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大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

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ヒーリングorセラピー?

シャクティ・パットという言葉をご存知でしょうか?ご存知の方はおそらくあまり良い印象をお持ちではないでしょう。ニュースで話題になった怪しい集団が信者に対して行う怪しい儀式、といったイメージでとらえられているでしょう。かくいう私もなんとなくそんな感じにしか思っていませんでした。ところがある時、このシャクティ・パットの詳細を本で読んでちょっと印象が変わりました。クラニオセイクラルと原理的ににかさなるところがあるのです。この儀式そのものはヨガの行法の一つで怪しくもなんともないものなのだそうです。どんな事をするかというと、あおむけに横たわった人の頭側に儀式を行う人は座ります。そして寝ている人の眉間を両方の親指でひたすらこすります。すると、仙骨から強烈なエネルギーが背骨を伝わって上昇してきます。そうしてその日一日くらいは背中が熱くてたまらない、というのが実際にこれを受けた人の感想として載っていました。本を斜め読みしただけなので正式な行法とは違っているところもあるかもしれませんが読んだ限りにおいてはクラニオの原理である程度説明可能なところもあります。眉間をこすると大脳鎌といわれる部分に刺激が伝わります。これは脳を左右に分ける膜でそのまま脊髄硬膜につながっています。ゆえにそのまま眉間をこすりつづけると刺激は最終的に硬膜の終点の仙骨に達します。おそらくはその時の感覚がエネルギーの上昇として感じられるのではないかというのが私の考えです。それならお前がシャクティ・パットをやってみせろといわれるでしょう。何回か自分に試みてみたのですが残念ながらうまくいきませんでした。ただ、骨盤や背骨を矯正しても全くよくならない腰痛のクライアントの脊髄硬膜を頭の側から引っ張って緊張をとって軽快に導いたことは何度もあります。いつかシャクティ・パットも成功させてやろうと思っているのですがやはり私などにはうかがい知ることのできない神秘が隠されているのかもしれません。
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愚民教育(身体編)

私の祖母は戦後すぐに中学校の教員となって、女手一つで母たちを育てたのですが戦後の教育は「アメリカが日本人をアホにする為のもの」だとずっと言っていたそうです。まあ、日本の国力を落とすには次代の国民を骨抜きにしておけば間違いないわけで結果はご覧の通りです。これには当然日本政府も全面的に協力しているわけで、たとえば臨教審(臨時教育審議会)というものがかつて教育「改革」のために設立されていたのですがその委員長(だったかな?)の有名な作家が「行商人の子は行商人でいい。」という発言をしたことなどはあまり知られていません。この作家がキリスト教徒であることなども非常に興味深い事実だと思います。
さて、だから最近の若者はなっとらん、などと憤るつもりはありません。ただ、意外なものがこの愚民教育の道具として使われているのではないか、という話です。それは「携帯電話」。
携帯電話に限りませんが小さな画面を長時間集中して眺めているとなぜか股関節がちゃんと伸びなくなります。腸腰筋、という筋肉が縮んだままになってしまうようです。(医療関係者がお読みでしたらぜひ実験してみて下さい。携帯の画面を30分くらい見たあとではトーマステスト陽性、股関節屈曲拘縮となります。)
まっすぐに立って股関節を軽く曲げてみてください。おしりが後ろに出っ張った感じになりますね。この姿勢では骨盤の真ん中の骨、仙骨の角度が(腰仙角といいます)大きくなってしまいます。その結果、クラニオセイクラルで重要視する仙骨と後頭骨の間のバランスが崩れることとなります。最終的には頭蓋骨がゆがみ、様々な症状になってあらわれてきます。そうしてその症状のなかに学習困難、とか学力の低下があります。
姿勢の話に話題を戻せば携帯の画面を長時間見る―股関節が伸びない―おしりが後ろに出っ張る、という流れの次には顎が前に出ます。コンビニやゲームセンターでたむろしている青少年の姿を思い出してみてください。いわゆるうんこ座り、股関節を深く屈曲して座りうっすらと口をあけてそしてひたすら携帯を見ています。
彼らの学力がどのくらいかはしりませんが、私が教えたことのある若者で優秀な学生にはあんまりそのような姿勢をとっている者はいなかったように思います。
さて、大阪の橋下知事です。「携帯電話に依存している子供ほど学力が低い。」ということで公立学校での携帯の持ち込みを禁止する意向を発表しました。学力の低下と携帯電話の関係を指摘したことはさすがですが、国策としての愚民教育の道具として異常なスピードで普及した携帯電話。なかなか前途は多難なように思います。

