ワタシのこの両手で何ができるの?
ちょっと前にはやった歌の歌詞です。でも、私のように手技療法を生業にしているものはきっとこの問いを繰り返しながら日々を送っているのだと思います。
もちろんクライアントの症状が完治すればいちばんいいのでしょうが残念ながらそうはいかないことも多いです。
それなら完治しないクライアントに対してセッションを行うことは全くの無駄なのでしょうか。
もちろんそれは個々のクライアントが決めることなのですが少しでも症状が改善すればたいへん(時としてこちらが恐縮してしまうほどに)喜んでいただけることが多いです。
難しい疾患のクライアントに施術をさせていただく機会も増えたのですが改善の全く期待できないようなクライアントでも施術中は深いリラックスを感じることができる、というお言葉をいただくこともあります。
クオリティオブライフ(生命の質)という言葉があります。簡単に言ってしまえば「機嫌良く日々を過ごす」ことに重点を置いた考えです。
東京に難病専門のクリニックがあって石油の点滴とかホメオパシーとか温熱療法とかそれこそ様々な治療法で末期、と言われるクライアントの治療にあったておられるそうです。
それらの療法に交じってクラニオセイクラルも治療法の一つとして採用されているようです。クラニオに限らず手技療法には想像もできないような可能性が秘められているのかもしれません。
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