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大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

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手技療法の可能性

手技療法はどんな症状に有効でしょうか?

思いつくのは肩こりとか腰痛、ひざの痛みなどでしょうか。

もちろんこれらの症状にも手技療法は有効ですがそれだけではありません。

たとえば耳や目の疾患。眼精疲労やこれに伴う頭痛なんかは手技で比較的簡単に治ることが多いです。なかなか治らなかった長男の滲出性中耳炎がクラニオで治った話は方々で書きました。

生理痛や便秘にも有効です。このようなケースでは骨盤のゆがみを整えます。

不眠症はワタシ、結構得意の疾患です。大体はクラニオが奏功します。

アメリカのカイロプラクティックやオステオパシーがそれ以前の手技療法と決定的に異なっているのは「運動器(筋肉や骨格など)を調整することで運動器以外の症状に対応できること」だと思っています。

カイロプラクティックの最初の症例は、頸椎の調整で難聴が治った、というものであったと言います。

そんな話を広島のふじわら医院の院長先生としていたら「前立腺肥大の患者さんに前立腺マッサージするのもそのうちに入るじゃろう」という話をされました。先生は泌尿器科の指導医ですからこちらは御専門です。

そうしてみると手技療法というのはずいぶんと応用範囲の広いものなのでしょう。実は手技療法の適応を狭く考えているのは専門家のはずの柔道整復師だったりして。

重要な注。前立腺マッサージは医師の資格がないとできません。どんな手技か調べてやろうと思ってインターネットで検索してみると軒並み風俗のサイトに行きつきます。難儀なことです。

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大学生8人に1人中退

今朝の新聞にこんな記事が載っていました。せっかく大学に入学しても中退してしまう学生が結構いるものなのですね。

ただ、記事に載っている「中退の理由」を見てみると「学習意欲の喪失」がダントツの一位です。

もちろんクラブ活動やその他の活動に精を出すこともできますし本をたくさん読むこともできます。とりあえずやりたいことを(親のすねをかじりながら)できるわけです。

特に「学習」した覚えはありませんが私も同級生たちも好きなことをして機嫌良く学生生活を送らせてもらいました。

卒業後は大学の専攻と必ずしも関係のある仕事についているとは限りませんが(ワタシは文学部国文学科卒)学生時代に経験したものがその後の人生の基礎になっていることは間違いないでしょう。

中には留年や中退をした仲間もいましたが、それはクラブ活動に熱中しすぎた結果であったりアルバイトで始めた仕事が学業よりも面白くなったり、といったことの結果でありました。要するにもっとやりたいことがあっての留年、中退であったわけです。

現在中退する学生というのはもともと「やりたいこと」が存在しないのでしょう。そんな風になった大きな原因は愚民政策のツールであるケータイ依存、ゲーム依存にあると考えていますがここでは触れません。

難儀なのが職業訓練の場である専門学校教育でも同様のことが起きつつある、という事実です。
現在、私が教えている学生の中にも明らかに「柔道整復師になりたい」意識の希薄な子がいます。

この間も驚いたのですが「卒業後はファッション関係の仕事に就くのが夢」という学生が現にいるのですよ。

それは講義聞く気にならんわ。

授業がわからん、というのならわかるまで教えます。講義の最初の時にいつも言っているのですが「講義を聞いていてわからない」のは教えている私の責任です。

今までサボっていたけれど何とか追い付きたい、というのならこれもとことん付き合います。必死になって勉強すれば案外間に合うものです。もちろんこれは「柔道整復師になりたい」という意志が前提となります。

別に柔道整復師にならなくてもいい、と言われると私にはなすすべがありません。

レースの骨盤ベルト

骨盤ベルトというのをご存知でしょうか。骨盤をゴムでできた弾力性のベルトで巻いてフラフープのように腰を回す運動をすると骨盤のゆがみが改善して腰痛その他の症状が治る、というものです。

時折このブログでも話題にする自然良能会の五味雅吉先生が考案されたもので、現在ではあっちこっちの会社から類似の製品が発売されています。

また、ゴムバンドを使った治療法そのものをあたかも自分が考案したものの如くに発表する医師や治療師が後を絶ちません。

まあ、それだけゴムバンド療法が優れているとの証明でもありましょう。実際家庭療法としても安価で簡単にできなおかつクラニオセイクラルの見地から見ても大変に優れた療法だと思います。

さて、生協のチラシに時たま興味深い健康器具が載っているのですがレースの骨盤ベルトというものが掲載されていました。

ゴムバンド療法の難点を強いてあげるとすれば見た目が良くないことでありましょう。生ゴムのバンドを巻きつけている姿は巨大な昆布巻きのように見えなくもない。特に夏場は薄着ですから目立つしそのうえ暑い。
あまり夏向きの治療法ではないように思います。

その点、レースであれば見た目にも違和感がないし涼しげです。最近は治療法もファッショナブルでないといけないのでしょう。

そういえばテーピングでも赤や青などの鮮やかな色彩のものが以前から販売されています。赤には興奮作用、青には鎮静作用があって慢性期と急性期で使い分けるという説明を聞いたこともありますが見た目の華やかさも大きな魅力であるに違いありません。

テーピングと言えばずっと以前の話。試合前日の高校生に当時流行の網目状のテーピングをしたのですが炎天下で試合している間にそこだけ日焼けしないで網目の跡が残ってしまったことがありました。

しばらく網目模様は残り、彼女には「網焼きカルピ」というあだ名がついてしまいました。ゴメン。

登校拒否?

