中足骨骨幹部骨折
足首から下の骨はつま先の方から趾骨(足の指の骨)、中足骨(足の甲の骨)、足根骨(かかとの周辺の骨)に分けられます。
中足骨は直接ものがぶつかった時と足をひねった時で折れる場所が違い、よく国家試験に出題されます。
保険治療をやめてずいぶんになり、地域のクライアントはうんと少なくなったのですがそれでもありがたいことに昔拝見した方が声をかけてくださることがあります。今日もTOMOと駅前のロッテリアに行くと見覚えのある方がおられました。
「元気?」と尋ねると、「足の骨折ったんや」との答え。
「どのへん?」「足の甲」
さっきの話に戻ると中足骨は足の上にものを落としたときに真ん中のところで折れ、このときは骨折したところに傷口が開くこともあります。そうなってしまうと接骨院では手に負えず、病院で傷口を処置してもらわないと骨折部が細菌感染を起こすこともあります。
ところがこの方は地面においてあった鉄板のにつまずいた際にその角のところで足の甲をぶつけて骨折したのでした。
「これがその時の鉄板」ケータイをとりだしてけがをしたときの現場写真を見せてくださいます。
「折った直後はこんな腫れとったんや」
「おお、これはすごいわ。」
「治療はどないしたん?」
「手術したらはよ治るて言われてんけどイヤやいうてん。」
「それで?」
「湿布貼って病院でもらった痛み止め飲んどったら」
「うんうん」
「見て、もうクツ履いてるやろ」
「そらよかった。そやけどこけたり(転んだり)足の上にモノ落としたりしたらあかんで」
「それは病院でも言われた」
久しぶりに顔を見た方と骨折の話で盛り上がりました。ヘンですかね。
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