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大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

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麻生さんと指圧(手技療法の効く仕組み)

新聞の囲み記事にあったのですが麻生さんの奥様が不眠症に悩む首相に毎晩指圧をしてあげているのだそうです。しばらく背中を押しているうちに首相は眠りに落ちるのだそうです。麻生夫人は父親の鈴木善幸元首相の背中も指圧していた、とも書いてありました。それでは麻生夫人が特別指圧がうまいかというと(実際にうまいのかも知れませんが)たぶんそうではないでしょう。それではナニが効いたのか、と言えばそれは「愛」です。手技療法、物理療法というのはクライアントの筋、骨格にアプローチすることによって副交感神経を優位にして緊張を取り除く療法です。いろんな治効モデルが(どうやって効くのか、の仮説)提出されてはいますがつまるところどんな手技療法であってもそこそこ効くのはこの仕組みによります。しかも術者が心を許している愛妻であり愛娘であったなら、それは効きますよ。似たようなことを先日亡くなった峰岸徹さんもおっしゃっていたそうで、ご令息のマッサージを本当に喜んでおられたといいます。この点ではいかにプロといえども太刀打ちできるものではありません。まあ、「愛」にはかなわぬと知りながらも精進するのがプロなのですけれどもね。さて、愛はなくとも適当な刺激を与えてやれば人間の体はリラックスするようにできています。治療院で背中に電気治療器をあててもらいホットパックで温めてもらえばそれだけでうつらうつらします。お歳暮のシーズンですが、デパートの歳暮コーナーは連日混雑しています。品物を選んで伝票に送り先を記入するまでに長いこと座って待たされることがあります。とあるデパートで実際に見た光景なのですが客が座って待たされる椅子の背もたれに小さい電動のマッサージ機がくっつけてありました。ぶるぶると背中を軽く振動させられていると長時間待たされても不思議とイライラしないのですよ。寝るほどリラックスもしませんけど。にほんブログ村 健康ブログへ
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守秘義務

奈良市で自宅に放火して家族を死なせた高校生の捜査資料や調書が単行本に掲載された件で取り調べの際に精神鑑定を行った医師が高校生とその父親によって告訴された事件、覚えておられるでしょうか。きょうの夕刊で父親が法廷で証言を行った、という記事をお読みになった方も多いでしょう。どんなに理屈をつけても捜査資料や調書が医師からジャーナリストの渡ったことは明らかに犯罪です。刑法134条に「医師、薬剤師、(中略)又はこれらの職にあったものが、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことについて、知りえた人の秘密を漏らしたときは6月以下の懲役または10万円以下の罰金に処する。」とあります。「正当な理由」というのは例えば裁判の際に証言台に立つような時が想定されているようで有償無償を問わずジャーナリストに対し捜査資料を手渡した段階でこの医師はこの守秘義務に違反しています。
単純な犯罪であるにもかかわらずマスコミがこの事件を「報道の自由」を侵害する動きであるがごとき記事にしているのは単にマスコミの思い上がりでありましょう。なぜならこの守秘義務違反は親告罪といって被害者からの告訴がないと罪にならない種類の犯罪であるからです。つまり、この父子が自分たちの権利が侵害されたと思えばこそ今回の裁判は行われているからです。この辺を知ったうえで今後の裁判の成り行きを見守っていただければ、と思います。
さて、われわれ柔道整復師にも守秘義務はあります。大体医師に課せられているのと同じようなものとお考えいただければいいかと思います。だから、たとえば学会で症例を発表するときも患者さんが特定できないように細心の注意を払います。時折同業者のブログで守秘義務に抵触するようなものを見ることがあります。難しい症状が軽快してブログに載せたくなる気持ちはわかるのですがルール違反です。なお、はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師にも同様の守秘義務が課されています。にほんブログ村 健康ブログへ

