忍者ブログ
大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

マスク

メキシコで豚インフルエンザがヒトにも感染、徐々に広がっているのだそうです。日本でも警戒の必要があることは勿論でありましょう。メキシコに工場を持つ日本の家電メーカーなどでは従業員にマスクの着用を呼びかけている、とニュースで言ってました。

インフルエンザの予防にマスク着用って、それ小学生でもやってるやんとお思いの方は多いでしょう。ところが海外生活が長い方に聞くと、街中でマスクをしている人と言うのは欧米ではいないそうです。

マスクと言うのは医師が診察の時にするものなので一般の人間がしかも街中でマスクをしているのは向こうの人にとっては異様な光景にうつるんだそうです。関西では昨冬、インフルエンザの流行時に街中でマスクをしている人が目立つ、といったレベルでしたが東京ではほとんど全員がマスク着用だったそうです。(実際に見たわけではありませんのでひょっとすると正確ではないです)

それは欧米の人にとっては町じゅうの人が白衣を着ているような光景に映ったのかも知れません。ちょうど、全身白装束の人々が話題になったときにわれわれが感じたような違和感を欧米の人たちは日本人のマスクに対して感じているのかも知れません。

私はセッションの間はマスクを着用します。あおむけに寝ているクライアントの顔に自分の息がかかるのを防ぐためです。ただし、以前にも書きましたように白衣は着ません。理由は白衣さえ着ていればだれでも医療関係者のような顔ができる日本の現状が気に食わないからです。 にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村
PR

フランチャイズ(あるいは治療師のヒエラルキーについて)

フランチャイズと言えばマクドナルドとか餃子の王将とかを思い出しますが両者の形態は同じフランチャイズチェーンでも随分と違うのだそうです。

マクドの方は全国どこへ行っても同じメニューで同じ味です。王将の方はと言うと店によってメニューを独自に展開できるのだそうです。だから特に定食類は同じ王将でも随分と違います。これは昔からそうらしく大学生の頃学校の近くの王将で食べていた定食メニューがよその王将の店舗では見当たらず面喰ったことがあります。

治療師の世界にもフランチャイズがあります。たとえば「整体療法を覚えて転職しませんか?」と言う折込チラシが新聞に入っていることがあります。これが実はマルチ商法の勧誘チラシで治療院の先生になるつもりが健康食品や健康マットなどの販売員になってしまった、と言うことがあります。

素人さんがそんなに簡単に治療師になれてたまるか、なのですがプロの治療師の間でも似たような話があります。「痩身のための治療法」のセミナーに行ってみると健康食品のマルチの勧誘だったと言う話です。これは「治療法のセミナー」であると考えるからけしからんわけで「マルチの勧誘」と言う視点からみると大変有効な集客法と言うことになるのでしょう。

私がセッションにとりれているレイキ(気功法の一種)も考えようによってはフランチャイズですかね。ご存じでない方の為に紹介しますとレイキにはファースト、セカンド、サード、ティーチャーと四つのディグリー(段階)がありティーチャーになるとレイキを人に教えることができます。しかもティーチャーになるのは比較的簡単なのでレイキを学ぶ人のかなりの割合がティーチャーにまで進みます。

結果としてレイキのヒーリングを受けようという人よりレイキの施術者の方が多く、施術者もヒーリングを行うよりレイキを教えることで収入を得ておられることが多いです。もともとがレイキは自己治療のための方法として発展してきたものなのでそれでいいのでしょう。私もレイキの自己治療を行いますが本当に深いリラックスが得られます。

ただし、職業としてレイキを考えてみると完全にマルチと同じパターンですので(新たな施療者やティーチャーを作ることが収入となる)いずれは行き詰ることとなります。

そこでレイキには新たなバリエーションが様々登場することとなります。「より強いパワー」を標榜するもの、正統性をアピールする(レイキには伝わり方によりいくつかの系統がある)ものなど様々です。

レイキそのものは非常にすぐれた治療法であると思います。ただ、これ(だけ)を職業にするとなるといろいろ難しそうです。いくつものレイキのセミナーをはしごしている人もおられるようですが餃子の王将とマクドのチェーン店のオーナーを掛け持ちしようとするようなものです。



にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村

クラニアルのセミナーやります

最近はそうでもありませんが以前はいろんな治療法のセミナーへ行ってました。ためになるものもあれば臨床の場へ持ち込むレベルに至らなかったもの、つまらなかったものももちろんありました。あるセミナーではあまりのつまらなさ?に会場が暴動寸前の不穏な空気に包まれたこともありました。

受講していて腹立つのは内容の出し惜しみをする所。ここから先は上級者向けのクラスでお教えしましょう、と言うやつですね。セミナーだけで伝えられるようなレベルの治療法ではないと言い切った主催者もいました。それならなんでセミナーするねん、と大枚を払いせっかくの休日に時間の都合をつけてきた受講生は思いますよねえ。

せっかく参加するからには一通りの技術を身につけて翌日からの臨床に使えるようでないとセミナーの意味がないですよね。そんなわけで私のセミナーの宣伝です。勤務先のひとつ、アムス柔道整復師養成学院の校友会が主催しています。

