手技療法の可能性
手技療法はどんな症状に有効でしょうか?
思いつくのは肩こりとか腰痛、ひざの痛みなどでしょうか。
もちろんこれらの症状にも手技療法は有効ですがそれだけではありません。
たとえば耳や目の疾患。眼精疲労やこれに伴う頭痛なんかは手技で比較的簡単に治ることが多いです。なかなか治らなかった長男の滲出性中耳炎がクラニオで治った話は方々で書きました。
生理痛や便秘にも有効です。このようなケースでは骨盤のゆがみを整えます。
不眠症はワタシ、結構得意の疾患です。大体はクラニオが奏功します。
アメリカのカイロプラクティックやオステオパシーがそれ以前の手技療法と決定的に異なっているのは「運動器(筋肉や骨格など)を調整することで運動器以外の症状に対応できること」だと思っています。
カイロプラクティックの最初の症例は、頸椎の調整で難聴が治った、というものであったと言います。
そんな話を広島のふじわら医院の院長先生としていたら「前立腺肥大の患者さんに前立腺マッサージするのもそのうちに入るじゃろう」という話をされました。先生は泌尿器科の指導医ですからこちらは御専門です。
そうしてみると手技療法というのはずいぶんと応用範囲の広いものなのでしょう。実は手技療法の適応を狭く考えているのは専門家のはずの柔道整復師だったりして。
重要な注。前立腺マッサージは医師の資格がないとできません。どんな手技か調べてやろうと思ってインターネットで検索してみると軒並み風俗のサイトに行きつきます。難儀なことです。
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