学会に行ってきました
所属する日本柔道整復師会大阪学会に行ってきました。割合に学会の類にはマメに出て行く方で、クラニオセイクラルの話はさすがに出てきませんがそれでも最新の知見を得たり施術のヒントになるような話を聞くことはできます。
若いころは大阪府柔道整復師会の学術委員というのをやっていて学会の裏方の経験もあります。会場のあちこちを走り回っている委員さんたちを見ているとその当時のことを(ムチャクチャに忙しかった)ちょっと思い出したりもしました。
昔教えていた先生にもたくさん声をかけていただいてうれしかったです。軒並み「太ったんと違います?」と言われるのはショックでありましたが。
ロビーには医療機器の展示ブースも出ています。かつては新製品が目白押しだったのですが最近は機械屋さんよりも湿布やテーピングなどの衛生材料の会社のブースの方が多くなっています。日本経済やら業界の現状を反映しているのでしょうか。
一番変わったのは参加者の服装です。かつての学会ではごっつい風貌のオジサン達が(髪型はパンチパーマか坊主が主流だった)派手なスーツをまとい集結する様はなかなか迫力があって面白かったです。ああいう独自のファッションセンスはどこから生まれたものなのでしょうか。
今日見ているとネクタイをしていない参加者が半分以上。ポロシャツはまだいい方でTシャツにジーンズというのもかなりいました。おりこうさん学生ではなく結構な年齢の同業までそんな格好です。
あかんで、それは。どんなに難しいことを知っていてもどんなに稼いでいても公の場の学会にそんな格好で来とったら業界がナメられる。
話をしてくれる先生に対する礼儀、あるいは学問に対する畏敬の念、そして自分の職業に対する矜持を忘れた業界は内側から崩れます。子供に言って聞かせるようにでも「学会には遊びに行く格好で来てはいけません」ということを学会論文集にでも書いておくべきなのでしょう。ちょうど会場内で「携帯電話はマナーモードにしてください」と掲示するように。
間に合うでしょうか。
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