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大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

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剝離骨折再び

以前よそで書いたことがあるのですがうちの長男が中学生の頃、骨盤骨の剝離骨折を起こしたことがあります。剝離骨折というのは筋肉の急激な収縮で骨に筋肉がくっついているところが少しめくれたようになるタイプの骨折です。中・高校生の骨盤に起こることが多く、スポーツの最中に突然股関節やソケイ部に痛みを訴えることがあります。骨折、とはいいながら普通に生活できますし、特別な処置をしなくても数週間安静にしていればそれだけで治ってしまいます。たぶん、骨折したという意識もないままに骨盤の痛みをやり過ごしている子も多いと思います。長男がやったのは下前腸骨棘という部位の剝離骨折でふつうサッカーなんかで起きるのですが学校の柔道の時間に起こりました。ちょっとでも楽にしてやろうと思って治療法を考えました。この骨折は大腿直筋(太ももの筋肉、大腿四頭筋の一部)が急激に収縮することのよって発生します。この筋肉は股関節を曲げる働きと膝関節を伸ばす働きをします。膝の屈伸がしにくい時の矯正法で股関節にかかる筋肉の緊張も緩むのでは、と考えて治療してみると見事ソケイ部の痛みは軽快しました。そして昨日のこと、「またソケイ部が痛い。」と長男が言います。彼は武道系のクラブに入っていて、蹴りを入れたとたんに痛み出した、と言います。一年前と同じ治療法で無事におさまりましたが、これからが思いやられることでありました。あんまり無茶はしないでね。
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アムス柔道整復師養成学院の校友会ブログに紹介されました

勤務先のひとつ、医療法人城見会アムス柔道整復師養成学院の校友会ブログに当方のホームページが紹介されました。
http://blue.ap.teacup.com/amskoyukai/

ここの学校は校友会活動が盛んで、日曜ごとに外部から講師を呼んで勉強会を開催しています。有名なところでは健康雑誌に「耳たぶ回し」という独特の手技療法が掲載されてブレイク中の月見歯科クリニック院長、佐藤青児先生にも講演いただいたことがあります。私もお招きいただいてクラニオセイクラルについて話をしたこともあります。佐藤先生みたいに私もブレイクしますように。

便秘を自分で治す

さっきテレビで便秘薬のコマーシャルをやっていたのですが、そのキャッチコピーがなんと「11歳から飲める便秘薬」。おいおい、その年から便秘薬のませてどうするねんと言う話ですよ。そんな便秘薬が売り出されるということはそれだけ便秘に悩む子供さんが多い、ということなのでしょう。症状によっては薬で出すことも必要なのかもしれませんがおなかを緩めるだけで結構出るようになるものです。簡単にできますので(自分でもできるし子供さんに保護者の方がやってあげることもできます)一度お試しください。

1、受け手は膝を曲げて仰向けに寝ます。
2、術者は両手の人差し指、中指、薬指の三本をそろえて重ね、みぞおちから縦に恥骨の上あたりまでゆっくり押さえてゆきます。力はごく軽く。
押さえているとほかの所より硬かったり、痛みを感じるところがあります。そこは一分くらい持続的に押さえます。力は軽いまま。上から下まで三回繰り返します。
3、次にへそのまわり三センチくらいの範囲を時計回りにゆっくり押してゆきます。痛みがあるところは一分くらいの持続圧。
4、最後に術者の手のひらを受け手のおなかにそっと当てます。そのまま一・二分手を当てて終了します。

たぶん、おなかを押している途中でぐるぐるとおなかが鳴り始めるでしょう。一回で効果が見られなくても何回か繰り返し行ってください。
これはもともとぎっくり腰の患者さんの腹筋を緩めるのに使う手技を簡単にアレンジしたものです。なお、ご自分や家族にこの手技を行う際にはご自身の責任のもと行ってください。手技を行ったことにより発生した不都合について当方では一切責任をもちません。

柔道整復師ってどんな職業?

