服装について
大阪府の橋下知事が「公立学校の教師のジーンズ、ジャージ禁止」を言っておられます。
公立の学校とは趣が大分違うのですが私も週の半分を教壇に立っています。どんな服装かと言えばネクタイはどんな時も締めていて、スーツの上着を着ているか白衣を着て講義をします。
他の教員(特に非常勤)の服装を見ていると皆さんまちまちで、さすがにジャージはおられませんがネクタイをしない先生や、ジーンズというのも時々見ることがあります。
お金をとってよその大事な子どもさんや場合によってはお父さんお母さんを教えるわけですからそれなりにきちんとした服装を心がけてはいるつもりです。
もちろん教えるときの服装について規定はありませんのでどんな格好をしていようと自由ではあるのですが。
そういえば今気づいたのですが、ノーネクタイ、ジーパン組の教員は医師とか理学療法士とか柔道整復師以外の資格をお持ちの方が多いです。それがどうした、と言われればそれまでなのですが。
人にものを教えるようになって二十数年になりますが、その間ずっときちんとした服装しかしてこなかったかと言うとそうでもありません。
大学受験予備校で現代国語を教えていたときに、私はあることに気がつきました。人気講師と呼ばれる人は服装がラフなのです。そういう服装で教えることを黙認されているのは人気講師、という暗黙の了解みたいのがありました。
それから私は、おっかなびっくり服装をカジュアルに変えていきました。
予備校では教員の評価のアンケートを毎月とって(評価するのは生徒)いますので、その結果を踏まえながらスーツを今でいうジャケパンに変え、ネクタイを外し、スラックスをジーンズに履き替えていきました。
志望校に合格しなければ学費は返金、というクラスで教えるようになった時には教えている生徒とおんなじような服装で講義するようになっていました。
服装一つでもあれこれ考えるものだ、というお話でありました。
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