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大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

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来年の目標(こんなことやってみたい)

師走も残すところ一日ですから、もう鬼も笑わないでしょう。来年の目標について書きます。今年の夏ごろ、治療院のホームページを新しくしようと思い立って、どうせなら専門家にいろいろ教わろうと思って「セラポート」さんという治療院のサポートをしている会社の「インターネット集客セミナー」というのに行ってきました。講師の話も実例を挙げながらのわかりやすいセミナーだったのですが何かの話の折に自分の治療法を講師に説明することになりました。「それで、かなやさんのやってらっしゃるクラニオセイクラルはどんな症状に効果的なんですか?」「えーとですね。一番多いのは不定愁訴、肩や腰の痛みがよそで治らないと言ってこられる方も多いです。あと、子供さんの治療も最近増えてきてます。」「どんな子供さんが来られるんですか?」「中耳炎とか落ち着きのない子とか、あと、障がいのある子供さんもたまに見えます。」「障がいのある子供さんにもクラニオセイクラルは有効なんですか?」「はあ、障がいが完全になくなることはないですけれど、手足の動きがぎくしゃくしていたのが良くなったとか元気に学校へ行くようになったとか、そんな風には喜んでもらってます。」「かなやさん。」「はい?」「それ、やりましょう。」「え?」「私、仕事柄そういう子供さんのご相談を受けること多いんですよ。そんな技術をお持ちなら、それを子供さんとご両親のお役に立てましょうよ。それで、どれだけ喜ぶ方がいるかわかりませんよ。」私の手が、技術がもっともっと皆様のお役にたちますように。 にほんブログ村 健康ブログへ
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癇虫取りの話(子供の治療のはなし)

現在読んでいる「富田流手あて療法」(昭和8年に出版された霊術の教科書、ただし私が持っているのは平成11年の復刻版)に子供の癇虫とり(ヒヤキオウガンという子供の薬の効能にも癇の虫とありますがもちろん癇の強い子に実際に虫がいるわけではありません。当時はその癇虫とり専門の業者がいたそうです。半分おまじないみたいなものだったのでしょうか。)を富田氏が体験した時の話が載っています。どんなふうにするのか同書をちょっと引用します。「その治療の方法は、薬品の液を硯に入れて墨をすり、毛筆をもって病者の手に鬼という字を書き、その字の上に、風という字を書き、その手を水にて洗浄せしめ、その手をタオルで拭き取らしむ。その手を先生の前に差し出すと、先生は、その手の中や外を見て、ここにもここにもと白き細い長い虫様のものを目の前にて採り始めた。(中略)尚この治療は、親の目前で行うのが有効であるとのことであった。」富田氏はこの「癇の虫」の正体がタオルの繊維であることをすぐに見抜くのですが、つづけてこんな風に書いています。「母親が、これだけたくさんの虫(実際はタオルの繊維)を採ったのであるから、これでこの子供の病気もよくなると安心すればそれが子供を良くするのである。然るときは、子供の治療をしたのではあるがその実は、母親の治療をしたことになる。これで子供の病気がよくなるところを見れば、子供の病気はまず母親の心理を治さねばならぬという所以である。」実際、いろんな子供さんの治療をしていて思うのですが保護者の方の体調とか心理状態を子供さんはものすごくよく反映します。そんなことない?でも、子供さんて忙しくて大変な時に限って熱出したりしません?お正月で病院が開いていなくてこんな時に熱出したら困るわ、と思ったとたんにもよく熱出しますよね。「なんでこんな時にトイレに行きたいって言うのよ。」というのも多分同じ。からだは心に反応しますが子供さんのからだはお母さんの気持にも反応します。だから私の治療院では子供さんの治療をするときはお母さんも短いセッションを受けていただくことが多いです。理由はもちろんお母さんがリラックスしている方が子供さんの調子がいいからです。 にほんブログ村 健康ブログへ

手当て・霊術・オステオパシー

ちょっと前から戦前の手当法の本を読み始めています。当時、日本では手当法とか霊術が盛んであってそのころの講習会?のテキストが復刻版という形で刊行されています。クラニオセイクラルがオステオパシーというアメリカの自然医療に由来するものである、と以前書いたことがあります。驚くことに大正、昭和初期のころにすでにオステオパシーやカイロプラクティックの技術が日本に輸入されていたようです。日本では古来からの手当法をうまくアレンジして独自の治療法として発展してきたといわれます。日本の手技の特徴は筋肉や骨格の調整のほかに「プラナ」とか「気」とか呼ばれるエネルギーを患部に流します。ヒーリング技法として盛んな「レイキ」はこのエネルギー療法の流れをくむものです。現在でも手技療法とエネルギー療法を組み合わせた治療体系は日本に残っています。「長生療術」というのがそれで現在はあん摩マッサージ指圧師の正規の教育にこの療法を組み入れる形で教育を行っています。かつて日本の霊術家がカイロプラクティックやオステオパシーをとりいれたように海外の医療現場では手当法が盛んにおこなわれているのだそうです。先に挙げたレイキはその代表ですし、セラピューテイック・タッチという看護師さんの間で盛んな手当法もあります。そしてクラニオセイクラルでも「エネルギーの弾道テクニック」というのが存在します。手を当てることの意味はもっと評価されてもいいのかもしれません。 にほんブログ村 健康ブログへ