柔道整復師、と言われてもピンとこない方が多いかもしれませんが「整骨院」、「接骨院」と言われればたいがいの方がお分かりのことと思います。この整骨院なり接骨院のあるじを柔道整復師と言います。れっきとした国家資格で三年以上専門の学校に通ったのち、試験に合格する必要があります。それではこの柔道整復師(柔整師、と略して呼ばれることも多いですが軽く見られているようでこの呼称を私は好みません)、いったい何をする資格なのか?一般には骨折や脱臼、ねん挫などのけがに対し施術(治療)するのが柔道整復師の業務である、というふうに説明されることが多いです。ところが、です。実際のところそのような文言は柔道整復師法(医師法と同様、柔道整復師にも自前の法律があります。)のどこを探しても見当たりません。唯一それに類する文言は「柔道整復師は、医師の同意を得た場合のほか、脱臼または骨折の幹部に施術をしてはならない」というのが17条の条文にあるだけで、しかも同様の条文は「はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師等に関する法律」にも記載されています。要するに巷で言われている「柔道整復師は骨折や脱臼、ねん挫の患部にしか施術できない」という話には法律的な裏付けは皆無なのです。それなら、と思われるかもしれません。昨今あちらこちらのマスコミで、「接骨院で肩こりや慢性の腰痛をねん挫と偽って施術している。」という報道がなされている、あれはいったいどういうことなの?
柔道整復師が扱う傷病については先ほど述べましたように法律的には規制はありません。ただ、接骨院での施術に保険が適応できる傷病は「骨折、脱臼、ねん挫、打撲、挫傷(肉離れ)」に限定されています。だから、接骨院で(あるいは柔道整復師が)慢性の疾患に対して施術を行うことはできるが保険の対象ではありません、というだけの話なのです。どうもこのあたりをマスコミはじめ柔道整復師を非難する人はもとより、当の柔道整復師本人が分かっていないことが多いようです。クラニオセイクラルのセッションを行っても骨折や脱臼は治りませんから当然当院では保険の取り扱いはゼロです。もっとも整復、固定を行ってからセッションすれば骨折や脱臼の改善のスピードは速まるでしょうし第4脳室を圧迫して脳脊髄液の循環を良くしてやるとねん挫にも有効ではあるのですが。

スランプは病気だ

みなさんは「スポーツ内科」、というのをご存知でしょうか。簡単に言ってしまうと、スポーツによって発症する内科疾患の予防や治療を行ったり反対に内科疾患のある患者さんに運動療法を処方したりする医学のことです。少し前の話になりますが学会に参加したときにこの分野の第一人者、賀來正敏先生の講演を聞く機会がありました。その中で印象に残ったお話に「スランプのほとんどは病気」というのがありました。一般に言われるような精神的なスランプ、というものはほとんど存在しないのだそうです。そしてその中で従来原因不明とされていたスランプに脳脊髄液の循環不全と考えられるものがあるのだそうです。主として頭を打つタイプのスポーツに多い、とのことでした。最近よく言われるようになった「脳脊髄液減少症(交通事故などで脊髄硬膜に穴があき、そこから脳脊髄液が漏れ出て頭痛その他の不定愁訴をもたらす)」のようなニュアンスで説明をされていました。もちろんそういうこともあるのでしょうが頭を打つことによって頭蓋骨がゆがみ、その結果脳脊髄液が減少するのではなく循環が不良になったケースもあるように思います。このような場合でもやはり不定愁訴が現れたり仕事やスポーツがうまくはかどらなかったりします。頭蓋のゆがみによって生じたスランプに脳脊髄液減少症の処置(ブラッドパッチなど)を行ってもあんまり効果はないように思います。それよりはクラニオセイクラルによって頭蓋のゆがみを改善してやったほうが脳脊髄液の循環は改善するのでは、というのが私の考えです。原因不明のスランプを抱えておられる方、(スポーツだけではなく仕事や勉強も基本的には同じでしょう)ひょっとしたらそれは頭蓋骨のゆがみかもしれませんよ。
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プロフィール
HN:
かなや やすひろ
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性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
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