求人広告は面白い(根っこは同じ)
TOMOが新聞折り込みの求人広告を熱心に見ておりますので「何してるん?」と聞きますと「ここ、ワタシの実家の近くで呼び込みしてるとこと違うかな?」と言います。
おお、そんな奴おったなぁ。確か今年の正月に義弟から聞いていた「300円で30分揉みます」という呼び込みをしている整骨院。ここが求人募集しているのですよ。
よくよく詳細を見てみると、どうもチェーン展開をしているところらしく此花区でも勤務可、とあります。
ひょっとすれば、と思って院名を見なおしてみると、以前此花の商店街で呼び込みをしているのを見て私がぶったまげた整骨院の名称があるではないですか。
ああ、懐かしい(?)。経営者同じだったのね。それなら営業スタイルはおんなじはずだわ。
最近はこの手の呼び込みは増えてきている、とあちらこちらで聞いてはいたもののまさかおなじみさん二軒が同じ穴の同業者だったとは思いもしませんでした。
この「呼び込み」と居酒屋みたいな「お早うございますぅ」「いらっしゃいませぇ」というお利口な掛け声。このふたつは治療院をビジネスとしてとらえておられる方がお好きな手法なのですが、本当に彼らは「ビジネス」をしているのか?
この手の院の経営者がよく出てくる業界誌があって、ケーシーを着た茶髪のあんちゃんが経営を熱く語っておられるのですが何のことはない。
医は仁術、みたいなことを言うつもりはありませんが患者さんの負担を減らすために保険診療は通常のサービス業に比べて圧倒的に有利なようにできている。定価の七割引きで商品を売っても値引き分だけ振り込んでもらえるわけです。
こういうシステムに乗っかっていて経営を語る、なんてのはあんまりカッコ良くないです。親に買ってもらったスポーツカーの自慢をしているようなものです。
こう考えるのは私が柔道整復師だからでしょうか?というのが一般企業の経営者の方が書いておられるブログに「医療人だからと言って、エラそうに院内にいるのではなくて積極的に呼び込みをしている姿を見て感心した」という意の日記があったからです。
イヤ、違うんですけども…。
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