ひたすら練習(量をかせぐこと)
国家試験でも入学試験でもそろそろリキを入れていかなければならない時期です。この時期はひたすら問題をやりましょう。
手持ちの問題集、国家試験なら過去の問題をひたすらに解いてゆきます。
正解かどうかは全く気にしないでいいです。ただ、択一式の問題であれば各選択肢がなぜ正しいのか、間違っているのかを教科書でいちいち確認します。
今の時期、教科書や参考書を眺めていても実力はつきません。今までに一通り問題をやって教科書にチェックが入っていれば文句無しですが、さぼっていたのならいきなり問題を始めてもいいです。
択一式なのででたらめに答えても四分の一の確率で正解に行き当たるのだから正解できてもできなくても気にしないこと。問題をやって、教科書でその個所をチェックしていく、その作業を繰り返します。
私の講義でもひたすら問題を解かせて、重要項目についてくどいくらい確認します。以前このブログでも書きましたように試験に出る範囲は限られていますからおんなじような(同じではないのですが)話を来る日も来る日も学生たちは聞かされるわけで、あんまり楽しい授業にはなりません。
中にはつまらなさそうにする学生や、居眠りをしている学生もたまにいます。でも「わかる」と「できる」が違うように「知ってる(聞いたことがある)」と「問題が解ける」というのも全く違うのです。
特にきょう日の若者の「知ってる」は、記憶しているという意味ではなく「この参考書を見れば載ってる」ことを知っているだけ、というケースがあったりします。
今はどうか知りませんが昔は骨董屋さんに入った丁稚さんが真っ先にやらされたのが「ひたすらホンモノの骨董を見る」ことだったそうです。
そういう訓練を繰り返しておくと偽物を見たときに直感的にピンと来るのだそうです。
試験も同じことで、ひたすら練習を繰り返すことで問題を見る目を養っておくとそれがそのまま得点力につながります。
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