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大阪市西淀川区にあるクラニオセイクラル専門の整骨院院長のきまぐれ日記

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人を呪わば穴二つ(ぎっくり腰の顛末)

にほんブログ村のランキングに参加しています。カウンターの数字とランキングの順位とが一致していない様に思いちょっとランキング参加を中止したところわずか数日で面白いほどランクが下がってしまいました。疑った私が間違っていました。ゴメン。

おとといの夜、床に落ちたものを拾おうとかがんだ拍子に腰に違和感を感じました。こういうときは無理に腰を伸ばさずにしばらくじっとしていて、数分後におもむろに腰をのばすようにしないとそのまま痛みが出て動けなくなることがあります。

患者さんにはこういって説明をしている私ですが「このくらいなら大丈夫だろう」と思って腰を伸ばしたとたん、左の骨盤に痛みが走って動けなくなってしまいました。ひょこひょことペンギンのような歩き方で居間に戻り、TOMOに骨盤を矯正してもらいカーボン灯を照射して激痛は何とかおさまったのですが腰を伸ばそうとするとまだ少し痛い。

翌日は広島のふじわら医院様でのセッションの日でした。クラニオの施術中はずっと座ったままだったので全然痛くはなかったのですがほかの手技をするときに立ち上がり際、ズキッと響くのにはまいりました。痛みそのものは大したことないのですが商売柄「腰が痛い」とは言いにくいじゃありませんか。

今日は専門学校で講義の日です。立ったままで九十分なので腰がしゃんと伸びないと困ります。ぎっくり腰で大まかの痛みが去った後、腰を伸ばしたときの痛みだけが残ることがあります。これは腸腰筋と言う筋肉の緊張が残っているためです。この筋肉は腰椎から骨盤の内側を通って太ももの骨(大腿骨小転子)にくっついています。

骨盤の中を通っている筋肉ですから体表からの手技は使えません。こういうときはマッスルエナジーという抵抗運動を使って筋肉の柔軟性を回復させます。TOMOに手伝ってもらいじたばたと運動しながら筋肉を伸ばしていきます。

一通りの治療が終わって腰を伸ばしてみても、もう何ともありません。

機嫌よく講義に出かけることができました。

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マスク

メキシコで豚インフルエンザがヒトにも感染、徐々に広がっているのだそうです。日本でも警戒の必要があることは勿論でありましょう。メキシコに工場を持つ日本の家電メーカーなどでは従業員にマスクの着用を呼びかけている、とニュースで言ってました。

インフルエンザの予防にマスク着用って、それ小学生でもやってるやんとお思いの方は多いでしょう。ところが海外生活が長い方に聞くと、街中でマスクをしている人と言うのは欧米ではいないそうです。

マスクと言うのは医師が診察の時にするものなので一般の人間がしかも街中でマスクをしているのは向こうの人にとっては異様な光景にうつるんだそうです。関西では昨冬、インフルエンザの流行時に街中でマスクをしている人が目立つ、といったレベルでしたが東京ではほとんど全員がマスク着用だったそうです。(実際に見たわけではありませんのでひょっとすると正確ではないです)

それは欧米の人にとっては町じゅうの人が白衣を着ているような光景に映ったのかも知れません。ちょうど、全身白装束の人々が話題になったときにわれわれが感じたような違和感を欧米の人たちは日本人のマスクに対して感じているのかも知れません。

私はセッションの間はマスクを着用します。あおむけに寝ているクライアントの顔に自分の息がかかるのを防ぐためです。ただし、以前にも書きましたように白衣は着ません。理由は白衣さえ着ていればだれでも医療関係者のような顔ができる日本の現状が気に食わないからです。 にほんブログ村 健康ブログへ
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クラニアルのセミナーやります

最近はそうでもありませんが以前はいろんな治療法のセミナーへ行ってました。ためになるものもあれば臨床の場へ持ち込むレベルに至らなかったもの、つまらなかったものももちろんありました。あるセミナーではあまりのつまらなさ?に会場が暴動寸前の不穏な空気に包まれたこともありました。

受講していて腹立つのは内容の出し惜しみをする所。ここから先は上級者向けのクラスでお教えしましょう、と言うやつですね。セミナーだけで伝えられるようなレベルの治療法ではないと言い切った主催者もいました。それならなんでセミナーするねん、と大枚を払いせっかくの休日に時間の都合をつけてきた受講生は思いますよねえ。

せっかく参加するからには一通りの技術を身につけて翌日からの臨床に使えるようでないとセミナーの意味がないですよね。そんなわけで私のセミナーの宣伝です。勤務先のひとつ、アムス柔道整復師養成学院の校友会が主催しています。

7月5日大阪谷町4丁目の同学院にて超初心者向きのクラスを行います。その他にも基礎クラスや上級クラスの予定もありますのでご興味のある方はのぞいてみてください。

詳細はこちら http://ameblo.jp/ams-osaka/entry-10237611266.html

もはやこれまで?(おつむの中身が見てみたい)

