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大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

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虫おじさんのないしょ話2(図書館で話してきました)

西淀川図書館で昆虫の話をしてきました。

人前で話をするのは一応ベテランのつもりであったのですが、緊張しました。

ナニに緊張したのかと言えば「子供の前でしゃべるのは初めて」だったことです。今まで塾の先生やら予備校の講師やらいろいろやって、現在は専門学校の講師をやっているのですが小さな子供に話をするのは本当に初めてです。

小学校の授業でも45分間、一時間の長丁場を彼らが付き合ってくれるでしょうか。

収拾がつかんようになったらどうしよう、と心配したのは杞憂でした。小学校の低学年くらいの子供が主な聴衆だったのですがみんなちゃんとしまいまで聞いてくれました。

話だけより実物に触れた方がいいかな、と思ってコーカサスカブトムシという東南アジア産の大きなカブトムシの標本を持っていって実際に手に触れてもらったのですがこれで会場は一気にヒートアップ。

まあ、虫の嫌いな子は来ないわけでみんな乗りも良く、機嫌よくしゃべることができました。

聴衆の子供さんたち(と、その付き添いの保護者の方、先生方)、こういう機会を与えてくださった西淀川図書館の館長様、パワーポイントその他を一手に引き受けてくれたTOMO、手伝いに駆り出された子供たち、本当にありがとうございました。

でも、疲れたぁ。
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クーラー故障(思いがけない言葉)

ムチャクチャ暑いときによりによってクーラー故障するなよ、という話です。

効きが極端に悪くなったので(16度で設定しても28度より下がらない)修理をお願いしました。メーカーの方が来て修理してくださったのですがどこが悪いので効きがよくないのか、それでどういう処置をするのかについて懇切丁寧に説明をしてから修理に取り掛かったのに感心しました。

いわゆるインフォームド・コンセントというやつですね。

医療も施術もクーラーの修理も、おおよそ契約というものはこうやって進められるのでありましょう。クライアントに対してわかり易く説明できる能力が専門職であっても(あるいはあればこそ)必要とされるのでありましょう。

さて、修理に来てくれた方が「お仕事は柔道整復ですか、それともカイロプラクティックですか?」と聞いてこられました。びっくりしましたね。

室内の様子を見れば治療院なのは一目瞭然です。部屋の真ん中にカイロプラクティック用のテーブル(なぜか業界ではベッドと呼ばない)があり、カーボン灯の機械が並んでいる。

但し、一般の方は柔道整復師とあん摩マッサージ指圧師、あるいはカイロプラクティックと整体の区別はつかないことが大半です。すくなくとも業界外の人から「柔道整復師」という言葉を聞くことはほとんどありません。
(マスコミで業界をネガティブに報道するときは柔整師、そうでないときはなぜか接骨医と呼ばれます。どちらも不正確な呼称で私は大嫌いです)

「ワタシは柔道整復師ですけれどもどなたかお知合いにいらっしゃるのですか?」と聞きますと「昔、治療関係の仕事に興味があって色々調べたことがあるんです」

まあ、それだけの話です。前述のような誤った呼称をご存じなかっただけかもしれません。でも、ワタシはなぜか気分がよかったです。

名称独占?

世の中の資格には法律で名称や業務を「独占」しているものがあります。

たとえば医師以外の人は医業をすることはできません。これを医師の業務独占と言います。

同様に医師以外の人は医師、またはこれに紛らわしい名称を用いてはならないと法律で定められています。これを医師の名称独占と言います。違反したならば医師法で罰せられることとなります。「何とかドクター」を自称するセラピストがたまにいますがこれも同じ。もちろん大学で博士号を授与されていれば問題なくドクターではあるのですが。

さて、カイロプラクティックや整体の国家資格は日本では存在しません。だから名称や業務独占も存在せず、ぶっちゃけた言い方をすれば誰でもこれらの療法を業とすることができる、というのが現在の日本での法解釈です。

「海外ではドクターとして認められている」カイロプラクティックが日本では「だれでも自由に業としてできる。」不思議な話ではあります。

こういう現状が一番面白くないのは実はカイロプラクティック業界内部の人のようです。あちらの業界の偉い方々は大体アメリカのカイロプラクティック大学を卒業しておられるようで、そういう方からみれば数カ月程度の講習を修了しただけの人間が自分たちと同様にカイロプラクティック・ドクターを自称しているのは我慢ならん話なのでしょう。

ところが先に述べたような理由で日本では業務も名称も独占できない。日本でカイロプラクティックが法制化されない理由にはこういう即席セラピストと一緒にされたくないという人々の思惑があるのやもしれません。

ここから先はうわさ話に基づく憶測です。事実誤認がありましたら直ちに訂正します。

実は「カイロプラクティック」を国家資格にして名称、業務を独占するかわりにとってもいいアイデアを考え付いた人たちがいるようです。「カイロプラクティック」を商標登録するという手段です。

