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新聞で報道されていますように政府の行政刷新会議が事業仕分けの作業を行っています。
我らが柔道整復師の療養費も俎上に乗ることとなりました。詳細についてはアムス柔道整復師養成学院校友会のブログに載っています。インターネットで事業仕分けの模様が中継されている、そのやり取りを文章に起こしてくださった同校友会の「ほぼ赤い彗星」氏に感謝です。
http://ameblo.jp/ams-osaka/
結論から言うと療養費(保険取り扱い)に何らかの規制がかかる、ということになりそうです。逆にいえば柔道整復師の療養費受領委任の取り扱いは多少形を変えても存続する、ということになります。
これは現場の状況を見れば驚愕に値することです。どう見てもクイックマッサージ「まがい」の施術をしかも多くの場合無資格の学生を使ってやらせて、それで保険請求している。
その実態(マッサージまがい、については多少の指摘はあったようですが)をそのままにしておいて制度だけをいくらいじくっても何の改善策にもならないでしょう。
このままの業態が続けばクライアントは柔道整復師をナメるでしょう。「おたくは何分揉んでくれるの?」「あ、それならよそへ行くわ。」「今度できた整骨院、いいみたいよ。一回行ってみましょう。」
そういうクライアントが現に出てきているそうです。別に柔道整復師は偉いんだ、と主張したいのではありません。クライアントと術者の間にかつて存在していた信頼関係とかお互いに対する尊敬が失われていくのが恐ろしいです。
そうして将来、柔道整復師になる学生たちも柔道整復師をナメるでしょう。自分の師匠のやっていることも自分のやっていることも同じ。「このくらいのことならオレにでもできる。」そう思っている学生もきっと相当数いるでしょう。
療養費に規制がかかる、ということは整骨院にとっては「客単価」が下がるだけのことです。それを挽回するために整骨院はまたまた濃厚な?サービスに励むこととなります。結局現在の状況は何一つ変わらないでしょう。
「虎の威を借る狐」の典型みたいな「仕分け人」のセンセーがたには、結局のところ何も見えてはいませんでしたとさ。メデタシ、メデタシ。