感情解放テクニック

前回、前々回と痛みと心の関係について思うところを書き連ねました。ただ、誤解していただきたくないのは「治らないのはあなたに治る意思がないから」と言っているのではない、ということです。たとえば十の痛みがあった人がいたとします。治療によって痛みが三に減ったとしましょう。このとき「治りたい」人は痛みの軽減にフォーカスします。だから「ずいぶん楽になりました。」となります。「治らない」と思っている人は残っている痛みにフォーカスします。だから「まだここが痛い。」と訴えることになります。同じ症状の軽減でも正反対の評価になるわけです。なぜか?と言えば人間の脳は「見たいと思うものを優先的に見る」からです。ちょっと実験してみましょう。目をつぶってください。心の中で「赤いものはどこ?」と言ってから目を開けると赤いものが(たぶんさっきまで全然意識していなかった)ぱっ、と目に入りますよね。これは目から入ってくる膨大な情報を脳は取捨選択して取り出してくるからなのだそうです。それなら「治らない」を「治りたい」に変換することはできるのでしょうか。まず考えられるのは心理療法です。でも、腰の痛みを治すのに手技療法家と心理療法家を掛け持ちで受診する、というのも大変な話です。両者をマスターしている療法家もいるのかも知れませんが実際のところどうでしょうか。医師以外で心理療法を行うとすれば少なくとも修士レベル以上の心理学の知識と技能が必要でしょう。安易に「カウンセリング」を行うと称する手技療法家に私は懐疑的です。何かないかな、と思っていろいろ当ってみて「感情解放テクニック=EFT」という技術に出会いました。これはアプライド・キネシオロジーの流れをくむ療法ではありますが、極限までシンプルになっていて誰でも習得できます。具体的には困っている症状を(かがむと腰が痛い、など)を口に出して言いながら何ヵ所かのツボをトントンと叩いていくだけです。たぶんEFTで検索すればほとんどのサイトで具体的な方法が掲載されていますのでお試しください。私も時々ですけれどクライアントに対してこの手法を使っています。 にほんブログ村 健康ブログへ

「腰痛は怒りである」

心と痛みの関係第二弾です。タイトルは長谷川淳史先生の本から頂きました。どういう本かといえば「腰痛は心のストレスによって筋肉が硬化することによって発生する。」というTMS理論を日本に紹介した初めての本です。この理論の提唱者、ジョン・サーノというアメリカの整形外科医はだから腰痛患者にはいっさいの投薬、手術、物理療法(手技療法や電気治療その他)は不要であり、ただ彼の提唱する理論を学習することによって腰痛は治療しうる、ということを主張しておられます。これが心理畑の人ではなく整形外科医によって提唱されたところがまずは新鮮ですよね。当院では心理療法の類は提供できませんが手技療法に関しても確かにこれはその通りで、腰痛に限らずたとえばよその病院で「これは治りません」と言われたクライアントはなかなか治りにくいです。背骨が変形しているから、ヘルニアがあるから、もう年だから治らないと言われた患者さんは家族の方に連れられてきてもなかなか治療に反応してくれません。逆に同じ事を他で言われてきたとしても「何とか治りたい」方はこちらが驚くような回復を見せてくださることが多いです。場合によってはこちらの医学常識ではありえないような回復の仕方をすることもあります。進行性の病変が進行を止めることさえあります。これは私の手技がすごいわけではなく、クライアントの自然治癒力がすごいわけです。クラニオセイクラルの手技を受けている間、クライアントは「無」になられます。眠っているのに近いけれどそれとは異なる状態、といってもいいでしょう。ホームページにもありますように瞑想中の感覚に似ているのだそうでその間に体には必要な変化が起きます。「治りたい」人には治るための、「治らない」と信じている人には治らないための変化が起きるようです。本を読んで腰痛に対する強い意志を持てば腰痛は治る、という理論も「無」の状態に心身を導く手技も理論は違ってもやっていることは同じなのかもしれません。どっかに「読むだけでやせる本」はないかな。 にほんブログ村 健康ブログへ
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プロフィール
HN:
かなや やすひろ
HP:
性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
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