 

剝離骨折再び

以前よそで書いたことがあるのですがうちの長男が中学生の頃、骨盤骨の剝離骨折を起こしたことがあります。剝離骨折というのは筋肉の急激な収縮で骨に筋肉がくっついているところが少しめくれたようになるタイプの骨折です。中・高校生の骨盤に起こることが多く、スポーツの最中に突然股関節やソケイ部に痛みを訴えることがあります。骨折、とはいいながら普通に生活できますし、特別な処置をしなくても数週間安静にしていればそれだけで治ってしまいます。たぶん、骨折したという意識もないままに骨盤の痛みをやり過ごしている子も多いと思います。長男がやったのは下前腸骨棘という部位の剝離骨折でふつうサッカーなんかで起きるのですが学校の柔道の時間に起こりました。ちょっとでも楽にしてやろうと思って治療法を考えました。この骨折は大腿直筋(太ももの筋肉、大腿四頭筋の一部)が急激に収縮することのよって発生します。この筋肉は股関節を曲げる働きと膝関節を伸ばす働きをします。膝の屈伸がしにくい時の矯正法で股関節にかかる筋肉の緊張も緩むのでは、と考えて治療してみると見事ソケイ部の痛みは軽快しました。そして昨日のこと、「またソケイ部が痛い。」と長男が言います。彼は武道系のクラブに入っていて、蹴りを入れたとたんに痛み出した、と言います。一年前と同じ治療法で無事におさまりましたが、これからが思いやられることでありました。あんまり無茶はしないでね。

アムス柔道整復師養成学院の校友会ブログに紹介されました

勤務先のひとつ、医療法人城見会アムス柔道整復師養成学院の校友会ブログに当方のホームページが紹介されました。
http://blue.ap.teacup.com/amskoyukai/

ここの学校は校友会活動が盛んで、日曜ごとに外部から講師を呼んで勉強会を開催しています。有名なところでは健康雑誌に「耳たぶ回し」という独特の手技療法が掲載されてブレイク中の月見歯科クリニック院長、佐藤青児先生にも講演いただいたことがあります。私もお招きいただいてクラニオセイクラルについて話をしたこともあります。佐藤先生みたいに私もブレイクしますように。

スランプは病気だ

みなさんは「スポーツ内科」、というのをご存知でしょうか。簡単に言ってしまうと、スポーツによって発症する内科疾患の予防や治療を行ったり反対に内科疾患のある患者さんに運動療法を処方したりする医学のことです。少し前の話になりますが学会に参加したときにこの分野の第一人者、賀來正敏先生の講演を聞く機会がありました。その中で印象に残ったお話に「スランプのほとんどは病気」というのがありました。一般に言われるような精神的なスランプ、というものはほとんど存在しないのだそうです。そしてその中で従来原因不明とされていたスランプに脳脊髄液の循環不全と考えられるものがあるのだそうです。主として頭を打つタイプのスポーツに多い、とのことでした。最近よく言われるようになった「脳脊髄液減少症(交通事故などで脊髄硬膜に穴があき、そこから脳脊髄液が漏れ出て頭痛その他の不定愁訴をもたらす)」のようなニュアンスで説明をされていました。もちろんそういうこともあるのでしょうが頭を打つことによって頭蓋骨がゆがみ、その結果脳脊髄液が減少するのではなく循環が不良になったケースもあるように思います。このような場合でもやはり不定愁訴が現れたり仕事やスポーツがうまくはかどらなかったりします。頭蓋のゆがみによって生じたスランプに脳脊髄液減少症の処置(ブラッドパッチなど)を行ってもあんまり効果はないように思います。それよりはクラニオセイクラルによって頭蓋のゆがみを改善してやったほうが脳脊髄液の循環は改善するのでは、というのが私の考えです。原因不明のスランプを抱えておられる方、(スポーツだけではなく仕事や勉強も基本的には同じでしょう)ひょっとしたらそれは頭蓋骨のゆがみかもしれませんよ。
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プロフィール
HN:
かなや やすひろ
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性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
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