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教えている学生が雑談をしているのを聞くともなく聞いていて驚きました。来年の国家試験受験生(要するに今教えている三年生)に平成生まれがいるのですよ。
高校を卒業してすぐに柔道整復師の専門学校に入学して、三年生ですから21歳。今年は平成21年ですから本当にもう少しで平成生まれの柔道整復師が誕生します。
元号が昭和から平成になった時、私は大学受験予備校の講師をしながら柔道整復師の専門学校に通っていました。そのころに生まれた赤ン坊が柔道整復師になる、というのは不思議な気持ちです。
まあ、それだけ私が年をとったというかキャリアを積んだというかそういうことなのでしょう。
柔道整復の歴史は案外に新しく、せいぜいが大正年間くらいまでしかさかのぼれません。もちろん江戸時代、あるいはもっと早くから接骨の技術はありましたがこれを行うのは医師であって柔道整復師は存在していませんでした。
東洋医学のカテゴリーに入れられたりすることもありますが、いわゆる東洋医学の陰陽五行については柔道整復学には含まれません。
反対の見方をすればまだまだ歴史が浅い分、いろいろな可能性を持った療法だと言えるでしょう。
ギョーカイは冬の時代、と言うけれど可能性はいくらでもあるゾ。
まずはそれよりなにより、卒業試験を頑張ってほしいと願うワタシなのでした。