そうすれば自分たちの団体以外のセラピストが「カイロプラクティック」を標榜することを実質的に阻止できます。「オステオパシー」についても同様に商標登録されているらしく、いってみれば普通名詞のはずのカイロプラクティックやオステオパシーを「商標」として認めてしまう日本の特許庁のセンスもなかなかのものです。

個々のテクニックについても商標登録や著作権を主張している人は増えてきています。カイロプラクティックでは「仙骨・後頭骨テクニック」の創始者の身内が同療法の著作権を認められ、日本で出版されていた同療法関係の書籍は軒並み絶版になりました。

「ナントカ療法の健全な発展のため」という言い回しにはなっていますが要は利権の独占のためでありましょう。商標登録はある意味ジャストミートです。

商標登録にバッティングしたかどでペナルティーを受けた例を寡聞にしてまだ知りません。ただし、最近流行のコンピューターを使った治療法の「何とかセラピー」がわざわざ「ウチはカイロプラクティックではない」ということを主張されるのもこの問題と無関係ではないでしょうね。

ちなみに柔道整復師は業務のみ独占です。だから柔道整復師を自称してもそれだけでは罪になりませんが、無資格の人間が整骨院で施術をすれば罪に問われます。

解剖学(セラピストの憂鬱)

正直に告白しますと解剖学があまり得意ではありません。(生理学はもっと苦手でほぼ完全にお手上げ状態)

解剖学は暗記科目ではない、とはよく言われます。高校時代に日本史や世界史の先生もおんなじことを言っていた記憶があるのですがやっぱり必要な項目を覚えていないことには話になりません。

「暗記科目」という言葉に否定的なニュアンスを含めておられるのが不思議なのですが英単語を覚えていなければ英語は読めません。ネイlティブの中には達者に英語をしゃべることはできるけれど書くのは苦手、という人も少なからずいるでしょうがそれは日本の英語教育の目指すところではないでしょう。

解剖学でも同じことで「理解」するためには基礎的な項目を理屈抜きで暗記するしかなく、暗記を効率的に行うためには「理解」が必要とされるのでしょう。少なくともセラピストにとっては解剖学というのは臨床を行う上で(あるいは国家試験に合格するために)必要にして十分な知識を得ることに尽きるでしょう。

ところが私はどうもこれが不得手なのですよ。

なんとなく勉強の仕方が腑に落ちない。試験勉強のやり方ならわかるけれど臨床家としてそれでいいの?という声がどこからか聞こえてきます。

そんなわけで書店で解剖関係の書籍を見つけるとついほしくなって買ってしまいます。いかにも専門書、というのではなく学生向きの参考書とか一般向きの書籍が多いです。

先日買ったのは「カラー図解 筋肉のしくみ・はたらき事典」(西東社)と「トリセツ・カラダ」(宝島社)の二冊です。どちらも好著ですが特に後者はよかったです。「チーム・バチスタの栄光」の作者、海堂尊が中学生くらいの読者を対象に書いたもののようですが少なくともこの種の本の中では群を抜いたわかりやすさと面白さです。

著者は小説家兼現役の医師なのだそうでそういう才能には嫉妬しますね。学校時代にこの本に出会っていたならば解剖学に対するフクザツな感情を抱かないですんだのかもしれません。

ムシおじさんのないしょ話

今年も西淀川図書館で昆虫標本の展示をさせていただいてます。

昆虫の標本を集め始めて三十年ちょっと。たぶん私の人生で最も長続きしているもののうちの一つでしょう。
(次点が柔道整復の仕事、「ものを教えること」がそれにつづきます。)

高校を卒業してから標本屋さんに弟子入りしていたこともあります。昆虫標本のコレクションというのは歴史の長い趣味で海外にも専門のディーラーがあり、そういうところから標本を仕入れて販売する商売が存在します。

ご縁がなかったのか昆虫のプロにはなりませんでしたが趣味の方はどんどん嵩じていきました。「虫の死骸」に大枚をはたく、というのはなかなか理解しがたいことのようで家族にはずいぶん迷惑をかけました。

最近はTOMOも悟ったようで、展示会の際の標本の搬入など手伝ってくれます。

昔は標本屋さんからカタログが送られてきて、それを見て注文、という形で標本を増やしていったのですがここ十年くらいはインターネットで注文、あるいはネットオークションという形態が主流になりました。

もともと私はパソコン音痴だったのですが(講義のレジメもみんな入力してもらっていた)パソコンを使わないと標本が買えないわけで仕方なく操作法をTOMOに習い始めました。今とりあえずパソコンでブログが書け、メールでの患者さんからの相談に応じることができるのはひとえに虫(とTOMO)のおかげともいえます。

図書館での展示会の話でした。館長さんに「虫の話を子供たちにしてくれませんか」と言っていただきました。
嬉しかったですね。話をするのは好きだし、虫の話を人前でするのはワクワクします。でも、子供の前で話をするのは初めてです。ちょっと不安。

お話のタイトルは館長さんが考えてくださいました。「ムシお兄さん」はやっぱり無理かなぁ。
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プロフィール
HN:
かなや やすひろ
HP:
性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
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