ボディワークと水

クラニオセイクラルのセッションを受けられた方には意識して水分を取っていただくようお願いしています。体はセッション後、一週間くらいの時間をかけて変化してゆく、とされているのですがその際老廃物が排出されやすくなる、と言われています。実際、施術の翌朝はまっ茶色の尿が出ることも多いです。私はクラニオのほかにレイキとかEFT(感情解放テクニック)のワークショップも受講しているのですが、どちらでもセッション後には水分を取ることを勧められました。現在、私は自分の症状に対してEFTを行っているのですがやっぱりのどは乾きますね。(それとむやみやたらに眠いです)どのようなボディワークを受けられた後でも水分を意識して取ることで効果は高められます。そういえばクイックマッサージの店でも施術後に紙コップでお水を出してくれますよね。にほんブログ村 健康ブログへ

局所療法と全体療法

現代医学に対する批判として「体を全体としてとらえていない。」というのがあります。たとえば「腰が痛い。」とか「胃の調子が悪い。」といったときに腰とか胃とか体をパーツに分けるのではなく全体として見るべきだ、という主張です。これは確かにその通りで、たとえばどこへいっても治らなかった腰痛が頚椎の矯正と硬膜のストレッチで治ったというような例はいくらもあります。クラニオセイクラルを広く普及させたアメリカのアプレジャー医師は余計な先入観を排除するためにあえてクライアントの愁訴(どこが悪いのか)を聞く必要はない、という意味のことさえ言っています。クライアントの体がすべての答えを知っている、というわけです。ただし、これは世界的に有名なアプレジャー医師(日本では神格化されすぎているキライがありますが)だからこそ言える話であってわれわれひよっこが真似できる話ではありません。日本にも偉ぁい先生はいくらもおられて初診のクライアントが愁訴について話しかけると「いちいち聞かなくても悪いところはワシにはみんなわかっとる。」などと怒る人もおられるのだそうです。まあ、以前にこのブログでも書きましたようにオステオパシーでは「体に変なところがあるのを見つけたらそこを矯正して、あとは自然治癒力に任せる」という考え方がありますのでそれはそれでかまわないのでしょう。ただ、なんでもかんでも全身療法、全体療法がよくて局所療法は間違いだ、と決めつけるのはいかがなものかとは思います。全体療法の代表選手のように思われがちな東洋医学の世界でも本治法(全体療法)のほかに標治法(局所療法)という概念がちゃんと存在します。要は個別のケースを見てどのように治療していくのかを判断するのが治療師の見識、というものでしょう。
子供のひじの骨は五歳くらいまでは引っ張ると簡単に亜脱臼(関節が外れかけること)します。ひじ関節の亜脱臼がクラニオセイクラルのセッションで治るのかどうかやってみたことがないのでわかりませんが普通にひじ関節の整復法(外れた関節をはめる技術、整形外科でも接骨院でも基本的に同じ手技を使います)を行えば二秒くらいですっかり治ってしまいます。 にほんブログ村 健康ブログへ

本場のクラニオセイクラル?

ホームページにもありますように当院のセッション時間は30分です。(状況によって多少の加減はあります)よその治療院のホームページを見てみると1時間半、とか2時間とかいうのがざらです。30分というのは広島市のふじわら医院様へ月一回セッションにでかけるようになって出来上がってきたスタイルです。できるだけ多くのクライアントに受診していただけるように他のテクニックを混ぜたりして試行錯誤の結果、今の形に落ち着きました。これならクライアントに時間的にも金銭的にも(セッションの時間が短ければそれだけ金額を抑えることが可能です。)負担が軽くて済みます。
さて、本場アメリカではクラニオセイクラルのセッションにどのくらいの時間をかけているのでしょうか。というとこれが結構まちまちです。アンドリュー・ワイルの本に紹介されているオステオパシー医のところには何十人もの患者が詰めかけてきていたそうなのでそれほど一人のクライアントに時間をかけてはいなかっただろうと思います。ところが同じオステオパシー医でも頭蓋骨矯正の前の緩和操作(首や肩の筋肉を緩める)だけで2時間かかる、とかすごいことを言っている人もいます。どうもよくわからないのですが緩和操作だけで2時間なら一人のクライアントにそれこそ1日がかりになってしまいますね。かえってくたびれてしまいそうな気もしますにほんブログ村 健康ブログへ
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プロフィール
HN:
かなや やすひろ
HP:
性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
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