忍者ブログ
大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

クライアントは検査がお好き?

奈良の病院で(整骨院ではありませんよ)診療報酬の不正受給が報道されました。

その手口は実際には行っていない検査を行ったことにして診療報酬を請求するというものです。

なぜか?「検査はもうかる」からなのでしょう。そしてそのうらには検査大好きになるように洗脳されたクライアントの存在があります。

昔、普通の外傷を診ていた頃もよく言われました。「病院で検査してもらった方がいいですか?」

ご承知の通り整骨院ではレントゲンその他の検査ができません。(エコーを使って骨折や腱損傷を描出できる装置を設置しているところはあります)患者さんはそれが不安で仕方がないのでしょう。実際には患者さんの症状が通常と違う経過をとればすぐに医師の診察を受けるようにお勧めしますし骨折や脱臼などの場合は医師が診察した後で整骨院での治療を同意しなければならない決まりになっています。

私の父親は獣医師なのですが(七十五歳で現役です)あちらの業界でも検査がおおはやり、なのだそうです。

たとえばドアで足を挟まれた飼い犬が連れてこられたとします。足が折れているかどうか当然動物用のレントゲンで検査します。そのうえで必要な処置をする、あたりまえのことです。

ところが最近の動物病院ではそういうクライアントでもたとえば血液検査を行ったりするところがあります。飼い主の方も「そんな検査がなんで必要やねん」と怒ることなく、それどころか「丁寧に診察してくれた」と喜ぶのだそうで、父いわく「カモにされてるのが判らんのやろうか。」

幸い?私のところにいらしてくださるクライアントはあちらこちらで検査を受けて「どうもありません」「よくわからない」と言われた方がほとんどです。ですから手技療法の禁忌疾患であるかどうかにあまり頭を悩まさずに済みます。

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村
PR

人前で話すのは緊張する(実は繊細なワタシ)

昨年から参加させていただいている研究会でクラニオセイクラルの話をしてきました。

参加者は柔道整復師が中心ですが医師や理学療法士の先生もおられます。今回はセミナーではなくクラニオの原理や症例などについて話をする機会をいただきました。

週の半分を専門学校の講師として過ごしているもので人前で話をするのは平気だろう、と言われるのですがまったくそんなことはありません。

私の講義を受けた方は意外に思われるそうなのですが、私は準備をしないで人前で話すことができません。しかも本番、当日まで無茶苦茶に緊張します。話すことが好きなのは間違いないし、二十年来講師業をしているのでもちろんそれなりに場慣れはしていますが緊張することに違いはありません。

十年くらい以前のこと、とある集まりに呼んでいただいたことがあります。そこで、いきなり「ひとことお願いします」と言う指名がありました。

「そんなの聞いてないゾ。」と思ったのですが仕方がない。通り一遍のあいさつを必死になってやっていますと客席から「すみません。聞こえないんでもっと大きな声でお願いします。」と言ったオジサンがいました。

そこで私はフリーズです。頭の中が真っ白になって言葉が出てきません。居合わせた知人によると一分くらいの沈黙があったそうです。そして私は全力で言葉を絞り出しました。

「どうも」

これ以外に言葉が出てこなかったのですよ。客席の方も状況は分かってくださっていたようで「どうも」の一言にパラパラと拍手がおこりました。

そのあと私は脱兎のごとく会場を後にしたのですがしゃべりのプロとしては情けない話です。

本当のところ私は繊細なのですよ、と言う話でした。(小心とも言いますが)

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村

お父さん塾で疲れた肩もんで

新聞の「サラリーマン川柳」にこんな句が載っていました。塾帰りの小・中学生が栄養ドリンクを飲んだり鍼灸マッサージに通ったりするのが話題になったのはもっとずっと以前のことです。

何時間も勉強してるんやから仕方ないやないの、といわれますが本当にそうか?

私は二十数年前、受験産業にいたのですが肩こりの生徒なんて見たことがありませんでした。そもそも子供用のドリンク剤、と言うのは女性用に発売されたものだという話を聞いたことがあります。「女性がドリンク剤飲んで何をがんばるねん」と言う目で見られるので買いにくいから「子供用」と言うことで発売されたのだそうです。

さて、それでは近年の受験生の肩がこるのはなぜか?