朝、長男が突然「頭が痛くて学校に行かれへん」と言い出しました。

しんどい、とか頭が痛い、とは普段から時々言うものの「学校に行かない(本来夏休みなのですがお盆休みを除いて補習授業があります)」とは言わない子なので「何かあるな」と思いました。

とはいえ学校で何かあったとかそういうことではないようです。

とりあえず学校はちゃんと行ったのですが「頭が痛い」「なんかボーっとする」ということをしきりに言います。

こういうときにあれこれ話を聞きよりもカラダのゆがみを調べたがるのは難儀な父親なのですが想った通り目の使いすぎでした。

以前にもこのブログで書きましたが目を酷使するとなぜか股関節がちゃんと伸びなくなります。彼の股関節も屈曲したままになっていました。股関節が伸びないとお尻を後ろにつきだした状態になります。

学校に行きたがらない若者や子供を何人もみてきましたが彼らは一様にお尻を突き出し、それを代償するように顎を前に突き出しています。長男もまさにその状態。これでは気力もわかないでしょう。

勉強のしすぎであればいいのですが彼の場合は明らかにメールの打ちすぎでしょう。さらにそろそろ高三になって周りが受験モードになってきたせいで多少なりプレッシャーを感じているのかもしれません。それやこれやで体のバランスが崩れてしまったのでしょう。

いずれにせよ目の使いすぎが頭痛の原因でありさらに何だかわからない不調の原因であることは間違いないようです。

さて、治療です。実は以前に書いた光線治療器(カーボン灯、ドイツ光線)についてあっちこっちのサイトで調べているときに視床下部に光線をあてると心理的な要因が絡む疾患(登校拒否やEDなど)に有効である、という記事を読んだことがありました。

せっかくの機会?ですので光線療法を試みることにしました。

方法は簡単。目をつぶってまぶたの上から光線を照射します。まぶしいのを我慢しないよう、治療器との距離をあけ光の量を加減します。後頭部からと2台の治療器で前後から同時に照射しました。

照射すること10分。驚いたことに股関節がちゃんと緩んで伸びるようになっています。

背骨と骨盤を軽く調整してから「頭痛は?」とききますと「大分マシ」とのこと。

まぶたの上から照射した光線が脳の視床下部に届くのか、といった疑問もあるもののとりあえず長男のわけのわからん不調は改善しました。

これがそのまますべての登校拒否の子供さんの役に立つとは断言できませんが「体のゆがみへのアプローチ」が有効な場合もあるのではないかな、と思ったことでありました。

「光線療法」「カーボン灯」「サナモア光線」などで治療院を検索すれば全国にこの治療法を行う治療院は見つかると思います。

記念写真

このあいだTOMOの実家に行った時の話。姪に虫歯ができて歯医者さんに行ったら「記念写真」を撮ってもらったのだそうです。

大きく口を開いて虫歯の処置をしてもらっているところを正面から一枚、という感じでひょっとすればお母さんは喜ぶかもしれません。

最近は歯科医院とか小児科では子供が来院しやすいようにということで来院のたびにシールをくれたりガチャポンをさせてくれたり色々なサービスをしてくださるそうです。

経営努力、なのでしょう。医療だってサービス業なのだから経営についていろいろ考えるべきだしその一環として子供が来やすいような工夫をすることもあるいは必要なのでしょう。

でも、「記念写真」というのはどんなもんでしょうか。

たとえば整骨院には肘の抜けた子供の患者さんが時々見えます。子供のひじ関節は構造的に抜けやすくなっていて急に手を引っ張った時に亜脱臼を起こします。肘内障、という名前が付いています。

手を引っ張った際に突然子供が痛みを訴えて泣き出すのですから親御さんはびっくりします。

あわてて整骨院に連れてこられるのですがこの肘内障、比較的簡単に整復できることが多いです。

それでももちろん整復するときは緊張しますし他のけが(鎖骨が折れた時も同じような症状になります)との鑑別も必要になります。

もしその際、親御さんが一部始終をビデオで撮影しようとすれば私はお断りするでしょう。もちろん記念撮影をするだけの余裕もありませんしそんなことを考えたこともありません。

たとえば、ですよ。何かで手術を受けて開腹中に記念写真を撮ってもらおうかと思いますか?

人の体を預かる、ということはその人の命と対峙することです。それは医師であろうと歯科医師であろうと柔道整復師であろうと同じ事です。患者さんの命の重さは同じなのだからこの点についてはすべての医療資格に違いはありません。


 

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プロフィール
HN:
かなや やすひろ
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性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
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