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大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

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虐待と柔道整復師試験

虐待を受けている子供は虫歯の数が多い、と言うニュースがヤフーに載ってました。暴力ももちろんそうですが子供を放置するのが最近の虐待の傾向だそうですからそういうこともあるでしょう。

さて、柔道整復師の国家試験では「柔道整復理論」と言う科目があります。もともと「ほねつぎ」ですから骨折や脱臼に関する問題が多いのですが、こんなのがあります。

「肋骨骨折が小児に発生した場合、虐待を疑う」   答えはマルです。

肋骨は小児では弾力があって普通骨折しにくいので、発生した場合は普通ではない事態が考えられます。当然虐待も考慮に入れなければならないでしょう。

「小児の多発骨折(二本以上の骨が同時に骨折する)は虐待を疑う」  これもマルです。

子供の骨は弾力があって折れにくい、ということのほかに右手と左足と言った具合に同時には発生しにくい骨折があるのも、虐待を疑わせる所見となります。そのほかにレントゲン写真の所見で新旧の骨折が混在している例(これは私たちには判断できかねますが)と言うのも虐待による骨折の特徴です。

つい最近、うちの近所で虐待による痛ましい事件がありました。被虐待児症候群なんてことをを学生に教えながら、なんか無力感にとらわれます。
 

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国保審査会が審査体制強化(どうぞご存分に)

四月三十日付で愛知県の柔道整復師が療養費の受領委任(健康保険取り扱い)を取り消されました。またまたいつもの不正請求か、と言うと今回は少し様子が違うようです。

この柔道整復師は療養費の対象とならない肩こりや疲労回復のマッサージを「転倒による打撲」に対する治療と偽り保険請求をしていたというものです。

私の所属する地方社団の「保険部だより」にはこれだけしか載っていなかったので詳細は違うのかも知れません。ただ、従来このようなケースでは「不支給」(要するに健康保険の対象外なのでお金は払いません)の決定で一件落着となっていました。

復習しておけば柔道整復師が保険取り扱いをできるのは「脱臼・骨折・打撲・捻挫」であってそれ以外の傷病は対象となりません。柔道整復師には診断権がありませんから「急性、外傷性のものに限る」という但し書きがあります。

保険取り扱いの対象以外の傷病を保険請求してもお金にはならない、これだけの話のはず、だったのです。

他に何かの事情があったのかけがの原因を偽ったことが問題視されたのか。不正の肩をもつつもりは全くありませんし慰安娯楽の手技に保険を使おうという了見は許しがたいと思っています。ただ、世の中には見解の相違と言うものがあります。誤解だって当然あるでしょう。

保険を取り扱いをしていた頃はやっぱりこの「見解の相違」でもめました。こちらの言い分が通らないことももちろんありました。それでも「不正」とは全然別の次元の話でした。

さて、東京の国保審査会が柔道整復師のレセプトの審査体制を強化する、と言う話が伝わってきました。結構なことです。もう一回同じことを書きますが慰安娯楽のための(ちょっと肩凝ったから揉んで、といったたぐいの)施術に保険を使うのは反則です。そして、審査されるのが困るような請求はするべきではありません。

そういう輩には柔道整復の世界から直ちに退場いただきたいものです。ただし、このニュースに過剰に反応して柔道整復師が委縮してしまえばこれは自ら不正していました、と言っているようなものです。

もし何か疑義があっても柔道整復師がきちんと主張できるように、そのための審査会でありますように。


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風評被害?

広島市のふじわら医院様へクラニオのセッションに出かけてきました。「新型インフルエンザ汚染地区?」の大阪から出かけてゆくのですから感染を恐れて予約をキャンセルされる方が多いのかと思いきや、キャンセルそのものが一件だけでした。

新型インフルエンザについては患者さんとの話題に上ることも多かったですが、あまり神経質になっておられる方はいませんでした。県民性によるのかも知れませんが関西地方の連日の大騒ぎは確かに過剰でした。ただし、マスクが店頭から姿を消しているのは広島も同じことでした。一説によれば問屋やメーカーの在庫がみんな関西に行ってしまったから品薄になったのだそうです。

県民性、と言えばセッション終了後、院長先生と番ご飯を食べに行くのですが広島の飲食店は店の中にテレビを置いているところがとっても多いです。木曜日の九時前後なので、野球をやっていなければ「ケンミンショー」を流しているところが多いです。嫌いな番組ではないのですがそれほど大笑いするようなものでもないでしょう。

ところが、なぜかこれを見ている広島県民は大爆笑。本当に笑い転げて観ている人を目撃したこともあります。

広島県民の笑いのツボに、ピタリとはまる番組なのでしょう。爆笑が起きるのはたいてい大阪人が出てくるコーナーで、大阪人の私は複雑な気分ではあるのですが。


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脳を活性化すると痩せる?

脳を活性化することによってダイエットする、というCDを買ってきて聞いています。本当に聴くだけで努力は全くいらないそうなのでどんなものか効果を楽しみにしています。

いまのところ(聞き始めて八日目)そんなに変化はないようですが無茶苦茶によく眠れるようになりました。
寝つきはよい方なのですがこんなに熟睡するのは久しぶり、と言う眠り方が毎日続いています。

二枚組のCDで、一枚は「脳を活性化して脂肪を減らす」。もう一枚は「腹の脂肪を胸に移動させる」とあります。女性ならバストアップはうれしいでしょうが、私がこれを聴けばどうなるのでしょうね。


 

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自称

どこかの県知事が「剣道二段である。」と言っていたのが実は免状を持たない「自称」であった、と言うニュースがありました。行政の手腕と剣道の腕前はそんなに関係あるまい、と思うのですがどんなもんでしょう。

「自称ナントカ」は治療院業界でもたくさんあります。よく見るのが「自称ナントカ博士」。これは実体のない海外の大学から学位を買う、と言う遊びです。時折私のところにも案内が来るのですが、博士号の響きに心をくすぐられる人も多いのでしょう。

経歴に海外の大学の博士号のある治療師には割合これが多いです。(もちろん海外の大学をちゃんと卒業しておられる方も特にカイロプラクティック関係にはおられますがまだ数百名にならないでしょう。)

学歴を金で買う、と言う言い方には非難の響きがありますがそれで自分が満足できるのならいいじゃあないですか。実際にはその「学位」があるからといって大学の先生になれるわけでなし、(ナントカ大学名誉教授という肩書も売られていたりはするそうですが)せいぜいが患者さんや弟子に自慢できるくらいのものです。かわいいもんじゃないですか。

大体こういうことにおカネを使おうとする根本のところには正当な(?)医療に対するコンプレックスが潜んでいるように思います。そうしてそれは私にも当てはまる部分があると思います。私は柔道整復師を自分の天職として大切にしていますが、たとえば柔道整復師の免許を医師免許と取り換えてやろうか、と悪魔に言われて「NO」と言う自信がありません。少なくとも「人は医師のみが治すにあらず」と言いきることはできないでしょう。
まあ、実際にはあり得ない話なのでどうでもいいことなのですが。

ただし、このコンプレックスが私の治療師としての原動力になっているのも間違いのない事実です。

願わくば、「医療」にしっぽを振って患者さんに背を向けるようなことのありませんように。




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プロフィール
HN:
かなや やすひろ
HP:
性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
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