目の酷使、だと思います。

今の受験生の方が長いこと勉強しているという意味ではありません。昔の受験生と現在の彼らの決定的な違いは「目を一時も休ませていない」ことに尽きます。ファミコンが発売されて家庭のテレビでもゲームができるようになりました。その後各種の家庭用ゲーム機が発売されて青少年が熱中するようになりました。

そして携帯電話です。

ご承知の通り若者たちがコミュニケーションをとるのはメールです。本当にのべつ幕なし、と言う感じで彼らはメールのやり取りをしています。これにはルールがあるそうでメールを受け取ったものはすぐに返事を出さなければならない由です。

教えている学生でも同じことで授業中に携帯電話で会話するお利口さんはいませんがメールにはすぐに返事を打っています。それはマナー違反と言うよりは強迫観念に取りつかれているかのように見えます。

つまり彼らは勉学で目を酷使しているうえに勉強の合間にも目を使い続けています。それは肩もこりますよ。
それよりも私が心配なのはそこから始まる体のバランスの崩壊です。

携帯電話が一種の愚民教育のためのツールであるというのは私の持論なのですがひょっとしたらこの動きはもっと以前からひそかに進行していたのかも知れません。 にほんブログ村

チャンピオンベルト

シュートボクシングの梅野孝明選手が来院しました。

急に連絡があったので「どっか調子が悪いのかな?」と心配してたのですが六月一日に奪取したスーパーウエルター級のチャンピオンベルトをわざわざ見せに来てくれたのでした。

感激しましたね、実際。彼のブログを見ていると彼の礼儀正しさとか義理堅さとかがよくわかります。けがのないように(と言っても強烈な格闘技のようで丸い愛きょうのある眼のイケメンが試合直後は中村獅童みたいな顔になってました)みんなから愛されるチャンピオンでいてください。ありがとね。

http://plus-u.jp/blog/sbumeno/

消耗戦

街中を歩いていても「整体」とか「リラクゼーション」の看板を本当によく見かけるようになりました。

街頭で配るチラシにも、同様の治療院(サロン、と自称することも多い)のものが増えました。そういうチラシを見ているとこちらが心配になるような低価格のものがあります。

大体この手の業種の料金は十分千円が相場と言われます。一時間なら六千円、ですね。ところが最近もらったチラシには驚いたことに相場の半額くらいの料金が記されていました。

一応「初回限定」と書かれてはいましたがそれでも安い。それにそういうチラシで来院したクライアントが正規の金額を支払う固定客になることは正直考えにくいですよね。

一回、うちの近所に焼き肉屋さんが新規オープンしたとき「ビール百円」というキャンペーンをしたことがあります。開店当日から三日間は大盛況。通りに焼き肉の煙とにおいが充満したものでした。

ところがビールが通常の値段になった四日目からは客足は激減、日ならずして閉店、と言うことに相成りました。

マーケティングの本を読んでいても、この「値引き」というやつは麻薬のようなものであると書かれています。目先の売り上げは上がるのだけれど、利益にならない。じわじわと会社の体力を落として、やがて死に至らしめる、と。

治療院業界では利益率が高いので(坊主丸儲けと同じ意味で「按摩つかみどり」という言葉があります。)値段をうんと下げても利益があげられると踏んでのことと思われます。

さらに言えば、リラクゼーション店の大手では併設の「スクール」(無資格のセラピストを短期養成する)の臨床実習と言う建前で受講者をほとんど人件費なしで使うことができるので採算が合うのかも知れません。

それでも、です。たんに利益率が高いという理由で治療院を開業したりセラピストになったりした人に自分の体をあずけたいと思います?

柔道整復の現場でも同様の消耗戦が行われています。健康保険を使う分には患者さんの負担金は減らすわけにはいきませんので(法律で決まっています。だから一部負担金をサービスしてくれる整骨院はインチキを行っていることになります)手技療法の時間を長くするのだそうです。

「あそこの整骨院は長いこと治療してくれる」というのが「売り」になったりしているようです。

消耗戦の原因は、治療院をビジネスとしてのみとらえている(経営を考えることは大切なのですが)セラピストの側にあるのでしょう。

でも、それって楽しい?


にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村
カレンダー
08 2025/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新CM
[02/26 かなややすひろ]
[02/26 岡ヤン]
[02/25 かなややすひろ]
[02/24 さて]
[02/24 岡ヤン]
最新TB
プロフィール
HN:
かなや やすひろ
HP:
性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
カウンター
Designed by PLP
忍者ブログ
[PR]