骨折防止パンツ
昼のワイドショーというのを時々見ます。
芸能ネタや政治についての話題が多いのですが健康がテーマになることもあります。
今日見ていると「転倒防止」の話をしていました。家の中で転倒しても思わぬ怪我をします。転んだときに手をつけば手首(橈骨遠位端:コーレス骨折)や肩のところ(上腕骨外科頸)尻もちをつけば背骨、と転倒は骨折のリスクを伴います。
さらに転んだときに太ももの外側(大腿骨大転子)をぶつけると足の付け根の骨折が起きることがあります。大腿骨頸部骨折、というのですがここが折れると場合によっては寝たきりになってしまいます。
番組でこの骨折を防ぐためのパンツ、というのを紹介していました。ふつうのおばちゃんパンツなのですが大転子のところにクッションが入っているのです。転倒してもこのクッションが転倒時のショックを吸収するので大丈夫、ということのようです。
実際には高齢者の骨折は骨粗鬆症がベースになっており軽い外力でも骨折が起きます。だからせっかくのパンツも効果を十分に発揮できるのかというと少し怪しいように思います。やっぱり骨折の予防には転倒防止が一番みたいです。
同じ番組で転倒の危険は「ぬかづけ」なのだそうです。「ぬ」れたところ(浴室など)、「か」いだん、かた「づけ」られていない部屋が転倒のリスクが高い、ということです。片づけの苦手な私としては耳が痛い話です。
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