国立病院ダイエット(情報にはいつも誰かがバイアスをかける)
ご記憶の方も多いダイエット法でしょう。茹で卵(と、グレープフルーツ)を主食にするというアレです。
北欧かどこかの国立病院で心臓病患者のために開発されたダイエット法として、一時もてはやされました。南海ホークスの門田選手が(というくらいの昔の話です)何十キロだか減量に成功した、という話もありました。
ところが、実は国立病院云々、というのは真っ赤な嘘でダイエットそのものにも医学的な根拠はない、という話が出始めたのをきっかけにこの「国立病院ダイエット」は他のダイエット法と同様に表舞台から姿を消しました。
この辺の経緯については肯定派、否定派それぞれの理屈がいまだにネット上には残っています。
さて、今朝の新聞を読んでみるとかの「鉄の女」、イギリスのサッチャー元首相がこのダイエット法を実践していたという記事が載っていました。ということは少なくとも(国立病院でかどうかは知りませんが)ヨーロッパでは茹で卵でダイエットしていた人が相当数いた可能性があります。
サッチャーさんがご自身で考案されあのであれば「鉄の女ダイエット」という名称となったでしょうからこれは間違いないと思います。国立病院でこれが実際に行われていたかどうかは知る由もありませんが全くの根も葉もないでたらめのダイエット法ではないようです。
これが前記のような形で廃れたのには誰かの思惑(欧州の病院ではそんなことしてないぞ、と言った人の)が多分に働いていることと思います。結局のところ健康情報というのは誰かの意図を反映した形でしか伝わることがない、ということなのでしょう。
ちなみに私もこれを2日だけ続けて3キロやせたことがあります。ただ、食いしん坊の私にはこれは向かないようで少しメンタルの部分で変調をきたしましたのですぐにやめちまいましたが。
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