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大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

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トリアージ

大規模な災害時などたくさんの傷病者が病院に搬送されたときに治療の優先順位を決めることを言います。

要は「助かる患者さんを優先的に診察する」ということです。患者さんが歩行可能か、とか意識はあるか、とかで選別していきます。

災害の現場では生命を救うことが最も優先されるのはある意味当然のことなのでしょう。

ところで病院などで「異常ありません」と言われたにもかかわらず何らかの症状をお持ちの方は多いです。あるいは「年だから仕方がありませんね」と言われることもあります。

これも発想は同じですよね。生命にかかわる疾患がなければ優先順位が下がる。これは医療が生命を救うことを最優先課題にしているからでしょう。「ブラックジャック」でも「医龍」でも「このままでは助からない」患者さんに対して奇跡のような手術を行って最終的に患者さんが助かり、ハッピーエンドです。

私たち治療師がやっていることはi生命を救うことと直接の関係はありません。そのことをもって柔道整復師は医療と関係ないと言われればその通りでありましょう。

私たちの仕事は「生命の質を高める」ことなのでありましょう。機嫌良く日々を送ってもらうために痛みなり不快感なりを解消してゆくこと、これが私たちのやるべきことなのだと思います。

「医療」からみればとるに足らない些事なのでしょう。でも、その些事にかかわっていられることに私は無上の喜びと誇りを感じています。
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無題
私の院から独立して三年になる元スタッフと昨夜飲みに行きました。

生き生きとした目をして治療の話をしてるのを見てると嬉しくなりますね。

彼も仕事に無上の喜びと誇りを持って毎日過ごしてるのでしょう。

少し私も刺激されました。
中堅柔道整復師 2010/10/17(Sun)11:17:21 編集
無題
元スタッフの先生は幸せですね。お師匠様が素晴らしい指導をしてこられたからでしょうね。私が日々幸せに過ごしていられるのも師匠のおかげです。私のところにいた元スタッフも機嫌よく過ごしてくれているのでしょうか。
かなややすひろ 2010/10/17(Sun)17:42:58 編集
無題
今の仕事の場合一人で100名近く受け持っているのと制度上セラピストが直接全員に介入する必要がないので、ある程振り分けして必要度や能力改善の見込みに応じてかける時間や内容を考えてます・・
時間や私の体力や他部署が介護してる時間帯を避けての仕事なのでいたし方ない部分が有るのですが・・そのあたりが若干心苦しいところがあります。
出来ればもっと人員にも余裕が有る制度にしてもらいたいものです。
岡ヤン URL 2010/10/18(Mon)08:35:25 編集
無題
介護とか医療と効率というのは本来は両立しないものなのでしょうね。災害現場でトリアージを行う医師にしてもまさに苦渋の選択なのだと思います。
かなややすひろ 2010/10/18(Mon)08:54:24 編集
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かなや やすひろ
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性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
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