忍者ブログ
大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

書籍は安い自己投資

同業の先生のブログにあった言葉です。本当にその通りでどんな偉い先生の書いた本でもいくばくかのお金を払えば手に入れることができ、何度でも読み返すことができます。

私の場合、読まないでほったらかしになっている本もたくさんあります。特に治療のテクニック関係の本は斜め読みしてそのまま、という方が多いです。

私が斜め読みをする際にアタマに入れるのは「この本はどんな原理のどんな治療法が載っているのか」です。言ってみれば頭の中に自分の持っている本のカタログをこしらえるわけです。

治療法に行き詰った時に「おお、そういえばあの本にこんなことが載っていた筈やなぁ」ということが天啓のようにヒラメキます。その時に初めて必要な部分を引っ張り出して熟読します。あるいはその辺りをぱらぱらと拾い読みします。

すると、「こうしてみたらどうかな?」という考えが浮かんできます。

それが治療法のブレイクスルーのきっかけになったりすることは多いです。

誤解しないでいただきたいのは治療法の載っている書籍を見て、それをそのまま臨床の現場には持ち込むわけではないということです。それはそうでしょう。治療中に患者さんの横に本を開いて「ええと、これはどうやるんだっけ?」なんてことはありえません。治療だけではなく料理だって建築だって実践している人に教わらなければできるものではありません。

あくまでも技術書は起爆剤の役割を果たすものであって、あるいはセミナーノートのごとく実際に教わる際の理解を深めるためのものであって、本を読んだだけで実践できるできる技術、というものには私は懐疑的です。

「教材(書籍やビデオ)だけで治療法をマスターできるか」というのは結構面白い研究テーマだとは思います。形をマネするだけなら簡単なのですけれどね。
PR
□ この記事にコメントする
NAME
TITLE
TEXT COLOR
MAIL
URL
COMMENT
PASS   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
自己投資は大切だと思います、常にいろいろ情報を仕入れておかないと日々治療形態も変わってますし、介護の業界では未成熟な業界なので通知が変わったりすることが多いですし。
知識を得て自分の中で消化していく能力を磨いていかないといけないですね。
岡ヤン URL 2010/08/20(Fri)12:19:18 編集
無題
自分の治療法以外の療法についても知識として知っておく必要があると思っています。「研究会に毎月通っている」といっても一人の先生の話だけを聞いていたのでは本当の意味での進歩はないように思います。教えている学生がある流行の治療法のセミナーに行ったのですが、創始者の先生に対する受講生の態度が丸で教祖様に対するそれだったそうで「気味悪かった」と言っていました。一人のカリスマに振り回されるのはつまらないです。
かなややすひろ 2010/08/20(Fri)12:50:41 編集
無題
まさにおっしゃる通り!
自分自身の考えや技術がある程度確立していてこそ、その中に取り込めることができるのだと思います
各論よりも原理原則が記された総論部分に納得できればあとはテキトーに・・・(笑

数年後、忘れたころに投資が回収できることもあるから面白いですね
ひろ URL 2010/08/21(Sat)07:43:53 編集
無題
書籍の中の1ページとか1行とかで視界がぱっと開けることはよくありますよね。その1ページが載ってる本が何千円とか何万円とかするわけなのですが。
かなややすひろ 2010/08/21(Sat)10:00:28 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
最新CM
[02/26 かなややすひろ]
[02/26 岡ヤン]
[02/25 かなややすひろ]
[02/24 さて]
[02/24 岡ヤン]
最新TB
プロフィール
HN:
かなや やすひろ
HP:
性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
カウンター
Designed by PLP
忍者ブログ
[PR]