きょうもまた、柔道整復師が保険で不正請求のニュースが新聞に載っていました。不正請求の手口はいろいろありますが今回のはちょっと想像を超えています。

不正が発覚した大阪市の柔道整復師は05年から08年までの間療養費を架空請求していたのですが(実際には施術していないのに保険請求だけを行っていた)なんとこの男の整骨院は05年の間に閉院していたのです。すでに消滅している整骨院がレセプトを出していた、と言うことになります。

自分の接骨院に実際には通院していない患者さんが通院していたようにごまかすのが普通の架空請求なのですが、その接骨院も実在していないというのですから驚きです。架空の接骨院に架空の患者さん、いってみれば「スーパー架空請求」とでもいうべき手口です。

ふつう、何かをごまかしたりズルをしたりするときはばれない様に行うでしょう。あるいは「このくらいならばれないだろう」と考えてズルをする、と言うのが正確かも知れません。

この柔道整復師、本当にばれないと思ってやっていたのでしょうか?

しかも不正請求額が三年足らずで二百数十万円。これだけの不正で五年間の保険取り扱い停止。しかも場合によっては免許の取り消し処分の可能性だってあるのです。どう考えても割に合わないと思います。

業界のモラルの低下を嘆くより、柔道整復師の保険取り扱いの将来を憂えるより、この男のおつむの中身が心配です。ひょっとしたら何かでヤケを起こしてこんな暴挙に出たのでしょうか。それとも柔道整復師の保険取り扱いを阻止しようとする秘密結社か何かがあって、そこの手先だったりするのでしょうか。

そんなことを思わず考えてしまうほど、突拍子もない事件でした。お利口なみんなはマネしないでね。 にほんブログ村 健康ブログへ
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柔道整復師は過剰か?

ニュースによれば私立大学歯学部の六割が定員割れなのだそうです。理由賭して歯科医師の過剰が挙げられています。歯科医院の数は「コンビニエンスストアより多い」のだそうで以前のような高収入が望めないのが歯科医師を志望する学生が減少した理由である由です。

実際、最近の歯科医院経営と言うのは大変だそうです。子供時分に通っていた歯医者さんはものすごく混んでいました。そしてずいぶん痛かったしおっかなかったです。歯を削る「キーン」と言う音と神経に響く痛み、それに「あーもう、じっとしとかんと治療できへんワ」と舌打ちせんばかりに言い放つ歯科医師の言葉はトラウマの三題話のように私の脳裏に残っています。

高校三年生のとき、右の奥歯が虫歯になり治療してもらいました。その後、十年に一度くらい詰め物が取れますので歯科医院に行って詰め直していただくのですが行くたびに先生が優しく親切になっているのを実感しました。

そして、数年前、その歯が強烈に痛み出しましたので近くにできたばかりの歯科医院に出かけました。普段教えている学生と変わらないくらいにしか見えない若い先生はそれは丁寧に診察した上で現在の歯の状態やら治療方針やらを懇切丁寧に説明してくださいました。歯を削るときに麻酔をされるのも初めての経験なら注射の間に「星に願いを」のメロディーが流れるのにも感心しました。

ほとんど痛みを感じることなく治療は進み、歯茎がはれてぐらぐらしていた奥歯が痛くもなんともなくなり普通にものが噛めるようになった時、私は心底感激しました。

もちろん医学の進歩やインフォームド・コンセントの普及と言ったこともあるのでしょうが子供のころ感じた歯医者さんに対する恐怖感と言ったものは全くなくなってしまいました。そこの歯科医院では子供の患者さんもたくさん来ていましたが泣いている子を全く見ませんでした。

医療をサービス業とみなす考えには異論もあるでしょうが従来痛い、怖いだった歯科医院での治療が苦痛なしに(それどころか快適に)受けられるというのはまぎれもなくサービスの向上でしょう。そして、それが歯科医師の過剰によって競争原理が働いてのことであるならばそれは患者である我々にとってもいいことだと考えます。

さて、翻ってわが柔道整復業界です。サービスの向上は心がけていらっしゃるところが多くなっているのはよく聞く話です。ただ、治すという根本的なサービスがまったくできない(考えてもいない?)ところも多いようです。数が増えようが競争原理でサービスが向上しようが肝心の「治す」ことを忘れていたのでは存在価値はありません。
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プロフィール
HN:
かなや やすひろ
HP:
性別:
男性
職業:
柔道整復師
自己紹介:
大阪市在住。医療系専門学校で教えるかたわら自宅兼のちっこい治療院でクラニオセイクラルのセッションを行う。好きなこと:講義すること、治療すること、飲むこと。嫌いなこと:お医者さんごっこ
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