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大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

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みたび守秘義務について

今月次男が修学旅行に行きます。事前に説明会というのがあってTOMOが行ってきました。

その際に「同意書」に署名するように求められたといいます。

何に同意するかといいますと、もし旅先で児童が病気やけがをしたとします。引率の先生はその子を病院に連れてゆき、医師に診察していただき、その時の状況や病気やけがの程度について医師の診断を伺い家族に連絡しなければなりません。

ところが、医師には守秘義務があって患者さんの情報(業務上取り扱ったことについて、知りえた人の秘密)を第三者に漏らすことができません。学校の先生は児童にとって第三者ですので直接病気やけがの状況を医師が説明するわけにはいかないのです。

それでは先生も医師も家族も、そして誰より児童が困りますよね。「御家族がいらっしゃるまで何もお話しできません。」というわけにはとくに修学旅行のように遠方へ行く時にはいかないでしょう。

なので「引率の先生にウチの子供の病状その他について説明することに同意します」という同意書が必要となってくるようです。患者さんのプライバシーが重視される世の中になってきているということなのでしょう。

みんな病気もケガもなく、楽しく旅行にいってきてほしいものです。

ちなみに医師の守秘義務は刑法に定められています。同様の守秘義務は柔道整復師にもあって、こちらは刑法ではなく柔道整復師法に規定されています。私の教えている「関係法規」ではよく試験に出るところです。

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無題
修学旅行シーズンになりましたからねー
ローカルニュースで修学旅行専用の臨時新幹線のニュースをしてました。
しかし先生も公務だからある程度は聞いてもよさそうなものですが、厳しい時代になったものです(^^;;
逆に介護保険の機能訓練関係の書類は加算を取る場合は多職種に対しての閲覧の対応が義務図けられてます(^^;;
岡ヤン URL 2010/10/06(Wed)08:32:15 編集
無題
[正当な理由」があれば守秘義務は解除され、たぶんこういうケースでは該当すると思います。しかも親告罪で被害者が告訴しないと罪にはなりません。にもかかわらず医師が同意書を求めるのは(ヘンな)親とのトラブルを避けるためでしょうね。
かなややすひろ 2010/10/06(Wed)10:05:20 編集
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かなや やすひろ
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性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
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