力が持たない、からです。授業中もしかり。明らかに集中力を欠く学生が年ごとに増えています。これは私の講義がつまらないからとは限らないようでよその学校の講師仲間に聞いても同じような答えが返ってきます。コントや漫才(落語はもう全然聞いていても話の流れについてゆけないでしょうね)でさえ集中して聴けない世代とそれに迎合した番組の作り手、短時間専門の芸人さんという恐るべき時代がやってきています。それなら逆に小梅太夫(最初に見た時の衝撃は忘れられません。気に入って見ていたのですがあっという間に間につまらなくなってどっかへ消えてしまいましたね)が三十分ネタを演るのを見ていて集中力が保てるか?と聞かれたらあやしいですけれど。 にほんブログ村 健康ブログへ
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HN:
かなや やすひろ
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性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
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