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大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

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新聞記事に「頭蓋骨にゆがみ」

外傷性脳挫傷(TBI)という傷病があります。頭をぶつけることにより脳が衝撃を受けて記憶障害やめまい、頭痛、集中力の低下を起こすものです。イランやアフガンから帰還した米兵にこれらの症状がみられることから原因について研究が進められていました。

その結果、至近距離から爆風を受けることにより衝撃が頭蓋骨をゆがませて、これが頭蓋の内圧に変化をもたらし、TBIを発症させる、というメカニズムが明らかになりました。

ヘルメットや装甲車などの装備が改善されることにより爆弾による死傷者は減少している、といいます。ただ、爆弾による衝撃波はハイテク装備によっても防ぎようがなく、結果として帰還兵に前期の症状に悩む人が増加している、ということになっているようです。

何にせよ死傷者が減るのはよいことですし、そもそも戦争などあってはならないことです。

ただ、私としてはこの研究結果を報じた新聞の見出しに目を奪われました。
「爆風で頭蓋骨にゆがみ」

従来の医学では頭蓋骨は一個のヘルメットのような骨になっており、ゆがみが生じることはありえないという認識であったはずです。これは頭蓋オステオパシー発祥の地、アメリカにあっても同じことです。

つまり、全く発想の違う学者の研究でも「頭蓋骨のゆがみによる頭蓋内圧の変化が様々な症状の原因になる」という結論が出たことになります。

クラニオセイクラルの理論が正しいことが証明された、というよりTBIの症状に悩む人にクラニオセイクラルはお役に立てないものか、と思ってしまう私でありました。

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「柔道整復師は治療ができるのか」

そんなのアッタリ前、と思います?ところが日本の法律では「治療」ができるのは医師と歯科医師のみ、ということになっています。

柔道整復師やその他のセラピスト(国家資格の有無を問わずに)の業務は「施術」と呼称されます。患部に施術を行うことにより、結果的に「治る」のであって「治す」ことのできるのはお医者様だけ、というけったいなことに法律的にはなっています。

そんなことを知らないセラピストさんは無邪気に「治療」とか「診察」とかいう言葉を使います。フシギと行政はこのあたりについては寛容で、診察とか診療という文言が治療院(これも厳密には施術所、と呼ばねばなりません)に掲げてあっても大体のケースではお目こぼしいただけます。

なんでかと言うとこのあたりを法律的に厳密にするとムチャクチャに煩雑になるから、なのでしょう。

診察時間や診療時間は施術時間。これはまだしも「休診日」は「休術日(施術を休む日、の意)」という日常使われるのとかけ離れた言葉を使わねばなりません。

さらに「診察券」。これも厳密には「施術券」という言い方になるのでしょうが、なんか施術がタダになるサービス券みたいな響きですよね。

ウチは看板も出していませんし診察券も使ってはいませんので関係ないといえばそれまでですが。

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文献はあるうちに借金してでも買っておこう

昨日クラニオのセミナーでもお話したのですがクラニオ関係の書籍を出版していた会社が来年一月末で出版業務から撤退するのだそうです。私はこれを先輩のブログで知りました。

言われてみれば新刊案内や広報誌(代替医療通信、というなかなかいい雑誌を無料で送ってくれていました)が届かなくなったので「大変なのかな」とは心配していました。

一般の医療関係ではなく代替医療や手技療法というのは、もともと狭いマーケットではあります。当然売れる部数は少ない分、一冊当たりの値段は高くなります。一万円を普通に超えます。小部数、高額の書籍というのは一番売れにくい商品でありましょう。

購入者の多くを占める柔道整復師の懐具合も関係しているのかもしれません。

ただし、多分もう一つの要件が考えられます。読者のアタマの問題です。

代替医療関係の出版社はいくつかありますが、今回撤退する出版社は翻訳書が商品の多くを占めていました。たとえばカイロプラクティックやオステオパシー関係の欧米の専門書。カイロ関係の方が吹聴しておられるようにカイロやオステというのは欧米では医師の行う療法、です。

とうぜん専門書の読者のほうもそれなりの素養を要求されます。どうも、このあたりが日本の治療家の実情と合わないのではないか。もっと言ってしまえば日本の手技療法家のレベルというのは欧米のそれに及んでいないのではないか。

件の出版社は、手技療法家向けの専門誌も出していたこともあるのですがこれがやっぱり欧米の論文やら海外のカイロ大学を卒業した先生の原稿やら、そういうものを好んで掲載しておられました。

もちろんその雑誌は現在ありません。

何も私は日本の治療家のレベルの低さを嘆いているわけではありません。私だって偉そうなことは言えません。欧米の専門書を読んでもチンプンカンプンです。そうして居直るわけではありませんが代替・補完医療のセラピストが医療にすり寄る姿勢をあまり好ましいものと思っていません。

カニはその甲羅に似せて穴を掘る、それでいいやないの。

私の本棚には分不相応な書籍が何冊もあります。読んでわからない書籍であっても自分の取り組んでいるテーマに関連のあるものについてはなるたけ買っておくようにしています。

文献は市場にあるうちに買っておかないとほんとに手に入りません。年内までにむりな買物が増えそうです。
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肩こりはストレスが原因?

まあ良く聞く話ですよね。だから肩こりを解消するためにはストレスを解消すればいいわけです。

そのためには大声を出せばいいんだそうで、カラオケなんか最適である、とヤフーのニュースに出てました。
カラオケでなくとも大きな声を出すのはストレス解消になるそうです。

でも、街中で何もないのにで大きな声を出すのはアブナイですよね。

幸いにも私は学校の先生でありますので、週に何回かはでっかい声で講義をしています。肩こりとは無縁の生活を送っているか、と言うとそうでもありません。

カラオケも好きじゃないしなぁ。
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しゃっくりを止める(一時呼吸と二次呼吸)

これはうちの症例ではないのですが「しゃっくりが止まらない」という患者さんの頭を触っていたら大きなげっぷが出て、それからぴたりと止まったそうです。

患者さんの主訴がしゃっくりというのもあんまり聞かない話なのですが、それだけ苦しい思いをしておられたのでしょう。とにかく止まってよかったです。

よく知られるようにしゃっくりは横隔膜のけいれんです。横隔膜が上がったり下がったりすることによって胸郭の内圧が変化し、肺でガス交換が起きます。これが一般的に言われる呼吸です。

それとは別に、脳脊髄液の循環リズムのことを「第一次呼吸」とよびます。これに対して肺呼吸を第二次呼吸と呼びます。

この一次呼吸、二次呼吸という概念はクラニオセイクラルというかオステオパシー独特の概念で一般の世界では通じません。

一次呼吸と肺呼吸を混同しているセラピストは割に多いですが両者は意味するところもリズムも全く異なります。今回の症例では一次呼吸を調整することにより二次呼吸が改善した、というお話でした。
 
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HN:
かなや やすひろ
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性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
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