7月5日大阪谷町4丁目の同学院にて超初心者向きのクラスを行います。その他にも基礎クラスや上級クラスの予定もありますのでご興味のある方はのぞいてみてください。

詳細はこちら http://ameblo.jp/ams-osaka/entry-10237611266.html

もはやこれまで?(おつむの中身が見てみたい)

きょうもまた、柔道整復師が保険で不正請求のニュースが新聞に載っていました。不正請求の手口はいろいろありますが今回のはちょっと想像を超えています。

不正が発覚した大阪市の柔道整復師は05年から08年までの間療養費を架空請求していたのですが(実際には施術していないのに保険請求だけを行っていた)なんとこの男の整骨院は05年の間に閉院していたのです。すでに消滅している整骨院がレセプトを出していた、と言うことになります。

自分の接骨院に実際には通院していない患者さんが通院していたようにごまかすのが普通の架空請求なのですが、その接骨院も実在していないというのですから驚きです。架空の接骨院に架空の患者さん、いってみれば「スーパー架空請求」とでもいうべき手口です。

ふつう、何かをごまかしたりズルをしたりするときはばれない様に行うでしょう。あるいは「このくらいならばれないだろう」と考えてズルをする、と言うのが正確かも知れません。

この柔道整復師、本当にばれないと思ってやっていたのでしょうか?

しかも不正請求額が三年足らずで二百数十万円。これだけの不正で五年間の保険取り扱い停止。しかも場合によっては免許の取り消し処分の可能性だってあるのです。どう考えても割に合わないと思います。

業界のモラルの低下を嘆くより、柔道整復師の保険取り扱いの将来を憂えるより、この男のおつむの中身が心配です。ひょっとしたら何かでヤケを起こしてこんな暴挙に出たのでしょうか。それとも柔道整復師の保険取り扱いを阻止しようとする秘密結社か何かがあって、そこの手先だったりするのでしょうか。

そんなことを思わず考えてしまうほど、突拍子もない事件でした。お利口なみんなはマネしないでね。 にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村

柔道整復師は過剰か?

ニュースによれば私立大学歯学部の六割が定員割れなのだそうです。理由賭して歯科医師の過剰が挙げられています。歯科医院の数は「コンビニエンスストアより多い」のだそうで以前のような高収入が望めないのが歯科医師を志望する学生が減少した理由である由です。

実際、最近の歯科医院経営と言うのは大変だそうです。子供時分に通っていた歯医者さんはものすごく混んでいました。そしてずいぶん痛かったしおっかなかったです。歯を削る「キーン」と言う音と神経に響く痛み、それに「あーもう、じっとしとかんと治療できへんワ」と舌打ちせんばかりに言い放つ歯科医師の言葉はトラウマの三題話のように私の脳裏に残っています。

高校三年生のとき、右の奥歯が虫歯になり治療してもらいました。その後、十年に一度くらい詰め物が取れますので歯科医院に行って詰め直していただくのですが行くたびに先生が優しく親切になっているのを実感しました。

そして、数年前、その歯が強烈に痛み出しましたので近くにできたばかりの歯科医院に出かけました。普段教えている学生と変わらないくらいにしか見えない若い先生はそれは丁寧に診察した上で現在の歯の状態やら治療方針やらを懇切丁寧に説明してくださいました。歯を削るときに麻酔をされるのも初めての経験なら注射の間に「星に願いを」のメロディーが流れるのにも感心しました。

ほとんど痛みを感じることなく治療は進み、歯茎がはれてぐらぐらしていた奥歯が痛くもなんともなくなり普通にものが噛めるようになった時、私は心底感激しました。

もちろん医学の進歩やインフォームド・コンセントの普及と言ったこともあるのでしょうが子供のころ感じた歯医者さんに対する恐怖感と言ったものは全くなくなってしまいました。そこの歯科医院では子供の患者さんもたくさん来ていましたが泣いている子を全く見ませんでした。

医療をサービス業とみなす考えには異論もあるでしょうが従来痛い、怖いだった歯科医院での治療が苦痛なしに(それどころか快適に)受けられるというのはまぎれもなくサービスの向上でしょう。そして、それが歯科医師の過剰によって競争原理が働いてのことであるならばそれは患者である我々にとってもいいことだと考えます。

さて、翻ってわが柔道整復業界です。サービスの向上は心がけていらっしゃるところが多くなっているのはよく聞く話です。ただ、治すという根本的なサービスがまったくできない(考えてもいない?)ところも多いようです。数が増えようが競争原理でサービスが向上しようが肝心の「治す」ことを忘れていたのでは存在価値はありません。
にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村
カレンダー
08 2025/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新CM
[02/26 かなややすひろ]
[02/26 岡ヤン]
[02/25 かなややすひろ]
[02/24 さて]
[02/24 岡ヤン]
最新TB
プロフィール
HN:
かなや やすひろ
HP:
性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
カウンター
Designed by PLP
忍者ブログ
[PR]