クラニアルワーク上級編のセミナーやります
12月13日、アムス柔道整復師養成学院校友会のお招きで上記セミナーを行います。
どんなことをやるのか、と言えば「通常の手技で効果が出にくい時にはどうするか」についてお話しいたします。
クラニオの手技は基礎編や中級編でお伝えした手技で結構広範囲の症状に対処できると思います。ただ、臨床をやっているとどうしてもうまくいかないケース、というのが出てきてしまうのですよ。
たとえば外傷の既往がある場合。歯科治療の影響。そんな原因で頭蓋骨の動きが制限されている場合はこれを取り除かなければなりません。顔面頭蓋で一番骨折しやすいのは鼻骨、次が上顎骨です。それだけ外力を受けやすいわけで上顎骨に動きをつけることで、何をやっても効果のなかった腰痛が軽快した、という症例もあります。
クラニオが威力を発揮する傷病の一つに耳鼻科系の疾患があります。あちらこちらで書いているのでご存知の方も多いと思いますが、私がクラニオ専業になったきっかけの一つが長男の滲出性中耳炎でした。病院に長いこと通ってもなかなか良くならなかったものが、耳管のストレッチという手技できれいに治ってしまい、それ以降私は柔道整復の本道から大きく外れることと相成りました。
大体こんな感じで手技を紹介していこうかと思っています。
1、中級編で紹介しなかった篩骨の開放
2、矢状静脈洞の開放など、脳脊髄液の循環を改善させるための手技
3、上顎骨の矯正(口外法、口内法)
4、耳管のストレッチ(同上)
5、その他マウスワーク(鋤骨や口蓋骨へのアプローチを含む)
申し込みの詳細は
http://ameblo.jp/ams-osaka/entry-10354696460.html
なお、ある程度頭蓋骨矯正の経験がある方を対象にしています。どこかのスクールのレベル1か2くらい、あるいはテンステップの手技を「習ったことがある」くらいの経験のある方でないと、今回のセミナーは理解しにくいかもしれません。
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